R100T
last updated : June 9,2004

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BXに乗り出してすぐ、友人のお父さんのグループにツーリングに連れて行ってもらいました。そのグループ内
では、何台かBMWがありまして、こりゃ車みたいな音してるな、いずれ自分もオッサンになったら乗りたいな、と
感じました。それから少しして、どうせ乗るんやったら大きい方がいいし、限定解除するんやったら若いうちやな
と思いまして、学生の時に試験場に通って限定解除もしました。今でしたら教習所で難なく取得できるらしい
んですが、当時は必ず試験場で技能試験に合格しなくてはなりません。それ専用にわざわざヘルメットのシールドを
クリアのものに付け替え(心証を良くするため)て、苦手の一本橋も近所の駐車場の白線で練習して、試験に臨んだ
ことを思い出します。400以上のバイクに乗ったのはその試験の時だけ、合格した後も特に乗り換える気もなく
そのままでした。

がて日は過ぎ十数年、ふと「バイクにまた乗りたいな」と思い立ちました。最初はMVX250とかKH250なんかが
手軽で車検もなくていいなと思って物色してたんです。KHはともかくMVXは全然人気がないようで、かなり安く
入手できそうな気配濃厚だったんですが、オークションの出品が近所ではないとかでチャンスがなかなかありません。
そのうちに「昔乗りたかったCB750F(BかC)がえぇな」と思いだし、方針変更。ところがこちらは程度の良いものが
簡単には出てきません。おっと思ったものは既にかなりの値が付いてたりして、うまくいきません。
(余談ですが、この車種選択の偏り方はやっぱしおかしいでしょうか?(^^; )

 そんな合間にふと見たBMWのカテゴリで、これを発見しました。お、珍しいカウルなしモデル! しかも安いぞ。
なんと出品は大阪! どうせいずれ乗りたいと思うてたんやったら、すでにオッサンなんやし、これにしとこ!
間違いなく衝動買いです。大した検討もせずに仕事中に携帯電話から入札、無事競合なしで落札しました。

 名義変更は昔やったことがあっただけで忘却の彼方だったんですが、陸運局へ行って見本を見ながら適当に
書類を作成して提出。ナンバープレートの変更もなかったので手数料もいらず、書類の記載漏れも親切に教えて
もらえて、無事完了。初めてでも一時間もあれば完了するでしょう。二輪は四輪と違って実印がいらないのは
助かります。(April 2004)


引き取ってまいりました。


携帯電話で撮影。








もう5万キロも走ってます。(これは別の日にデジカメで撮影したものです)


携帯電話ですので写りが良くないですがお許しを。


月には車検です。どうしようか迷い中なんですが、とりあえず簡単な整備だけでもやっておこうと
思い立ちました。オークションで整備書(英文)を格安にて入手、これがあるとないでは全然違います。
(May 2004)


まずはプラグを点検。なぜか左はB6ES、右はBP7ESがついていました。焼け具合はなぜか6番(左)の方が
くすぶってる感じですが、左右で違うのは理由があるにせよ気に入らないので、交換します。どうせトロトロ
しか走りませんので、こんな高い番手の必要もありません。近所の某ホームセンターでBP5ESを2本買ってきて
入れました。2本で750円! ねじ部にはご丁寧に導電性の焼き付き防止剤も塗布して…気休めですけど。
今のところあんまり乗ってないので焼け具合は確認していませんが、順調です。


次に吸排気弁の隙間(バルブクリアランス)を見てみました。マニュアルによれば冷態時に吸気0.10mm、
排気0.20mmとのことなんですが、左右の吸気側と左の排気側が少しずれていました。それにしても昔の
バイクですね。軽量化できそうなところがいっぱいです。(なんせ25年前のバイクですから)


写真では見にくいのですが、点火時期も簡単に調べられます。バイクでこういう目盛りがついてるのは
珍しいんではないでしょうか。幸いばっちり合っていました。


これはちょっとしたいたずら、バッテリと並列にいくつか容量の違うコンデンサを接続すると、回転ムラ
などが改善されるとの闇情報を確認したくてやってみました。結果は…よく分かりません(^^;

 あとはオイル交換はもちろん、キャブの分解整備をまずやりたいところです。でもそれまでに車検を迎えて
しまいそうです。

検を受けてきました。いわゆるユーザ車検です。(June 2004)
 ユーザ車検といえばこれまた10年以上前、乗用車とかワンボックスカーとかで数回受けたことがあるんですが、
もうずいぶん前の話ですし二輪は噂で聞いたことがあるだけでした。まぁたいしたことはなかったなという
遠い記憶と、ネット検索して得られる情報を頼りに受検してみたという次第です。

 いくらなんでも突然行ってはい受検は無理と思い、時間のあるときに書類をそろえるついでに陸運局(運輸局)
へ行ってみました。まず書類は何とか協会のおねいさんに「二輪の継続検査の書類を一式下さい」と言えば
分けてもらえます(一式65円)。そして申請窓口に「ユーザ車検受付」というところがあるので、そこで正直に
初めてなのですが、と言いますと、親切に教えてくれました。和泉運輸支局では二輪は午後からのみ、しかも
当日いきなりというのは無理で一週間前から予約しなくてはならない、とのこと。その場の端末機で予約しても
いいんですが、日を検討したいのと検査証が手元になかったのとで、後から電話で予約することにしました。

 その間に整備を…一切しませんでした。まぁ落ちるとすれば光軸のところですが、これは夜走ったときに適当に
「対向車の迷惑にならない角度」にあわせてあればいいと思います。ちょっと下を向き過ぎてたので上げなおし
ましたが、車検対策と言えばそれだけでしょうか。あと気になるところは、前タイヤの溝は残っているものの
ひび割れが見られるのと、シートの取り付け金具が一つ脱落してて、シート自体がぐらぐらするっていうところ
でしょうか。後者はタンデム用のバーごとぐらつきますので、指摘されればかなり難儀です。タイヤももちろん
結構な出費になるんですが…まぁ言われればその時に考えるとします。

 そして当日。近畿地方も梅雨入り宣言があったところなので嫌やなと思っていたのですが、幸い太陽が出ています。
運輸局の入り口にある何とか協会で自賠責の更新(24ヶ月で18,440円)をし、こないだ書類を分けてもらった別の
何とか協会で重量税(5,000円)と検査手数料(1,400円)の印紙を購入します。用紙は?と聞かれましたので、もう
書いてきてある旨を告げますと、こちらが素人だからでしょう、ちゃんと貼り付けまでしてくれました。そして申請窓口で
書類提出。ここでこのページをご覧いただいていますみなさまに一つ情報を。普通の乗用車の場合、同じ敷地内に
府税事務所の出張所があるのでいいのですが、二輪の場合毎年四月の軽自動車税は各市町村に納めています。
ですので、納税証明は車検受けまでに揃えておかなくてはならない、と言うことです。これは事前に説明を受けたときにも
念を押されました。自分の場合はややこしいのが嫌なので、納税したときの紙片をなくさず保存してありました。

 書類は何の問題もなし。午前終了ギリギリに書類を見てもらったので時間が少しあります。ユーザ車検受検者用に
コース説明のビデオ(DVDでした)が用意されてましたので、お願いして見せてもらいました。結構パパッと説明
されてただけでしたので不安いっぱいでしたが、まぁ何とかなるかと半分開き直りでした。そして昼一番で早速
コースに並びます。心拍数が徐々に上がってくるのが分かります。前に二台、慣れてそうなお兄さんと不慣れそうな
お兄さんが並んでました。お兄さん方の話を盗み聞きしてて気づいたのですが、なんと自分のバイクもスピードメータの
検出は後輪でやってるんです! いやぁ知りませんでした。二輪なんて全部前輪でやってると勝手に思いこんでましたが、
それは小さいバイクだけだったようです。お兄さん達がいなければ、コースでもたもたしているところでした。何しろ
設定のデフォルトが前輪になっているようで、コース進入時に後輪の選択ボタンを押さなくてはならないからです。
いやぁ良かった良かった。あとは流れに従って、

ローラに前輪を乗せて、前ブレーキの検査…表示に従ってブレーキを離す・かける
 ↓
ローラに後輪を乗せて、スピードメータの検査…40km/hの指示になったらフットスイッチを離す
 ↓
そのまま後ブレーキの検査…指示に従ってブレーキを離す・かける
 ↓
停止線まで出てライトの検査…テスタが横から出てきますので、ハイビームのまま待機

自動のラインはここまでです。この間にも検査員のお兄さんが車体番号などをチェックしています。幸いライトも含め
○ばかりでした。さらに前へ出て検査員さんのチェックです。ホーン、前後左右の方向指示器、あと何があったかな。
そうそう、申請書の記載もそうでしたが、ここでも走行距離をチェックされました。その時は特に気にもとめていません
でした…というかタイヤ・シートを指摘されへんか、そればっかり心配してました。ラインでブレーキテストを受けてる
時でしたか、検査員のお兄さん達が「おぉ、ビーエムやん」って言いながら眺めていたのは覚えていますが、それだけに
変に注目されたら嫌やな、とそればっかりでした。前の二台はいずれも国産車で、あっというまに検査を終えて
コースから消えてましたから。ですが、そのような心配をよそに、何の指摘もなく無事検査合格。いそいそとコースを
あとにしたら、さっさと窓口に書類提出です。一分もしないうちに呼ばれ、晴れて新しい車検証とステッカーをもらう
に至りました。


これが新しいステッカーです。今までと少しデザインが変わっています。(四輪と共通です)


新しい車検証、こんなところに走行距離の記載があります。メータを巻き戻して再販の詐欺行為が後を絶たない
からでしょうか。

 いやいや、こんな感じで所要時間は事前の調査も含めて一時間ほど、難なく通ってしまいました。普段から自分の
車やバイクを触っている人で、平日に休める人なら、自分でチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。
もちろん、車検に通ったと言っても単にその時点での適合性を証明されただけですので、日々の点検整備はしっかり
やっていかなくてはなりません。


今後の懸案事項です。


キャブから少し燃料漏れしています。分解整備したいですね。



右のパニアケース、なんと穴があいてます! 底にもひび割れ発見! う〜ん、新品は高くつきそうですし、
どうしたものか…。