くるま  Last update:Sept.7,1997

自分の車や単車をごそごそさわるのも趣味の一つなんです。

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ブレーキパッド交換

移動兼用車のフロントのブレーキパッドを交換してみました。ブレーキパッド交換は
5年ほど前に世を忍ぶ車で一度やったことがあるだけだったのですが、ポイントを
外さなければ案外簡単にできるものです。

注意!! ブレーキは人命に直接かかわる最重要部分です。自信と責任の持てない方は、
決して真似しないで下さい。いかなる結果にもワタクシは一切関知しません。
オイル抜き まずブレーキオイルを少し減らします。それまでの整備状況にもよりますが、
途中でブレーキオイルを補充したり交換していると、必ずこれが必要です。
目安としては、とりあえずMINラインまで抜けばよいでしょう。あとでMAXまで
戻せるように、きれいな容器にとっておきます。→注意!絶対にこぼさないように
しましょう。塗装などがかなり激しく傷みます。またオイルに埃や水分を混入
させないようにしましょう。(ホントは同時にブレーキオイルの交換もしてやれば
いいのですが、レーサでもないので今回は省略しました)
ジャッキアップ 次に車をジャッキアップして、交換する側のタイヤをはずします。この状態が
続くので、車体の下にブロックなど「ウマ」を入れておきましょう。どんなタイプ
でもジャッキは必ず下がってきます。しかも力を入れる作業がありますので、
十分注意しておきましょう。手頃なものがないので外したタイヤを入れておきまし
たが、ホイルがゆがむ可能性があるのでおすすめはできません。それからジャッキ
アップ中は極力ドアの開け閉めは避けましょう。モノコックの車ならなおさらですね。
キャリパー外し キャリパーを外します。車種によっていろいろだと思いますが、たいがいはこの
ようにボルト2本で止まっています。このボルトが堅いので、力を入れすぎて車
を倒さないように注意! ホイルナットと違って逆ネジになっていることはまずない
と思います。あっ、スパナやモンキーはやめておきましょうね。
ピストン押し出し キャリパーを外してしまう前に、写真のようにゆっくりこじてピストンを縮めて
おきましょう。当然ながら新しいパッドは厚みがかなりありますので。必ず無理
しないでじわじわと押しましょう。またピストンの片側だけでなく、四方まんべん
なく押すようにしましょう。だめならせめて上下の2点ででも。
外したキャリパー 外したキャリパーは、ブレーキホースを傷めないような姿勢で置きましょう。この
時にも車の下に置いたウマが役に立ちます。
パッドを外す ここまでくればパッドが外れます。押さえの薄い金具の入り方を良く覚えておき
ましょう。まぁたいがいは入る方にしか入らないと思いますが。またパッドにも
向きがある場合がありますので注意しましょう。
パッド この車の場合も向きがありました。パッドが減ってきたらキーキー鳴る「鳴き板」
がついているのですが、鳴きだしてからずいぶん走ったので、その鳴き板がすっ飛んで
しまっています。(^^; 写真は左側が新品。
パッド取り付け パッドホルダの埃を取ってパッドを取り付けます。ブレーキクリーナという専用スプ
レーを使う人もあるようですが、ブレーキに脂気は気が進まないので、ワタクシは乾
いたウエス派です。押さえ金具、パッドの向きに注意しましょう。また、パッドのあ
たり面は面取りする(角をとる)べきだというご意見もあるようですが、その点は気に
しないでいいと思います。
ピストン戻し2 ピストンの戻しが足りない場合は、こうやって戻してやりましょう。今回も予想外に
減っていたようで、戻しが全然足りませんでした。このときブレーキオイルがあふれて
こないか、注意しておきましょう。
キャリパーをつける キャリパーを取り付けます。2本のボルトにはグリスがついているはずですが、
これが切れている場合は補給してやりましょう。ただしつけすぎは禁物です。
それとボルトの締め過ぎやホースのねじれにも注意。
ホイルをつける タイヤをつけて片側完了です。オットその前に、ホイルナットの締め過ぎにも注意
しましょう。普通の男性が普通車のホイルナットを締める場合、体重をちょっとかける
くらいで充分です。足でぐいぐい踏んづけるなんてもってのほか。もちろん対角に
順番に締めていくのも基本ですね。
反対側 反対側も同様に作業します。くれぐれも慎重に!
走る前に!! 反対側が終わったら、感触が戻ってくるまでブレーキペダルを何度か踏みます。そして
ブレーキオイルをMAXまで戻します。今回の場合去年の車検でディーラーが馬鹿みたいに
たくさん入れていたので、フィルムケース7分目で4本抜いて1.5本戻しました。
試乗 これが終われば、いよいよ試乗です。周りに何もない安全な場所で、ゆっくりスタート
してブレーキを踏み、を何度か繰り返して様子を見ます。足の感触に違和感はないか、
窓を開けておいて異音は聞こえないか。
その後 無事終わっても、しばらくはブレーキに注意しながら走りましょう。過激に走るには
1,000キロほど走ったあとでホイルやキャリパーの増し締めを確認してからの方が
無難でしょうね。新しいパッドの表面は、あまり効かないものだそうですし。
今回の車も、300キロ過ぎてからまともに効きだした感じです。

デフオイル交換

移動兼用車のデフ(ディファレンシャル・ギア)オイルを交換してみました。
日頃まずしろうとが触るところではありませんが、簡単にできます。

注意!! 廃油は定められた方法で処理しましょう。
オイル抜き オイルを抜きます。たいがいは径の合ったボックスレンチが必要ですね。
ドレンプラグ1 ドレンプラグはマグネット式になっていて、鉄粉が写真のようにてんこ盛りに
なっているはずです。きれいに掃除しましょう。
ドレンプラグ2 清掃後です。全然違うでしょ? 滅多に弛めることもないので、銅パッキンも交換
しておきました。
オイル注入 新油を入れます。こんなのがないとちょっと難しいでしょうね。あと量は注入口
からあふれ出すくらいでちょうどです。この車の場合950ccというところで、足り
るかどうか冷や冷やでした。マニュアルにちゃんと量まで書いといて欲しいもの
です。



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