mystic (MAC)
last updated : April 14,2002


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もう何年前でしょうか、もちろん
imacなんてまだ出現していない頃
です。MACやったらやっぱり
カラクラやなと少し思っていた
ところに、小学校で使われていた
らしい物が放出されてるよ、と
友人から連絡が入りました。確か
送料込みで15000円やったかな?
勢いで迷わずゲットでした。

ちょっと写真が暗いですが、下記の
改造を終えて動作したものです。
現在でも通じるデザインはいい
ですね。
ここには写ってないんですが、
外付けの2倍速!CD-ROMドライブ
もあります。同じ友人から譲って
もらったもので、遅いけどブート
可能な貴重品なんやそうです。
もちろん意匠箱に入っているはずも
なく、ドライブむき出しですぞ(^^)

当時すでに純正そのままではスペック的にとても現用できるものではありませんでした。
そこで、その友人にLC575ロジックボードを譲ってもらい、ごっそりと中身入れ替えです。
詳細は忘れたのですが、入れ替えただけではOSが認識しない(存在しないマシンなので)
ので、ネットを参考にしてVGA化もしました。確かアナログ基板で一部パターンをカット
したりしたような記憶が…。なにぶん昔のことなので忘却寸前なのですが、そんなに苦労
しなかった記憶があります。もちろんブラウン管周りの高圧部分には要注意、ですね。



同時に、例の高価な角形特殊バックアップ電池も容量チェック以前に取っ払ってしまい、
単5×3をご覧のようにクロックアップ用の発振子とともに別基板に載せてみました。
実は純正同様両面テープで留めてあるだけなんですが、意外にスマートに収まっているでしょ?
あとはVRAMを256kBから1MBに載せ換え、メモリも上限の32MBを追加しました。残念ながら
HDDはカラクラ純正のまま(確か130MB?)で、ソフトはメーラとブラウザくらいしか入れてません。
さすがにこの改造をしてもスペックはまだまだで、ブラウザなんてはっきり言って使う気に
なりません。遅すぎ…(^^;

それでも、子供向けの教育ソフトなんかは普通に走り、その点ではなかなかのものです。



一つ前の写真でもおわかりのように、33MHzの68LC040を42.1MHzで動かしています関係上、念のため
CPUクーラにファンがついた物をつけてみました。486のネーミングが…ですが(^^; まさかMAC
でファンの騒音がバリバリなんてのはナンセンスなんですが、幸いそれほど高性能でないファン
のためか、ほとんど気になる音は出ていません。動作時は電源部のファン音が気になる程度です。



その後つい先日、68040RC33B(FPUつき33MHz)をオークションでゲット(※注)し、また別にゲットした
mysticで動作するかも知れない容量である64MB-SIMMも載せてみたのがこの写真です。当然CPUは何の
問題もなく動作したのですが、残念ながらメモリは上限の32MBしか認識しませんでした。RASラインの
改造が必要なんでしょうか。そこまでする元気がなく、残りの32MBは遊ばせたまま現在に至っています。

(※注:実はゲットしたのはCPUではなくて、Quadra650丸ごとでした。その方がずいぶん安かったです(^^; 確か2000円だったかな?
CPU以外は不要だったので、今は狭い部屋の隅に転がってます。ご入り用の方はどうぞ…)



残るはHDDの容量アップ−これには先ほどのQuadraに入っている物を移植すれば少しアップになるが
その手間ほども大きくならないのでまだしてない−と、何とかしてLANに接続すれば、遅いながらも
使えるレベルに至るのではないかと思っています。もちろんわたしがではなく、子供たちが、ですが。
しかし子供らもすでに新生tiggerでずいぶん遊んでいますので、今さら画面の小さい・遅いこんな
マシンを使うかどうか…それはとりあえず考えないでおくことにします。(^^;
あっそれと、緑色の昔風LEDは、やっぱり何とかしたいところですね。これも意外に全てをバラバラに
する必要があるので、またの機会に先送りしています。



しぶりに触りました。オークションでCSスロットに入れるネットワークカードを2,100円でゲット。
もちろん古いもので10BASE-Tなんですが、どうせこれでもマシンが追いつかないでしょう。そうそう、
よく考えてみましたらノーマルのカラクラにはCSスロットがないので、このタイプの増設ボードは
挿せません。PDSスロットを利用するしかなく、かなり場所を取ってしまいますね。まあ今時ノーマルの
カラクラでインターネットもないか…などと考えながらロジックボードに取り付け、ケースに入れる…
おっとっとケース内の出っ張りが一部干渉するぞ。内蔵HDDのSCSIフラットケーブルを抑えている
出っ張りなので、半分だけニッパで切断。うん、これですっきり入りました。

で、いそいそと立ち上げてみましたら…さすがに何もしない状態ではパケットは通ってくれませんでした。
ハブのランプはついていますから、機械的な接続はOKなようです。MacTCPとかいろいろ触ってみるのですが、
うまくいきません。困ったときのネット検索、いろいろ見てみましたらどうも「OpenTransport」っちゅう
シカケ
を使わなあかんらしいことが分かりました。しかしそんなもん見たことないぞ? 標準で
インストールされてるんかな? とHDD内を探しましたら、ありましたありました。早速そちらを使うようにして
見てみますと…おぉ、ちゃんとブラウザから外の世界が見えます! 試しにメーラも立ち上げてみましたら、
これもちゃんと見えています。それも、予想ほども遅くなく文字中心なら何とか使えるレベルです。
もちろん、画像表示が足を引っ張っているようで、データはとっくに来てるのに、表示がなかなか完了しません。
まぁowlのグラフィックボードとカラクラ本体(中古)が同じくらいの値段ですからね…仕方ないでしょう。
CPUのスピードにしても、owlの33分の1…これで使えてるんですから、上等でしょう!(^^)
(April 10,2002)



いて今度はつまらない、しかし絵になる改造をしました。何も言いません、写真を見てください。

もちろん左が改造前、右が改造後

どうです? 美しくなったでしょう? ちなみにこれをやるには、半田付け自体は簡単なのですが、
そのポイントにたどり着くまでが結構大変です。ですのでチップLEDの極性を間違えたときは、ちょっと
ガッカリしましたが…そのことは内緒にしておこう。。。
(April 13,2002)

(つづく)