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last updated : June 9,2003


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れまで使っていたtiggerを、
家人が職場へ持っていきたいと
言い出したので、急きょいつも
お世話になっているお店に電話して、
「メールとブラウザが普通にできて、
あとはエクセルとワープロが普通に
走ればいい、モニタまで入れて
予算10万円以内!」とお願いして
やってきたのがこれです。(July 2000)

ちなみにこの写真は、その後に後述の
CD-RWドライブに換装した状態です。
フロントベイのふたが合わず、格好が
良くないですね(^^;

初のプランのうち、メモリは足りなくなることが素人ながら分かり切っていましたので、64MBを
128MBに変更してもらいました。そのために若干予算オーバーでしたが、スペックは

Celeron400 / Quantum FireBall CR6.4A(6.4GB) / 128MB(PC100-SDRAM) / Biostar M6TWC
(グラフィック・サウンドはオンボード) / Win98SE / 15'CRT

というもので、それまでのtiggerに比べたら雲泥の差で、快適に使っていました。2000年のはじめには
某店で安く並んでいたCD-RWドライブ(CD-R4倍速、当時のFM/V用ドライブみたい、9800円?)を
増設して、CDをバックアップしたりもするようになりました。その時しばらくは元々のCD-ROM
ドライブから直接オンザフライで書き込みしてみたりもしたのですが、トータルのスペックが
低いのか、書き込みエラーが時々出ていました。そうこうしているうちに、値切ったのが祟った
のか(^^;、元々のCD-ROMドライブが読み込み不良を起こすようになり、結局そのCD-ROMドライブは
わずか半年ちょっとご奉公した時点で取っ払って、処分してしまいました。

あと手を入れたところと言えば、電源とHDDアクセス表示LED、丸い赤と緑の間抜けなものだったので、
共立電子で青い高輝度LEDを仕入れてきて、入れ替えてみました。現行tiggerのところに写真があります
とおり、これだけでかなり涼しく引き締まった表情になりました。それと前後して、SD-RAMが
安かったので、256MB(PC133、2980円Aug.2001)を追加して使っていました。

の後ADSL環境導入に伴い、前からやってみたかったメールサーバを試しに走らせてみました。
電源入れっ放しはつらい時期でしたが、それもテストのうちと、夜から連続運転です。翌日
夜に帰ってきて見てみますと、反応がメチャ遅くなってる! Win98では長時間運転するとメモリ
(リソース)がたちまち足りなくなるようで、我が師匠曰く「一日でコケると思うてたわ」とのこと…
ここから長い道のりが始まったのです。(Aug. 2001)

序が前後するのですが、最終的にはメールサーバはノートで走らせないと、電源の管理や
電気代自体が大変なので、並行してノートも探し出したのですが、それよりもWin98ではダメで
Win2000へ移行しなくてはなりません。我が師匠曰く「この際全部変えたらええねん」とのことで、
このマシンでまずは実験してみることにしました。ただ仕事などで使っている関係上、動かない
時期が長くなると困るので、HDDを新たに購入し、いざとなったら即戻せる状態で実験することに
しました。

HDDはどれにしようか悩みましたが、IBMのIC35L040AVER07-0(ATA100/40GB(20Gx2)/7200rpm)が
静かで速いと書かれて並んでいましたので、これにしました。(12999円、Sept.2001)
とりあえず、HDDを入れ替えてWin2000を導入したところで恒例のHDBENCHの結果です。


★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ M/B Name Biostar M6TWC Processor Celeron 401.50MHz[GenuineIntel family 6 model 6 step 5] Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[128K] VideoCard Intel Corporation 810 Graphics Controller Hub Resolution 1024x768 (24Bit color) Memory 391,668 KByte OS Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 2 Date 2001/10/15 23:29 Intel(r) 82801AB Bus Master IDE Controller プライマリ IDE チャネル IC35L040AVER07-0 Intel(r) 82801AB Bus Master IDE Controller セカンダリ IDE チャネル TEAC CD-W54E ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw 13488 18277 18206 5625 7473 10125 0 Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive 6304 8931 2277 45 24932 29290 1948 C:\100MB

HDDがATA100対応なんですが、マザーがATA33までしかサポートしていないので、ベンチ的にも若干
宝の持ち腐れ状態になっています。この状態で、Win2000のすばらしさを堪能させていただきました。
心配した互換性については、まずATOK10(やったかな?一太郎7についてたやつ)ではWin2000の
インストール時に見事ハングアップしてしまいました(コピーしてOSグレードアップの形でインストール
しましたので…)。それからハード的には古いフラットヘッドスキャナ(NECのPC-IN700/3S)を認識して
もらえなくなりました。SCSIカードは何とか行けているのですが、NECのサイトを見てもWin2000用の
ドライバはありません。元々SCSIのトロい認識は好きではなかったし、スキャナ自体もそれほど高価な
ものではないので、潔く使用をあきらめて、SCSIカードごと取っ払ってしまいました。起動も速くなって
ニッコリです。スキャナは結局未だに購入していないんですが…。(でも次はNEC以外にします)


て、これでしばらく使っていました。さすがにメイン機でして、毎日必ず数時間は通電しています。
大したことには使っていないのですが、時々トラブルが発生しだし、日に日に悪化してきたのです。
それは、突然リセット病でした。特に電源を入れてすぐが多かったのですが、不定期に突然リセットが
かかるというもので、これには参りました。何しろ読み出したばかりのメールを何度異次元の彼方へ
葬り去ってしまったことか…もういけるやろと思って読み出すとダメだったり、風呂へ入る前に電源を
入れて、出てきてから触りだしてもダメだったり。
  1. バックアップ用のリチウム電池の劣化か…新品に入れ替えるも全く変化なし
  2. メモリにPC100の128MBとPC133の256MBを混在させている…これはそれぞれ片方ずつにしても変化なし
  3. 電源の劣化か…馬鹿でかいもの(150W→500W!!)に入れ替えるも、ほぼ変化なし (この電源 8999円也)
左が新旧電源大きさ比較、右は無理矢理立てて押し込んだ!の図(^^;

マイクロATXに入らないなんてことは想像も及ばなかったこのころ、何とかして押し込もうとしたんですが
結局こんな形で仮に動かしていました。気持ち発生は少なくなったんですが、それでもまだまだ落ちて
いきます。あと次に考えられるのはビデオ関係、そしてマザー本体…しかしビデオ関係を調べようにも、
もともとがオンボード、そして悲しいかなAGPポートがありません。(白状しますと、それも知らずに
GeForce2のビデオカードを買ってきた自分であります…) まさかPCIのビデオボードなんて今さら
買えません。これはいよいよマザー交換しか道はなくなってきました。


お別れする前のマザーの様子。こんだけすっきりしてるのに、ちゃんと動いてくれよぉ…(Oct. 2001)



を前後して2001年の春頃、ふと雑誌でデュアルCPUなる世界があることを知りました。どうも以前より
サーバの世界ではセレロンのデュアルとかがあったらしいのですが、その記事には「最強!デュアルアスロン」
の文字が踊っているではないですか。以前よりスピードにはそれほど不満はなかったものの、並行作業時の重さ…
特にCD-Rに書き込みしたりしてる間に他のことができないのは、何とかならんかと思うてましたので、この
記事はかなり気になりました。しかしそのマザー、基本的にはサーバ向けで、なんと10万円!(TYAN ThunderK7)
なかなかおいそれと簡単に実験して遊べる類のものではなく、当然ながらその時はデュアルなど夢物語に
終わってました。

 そして2001年の秋頃、また雑誌の情報なんですが、同じマザーメーカから安価なデュアルアスロンのマザーが
登場していることを知りました。夏頃出たらしく、雑誌を見た時点では実勢価格32,800円。これなら頑張れば手が
届きます! ちょうど上記の不具合が頻発していたこともあり、探してみました。結局オークションで28,000円
で落札、ゲットしたのです。

 今度はフルATXのマザーしかもオンボードでは何もないので、ケースやビデオ、サウンドボードまでも調達
しなくてはいけません。いろいろ安いのを物色しまして、まずは貧乏くさいですがシングルでスタートです。
(Oct. 2001)

マザーTYAN TigerMP S246028,000オークション 中古
ケース無名 ATXミドル?フル?2,000オークション 新品 電源なし
電源無名 500W8,999+税ショップ 新品 (流用)
CPUAMD Duron 8004,500オークション 中古リテール
メモリ無名 256MB DDR ECC registered6,680+税ショップ 新品
HDDIBM 40GB 7200rpm12,999+税 ショップ 新品 (流用)
ビデオChaintec GeForce2 MX200 64MB 6,480+税ショップ 新品 ファンレス
オーディオTheaterExcel AV515M1,980+税ショップ 新品 5.1ch SPDIF
LANCorega PCI-TXL1,579+税ショップ 新品 100M/10Mbps (流用)
CD-ROM,FDD,CRT (流用)

 こんな感じで半分流用しつつ集めてみました(値段はすべて概略、うろ覚え)。しかし良くよく考えてみましたら、
部品をそろえて一から組むのは初めてです! にもかかわらず難易度の高めなデュアルマザーに取りかかるとは、
ちょっと(かなり)無謀だったかも知れません(^^;

寂しい…一つは空き家です。
石アンプ自作屋御用達、サンハヤトのシリコングリスです。
ちょっと塗りすぎ?
さぁ、いよいよケースへ!
問題発生! メモリとHDDが異常接近
0.5ミリぐらい間隔はあるんですが…
結局HDDを5インチベイへ移しました。
これでこのケースでのRAIDはお預けです。
電源コードがもう一つ納得行きません。
2,000円のケース外観です。

 ルンルンで組み込み、さていよいよ緊張のスイッチオン…あれ、HDDは動くけどすぐ止まるし、画面に
なんにも出ぇへんぞ? 他のディスプレイにつないでみたりしても同じです。試しにWin98SEの起動ディスクを
FDDに入れてみたら…表示がないだけで、キー入力も受け付けているようです。う〜ん、グラフィックボードか?

 数日後に時間を作って、疑いのグラフィックボードを購入したショップへ持ち込むと、2週間を過ぎているので
無償交換にはならず、修理扱いになると。試しにショップの一般的なマシンで動かしてみてもらうよう頼んで
みましたら、無事BIOS画面が拝めたとのこと…これは噂に聞く相性問題か? 他に適当なボードを買うて
帰ろうと思ったが、店員曰く「GeForceで動かないマザーはない」とのこと。。。まぁその店で買うたマザー
ではないので、とりあえず何も購入せずすごすごと帰宅。あきらめきれず、差し込み方が悪いのかと再度
チャレンジするも、相変わらず何も表示しない。仕事に差し支えるので、急きょ旧マシンを復活させ、Webで
いろいろ検索してみると、割と相性関係はきついらしく、GeForceなら問題ないとは言い切れない様子。で、
RADEONなら無事写るようになったとの情報を得、早速オークションで物色。RADEON LE(7200、これも
ファンレス)を7,500円即決でゲットし、今か今かと待ちこがれること数日…。

ヤッター!! やっとBIOSを拝めました!
…と思うてたら、ブルー画面!
ともあれ、拝めているうちに(^^; 各種BIOSの設定を。

画面が写らないときにHDDが動いてすぐ止まる症状が出ていたのは、このブルー画面で止まっていたからでした。
当然当時の自分には何がなんやら皆目分かりません。しかしいろいろ聞いて回ったところでは、特にWindows2000は
環境が大幅に変わるとシステムが止まってしまうとのこと! う〜んこれはつらい! まぁたまた再インストールですか。
もうそろそろ覚えてしまいましたよ、Win2kのキーコード。しかしまぁここまで来ればしめたものです。気を取り直して
再インストール。おいておきたいデータを、6GBのHDDへ行ったり来たり。。。

お陰さまで、無事動きました。

しかし画面の撮影って難しいですね。
一応、お約束ですね。

(単に接写の練習をしただけという話もある)

ちなみに、チップセットドライバ等々で結構手間取りました。考えたら一から組み立てるのは初めてですから、
当然といえば当然なんですが。このあたりが面倒と感じるなら、あっさりメーカ製を使うべきでしょうね。自分は
まだまだこんなものでも、動いたときの喜びを実感したい方なので、何とかしたいと思う口です。ま、みんなが通って
きた道なんでしょうけれど。(決して「自作」ではない。「組み立て」と表現すべき)

ここで、お決まりのHDBENCHです。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ M/B Name TYAN Tiger MP (S2460) Processor AMD Duron 799.28MHz[AuthenticAMD family 6 model 3 step 1] Cache L1_Data:[64K] L1_Instruction:[64K] L2:[64K] Name String AMD Duron(tm) Processor VideoCard RADEON 7200/RADEON Resolution 1024x768 (32Bit color) Memory 261,616 KByte OS Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 2 Date 2001/11/02 01:20 標準デュアル チャネル PCI IDE コントローラ プライマリ IDE チャネル IC35L040AVER07-0 QUANTUM FIREBALL CR6.4A 標準デュアル チャネル PCI IDE コントローラ セカンダリ IDE チャネル TEAC CD-W54E ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw 21657 34155 41553 16116 22511 25776 37 Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive 36400 33000 7034 473 28611 31497 2256 C:\100MB


実はここに至るまでに、「HDDをPIO接続状態」なんてなこともやってしまってました。ご丁寧にHDBENCHも取ってある
んですが、まぁわざわざ公開するほどでもないでしょう。もちろん差は歴然としてます。(Nov. 2001)


まりにも更新が間延びしすぎて、ほとんど忘れかけています。とりあえず箇条書きにて現状まで追いついてみます。
順序や時期は前後があるかも知れませんが、気にしないで下さい。



さぁ、これでやっと一足飛びにこれからのことが書けるぞ!(^^; (Oct.31,2002)


とりあえず、現状のHDBENCHです。3.40b6ではCPUが二つとも列記されたり、HDDの項目が変わったりしてるんですが、
今までの比較上同じバージョンで続けてみました。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ M/B Name TYAN Tiger MP (S2460) Processor AMD Athlon 1392.51MHz[AuthenticAMD family 6 model 4 step 4] Cache L1_Data:[64K] L1_Instruction:[64K] L2:[256K] Name String AMD Athlon(tm) Processor VideoCard Canopus SPECTRA 7400 DDR Resolution 1024x768 (32Bit color) Memory 785,900 KByte OS Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 3 Date 2002/10/31 23:21 AMD-766 PCI Bus Master IDE Controller V1.43 プライマリ IDE チャネル IC35L060AVER07-0 SAMSUNG CD-ROM SN-124 AMD-766 PCI Bus Master IDE Controller V1.43 セカンダリ IDE チャネル TEAC CD-W54E ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw 34931 116392 141577 33496 39140 61697 74 Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive 23020 31100 9192 714 29915 28000 2117 C:\100MB



っと現状に追いついたところで、早速新たに手を入れました。(Nov.4,2002)

まずは現在の状況です。大きなケースですから、かなりすっきりしているでしょう?

Red Bullと、フロントファンの様子。(前述の通り、フロントファンは回していません)
リアパネル周りの様子。
電源の吸気ファンは、温度センサによる速度可変機能付きです。
だらしなく垂れ下がっているのが、そのセンサ。
開けたついでにフィルタのお掃除…
お食事中の皆さん、スミマセン。しかし、わずか半年前後でこれです。そんなに住環境が悪いとは思わないのですが…皆さんもぜひフィルタ装備を。

しかし正直ここまでひどいとは思っていませんでした。あまりにも汚いので、写真のサイズを小さくしました。(^^;


今回の目的は、以前より気になっていたことの改善です。ひょっとして動画が引っかかることにも関係あるかもとも
思っていたのですが、ふと気が付いてみると、MotherBoardMonitorで見る+5Vラインの電圧が、5V以上あるのを
見たことがないのです。だいたい、4.83〜4.95Vの間というところです。それで、ネットでちらっと聞いたことが
ある「5Vラインの直結」を試してみることにしました。さすがにマザーボードに直接半田付けするのは、結構勇気が
いりますね。「傷物」にしてしまうわけですから…。

意を決して半田付けしました。

ちょっとアップ過ぎたかな。物足りないかも知れませんが、1.25mmsqを使ってみました。
電源から取り出し中。

この電源、ご覧の通り放熱器に大きな真鍮が使われています。
引っ張り出して、それぞれ単体で確認後、いよいよ実際にコネクタを使って動作させてみます。(一応取り外せるように、コネクタを介しました)

緊張の一瞬…
黄色の配線が見えますでしょうか? ATX電源プラグの右横のコンデンサの右横にあるコイルの裏から取り出したのですが、
実はこのマザー、電源は+5Vだけで30A以上出せるものを使えと指定されています。その+5Vの電流すべてが、この小さな
コイルを通過するのです。あまりにもひどいと思いませんか? ノイズよけのチョークなのですが、今回の結果が芳しく
なければ、このコイルの先にジャンパさせようとさえ思ってしまいました。

それで、お楽しみの結果です。
改造前
改造後
+5.00の欄にご注目下さい。明らかに効果が出ています。5.00Vを越えたのを初めて見ました。この時点ではまだサンプルが
少ないのですが、引き続き使っている今では、4.93〜5.02V、平均5.01Vと出ています。
そして問題の動画は…多少マシになりましたが、残念ながらまだ引っかかっています。デュアルにしたとたんにこの症状が
出て以来ずっとですから、もしかしたらクロックの違うものを二つ使っているからかも知れません。しかし多少は改善された
ような気もしますので、次に開けるときがあれば、一度例のコイルのバイパスをやってみたいと思います。瞬間的にはかなり
電圧降下してそうな気がしてなりませんので。


ケースを開けたついでに、リアパネルファンの回転を落とすようにしてみました。
ボリュームの取り付け。

ちなみにこの換気口は、唯一このケースで不満な点です。ショートサーキットしてしまいますよね? ボリュームをつけた後、段ボールで目張りしてあります。
何ということはない、内側の写真。
これで、かなり静かになりました。雑誌によく載っている方法(耳の高さで、ケースから1m離れたところでAスケール
にて測定)で測定してみましたら、37dBというところでした。計測の写真を撮ろうとしたら、デジカメのシャッタの音で
針が振れてあきません。ここまで来ますと、静かで評判のRed Bullの音と、さすがのHDDの音も目立ってきます。まぁ
デュアルでこれだけ静かなら上等では? それに、ファンの回転を落としたのに冷却効率はむしろ良くなっています。
これは、回していないフロントファンを取っ払ったことと、それよりも何よりもフィルタを掃除したことが大きく影響
しているのではないかと思っています。言い換えれば、暑い時期にはそこそこマメに掃除してやった方がよいかも
知れません。

 ともあれ、これでまたしばらく働いてもらえそうです。


る日いつものようにネットラジオを聞きながらごそごそやっておりますと、突然何の前触れもなく、ブルーバックにも
ならずにリセットがかかってしまいました。それ以降は再起動するにも全く起動できる気配がありません。何度か
チャレンジするうち、たまに立ち上がるのですが、システムがACPIに対応していない、BIOSをアップデートせよなどと
ワケの分からないメッセージを発して止まってしまいます。こりゃいかん、システムが壊れたかとWindows再インストール
まで覚悟したんですが、意を決して再インストの途中でも、難儀なことに同じエラーで止まってしまいます。そこでやっと、
こりゃハード的なエラーやなとの考えに至り、いろいろ抜き差ししてみました(面倒なCPUは後回し)。その結果、どうも
メモリがイカレてしまったようで、512MBだけを差した状態でヤレヤレ無事動き出しました。まぁ元々多すぎたので、
これくらい減ってもどうということはないのですが、突然だったので慌てました。その後の伝聞によれば、安物のメモリは
突然こんな事がよく起こるんやそうで…残りの512も大丈夫かなぁ。オークションでゲットした中古なんで。。。
ま、今のところその後は特に不具合もなく動いています。(Jan.2003)


んなことはやっぱり放熱が良くない、それもCPU0のフィンの真横にメモリがあって、熱風がモロに当たる状態です
から、これを何とかせなまた発症するんやないかと憂慮してました。ですがいくらデュアルとはいえやかましいマシンは
ゴメンです。それで、お友達のページや雑誌でも見たアイディアをいただき、また前から思っていた「なんでCPUクーラって
風を吹き付けてるんやろ? 箱の中で熱風かき混ぜてるだけちゃうんか?」の疑問を解消する意味も含めて、ちょっと触って
みました。というわけで、もちろんダクト取り付けと同時にCPUクーラのファンを表裏入れ替えて吸い出し式にしてみます。

ラッキーなことに直線配置です。

ちょっと安易ですが、薄手の段ボールでまずは下段。そうそう、CPUクーラですが8cmファン搭載のものは騒音が目立ってきたので、結局元に(リテールのファンのみ静音化)戻しました。
その上に、これまた同じ段ボールでかぶせもの。ケースファン(12cm)のサイズに合わせて、ただ載せてるだけです。
たったこれだけですが、劇的に温度は下がりました。しっかりデータを記録してきたわけではありませんが、各部ともほぼ10℃
ほど下がっています! ここまで下がるとは思いませんでした。吹きつけ式がそんなにロスが多いのか、それともダクトの効果が
絶大なのか。おまけとして、ケース内温度が下がったので温度感知式の電源ファンも回転が低いままで、なお静かになりました。
電源から出てくる排気もだいぶ温度が下がりましたし、これで全体的な寿命も延びたと思います。ふと電源を切る段階になって、
ファンが止まって余熱で段ボールが燃えだしたらどうしよう…という思いがよぎりましたが、たとえ80℃になっても自然着火する
ことはないわい、と思い直しました。ともかくこれで、今年の夏も何とか乗り切れそうです(気が早い)。(Feb.2003)

ある日の温度状況です。今までだいたい40℃台でしたから、かなり下がっています。
いつもの使い方で負荷は軽いのですが、3時間以上でこれなら合格でしょう。



PUを入れ替えてみました。(June 9,2003)
実はMP1600+(Paromino、XPですが最初からL5クローズ品)を2つオークションでゲットしてまして、前回更新以降しばらくは
それを使っていました。左右で同じCPUにしてから動画再生の引っかかりなどもなくなりまして、やっぱり片肺運用は
あかんねんなと納得した次第。そしてそれより少し前に、何気なく日本橋の店頭で見かけたサラブレッド1700+を新品で
衝動買いしてあったんですが、こちらは熱線補修材でのL5クローズがうまく行かなくて放ってありました。しかし
「細かいハンダ付けができる」と別ページで公言した以上、やはりこれをハンダ付けでやらない手はありません。
お友達のページを参考に、再チャレンジしてみました。

これが参考にさせていただいたハンダごて。市販の細いものではとても無理で、ワット数の大き目のものに細い銅線、これがポイントですね。
一応できました。得意のホットボンドでズレ防止。
ちなみに虫眼鏡を通して撮影していますので、ちょっとぼけてます。
ヤッター、無事認識されましたよ。
これまた感激のあまり?手ブレで失礼。(早くしないと消えてしまうので)

 早速恒例のHDBENCH比較です。まずはMP1600+(Paromino)から。
 ★ ★ ★  HDBENCH Ver 3.30  (C)EP82改/かず ★ ★ ★ 
M/B Name    TYAN TigerMP (S2460)  
Processor   AMD Athlon 1395.23MHz[AuthenticAMD family 6 model 6 step 2]  
Cache       L1_Data:[64K]  L1_Instruction:[64K]  L2:[256K]
Name String AMD Athlon(tm) MP 1600+
VideoCard   Canopus SPECTRA 7400 DDR  
Resolution  1024x768 (32Bit color)  
Memory      523,756 KByte  
OS          Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 3  
Date        2003/03/21  19:18  

AMD-766 PCI Bus Master IDE Controller V1.43
プライマリ IDE チャネル
  IC35L060AVER07-0
  TEAC CD-W54E

AMD-766 PCI Bus Master IDE Controller V1.43
セカンダリ IDE チャネル
  PLEXTOR CD-R   PX-W1210A

   ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
 33771   119239  145068    33712   37400    59910          59

Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write    Copy  Drive
    23649  30912    7693     717   26101   23566    2180  C:\100MB


そして今回のXP1700+(MP化Throughbread)です。
 ★ ★ ★  HDBENCH Ver 3.30  (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name    TYAN TigerMP (S2460)
Processor   AMD Athlon 1458.84MHz[AuthenticAMD family 6 model 8 step 0]
Cache       L1_Data:[64K]  L1_Instruction:[64K]  L2:[256K]
Name String AMD Athlon(tm) Processor
VideoCard   Canopus SPECTRA 7400 DDR
Resolution  1024x768 (32Bit color)
Memory      523,756 KByte
OS          Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 3
Date        2003/06/09  20:56

AMD-766 PCI Bus Master IDE Controller V1.43
プライマリ IDE チャネル
  IC35L060AVER07-0
  TEAC CD-W54E

AMD-766 PCI Bus Master IDE Controller V1.43
セカンダリ IDE チャネル
  PLEXTOR CD-R   PX-W1210A

   ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
 36064   124919  151974    34020   36768    60727          59

Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write    Copy  Drive
    22149  30375    8200     739   31800   27182    2231  C:\100MB

あれ? 並べてみて気づきましたが、Name stringのところでモデルナンバーが出ていませんね。BIOS(1.05)では
ちゃんと出てたのに…で、WCPU31で見てみましたら、片方は1700+、もう一方はProcessorと出ています。
ロット続きを購入しましたので…う〜ん、ハンダ付けがうまく行ってないのかも知れませんね。しかしまぁ、
何度か再起動してみましたが、今のところちゃんと動いていますので、しばらく様子を見てみます。

 ともあれ、これで夏をより安心して乗り切るメドも付きました。そして涼しくなったら、1600+と一緒に
ゲットしてあった「倍率変更用のゲタ」で遊んでみるって楽しみもできました。

(つづく)