VFOの調査

 今日は元請けさんの手配違いで急きょ時間ができてしまったので、とりあえずバラして調べてみることにしました。

 バリコンに埃が積もっているか、半田が浮いてきているか、コネクタの接触が悪いのか、ぐらいを目処にして開けてみました。

 基板のパターン面は見たところ浮いているようなところはなさそう。ただパターン間に埃が多少積もっているように見えたので、歯ブラシと洗浄液(得意のブレーキパーツクリーナをごく薄く)でさらっと掃除しました。


 どうも以前に開けた、あるいは開けようとした形跡があります。ここのビスはだいぶ固かったんですが、ネジ山がつぶされていました。


 各部を掃除したあと、仮組みして動かしてみました。この状態ではうまく動いています。ところがケースにセットすると、相変わらず時々不安定になります。どうも根本的な解決にはなってない模様。早いうちにサービスマニュアルの類を入手し、数値的にチェックしてみようと思っています。そのようなものが存在しなければ、各部に半田ゴテを当ててみるんですが、それは最終手段に置いておいても悪くはないでしょうから。

 開けるときに気づいたんですが、全体的にビスが緩目です。振動その他で緩んできたんでしょう。ビス類を全て締め直すだけで、解決してしまいそうな気もしています。

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今日は。JA1VUC星野と申します。

私もTS-130のVFOで時々周波数が10KHz程度

ジャンプしました。

バリコンのローターの羽根がきちんとシャフトに固定されていませんでした。

押し込んで見ると治るかもしれません。

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星野さん、初めまして。ようこそおいで下さいました。そして貴重な情報もありがとうございました。小生の場合は結局

http://www.2333.net/~ji3kdh/weblog/archives/2005/02/vfo_2.html

のようなお恥ずかしいことが原因でした。実は小生も長らく放置してあるTS-130が気になっているんです。もし症状が出ましたら、参考にさせていただきますね。

始めまして、貴重な映像ありがとうございます。
VFOの調査をしたいのですが、基板とリグとのコネクターを抜いても周波数表示は大丈夫でしょうか?
コネクターをはずせることを知りました。

渡辺さん初めまして、ようこそおいで下さいました。このような古い記事(旧姓時代Hi)でも何らかのお役に立てたのでしたら、大変嬉しく思います。

 さてお尋ねの件ですが、もちろんコネクタを抜いてしまうとVFO出力が途絶えるので、周波数表示は正常ではなくなりますね。TS-830の周波数表示はほとんど単なるカウンタですから、それによって何かが壊れたり何らかのデータがなくなったりということはまずありませんので、その点では「大丈夫」です。どうぞ、回路図などでご確認下さい。探せばどこかでダウンロードできると思います。

 自分的には、この無線機は触っているだけで楽しいので、今でも目の前に並べていつでも通電できるようにしてあります。基板のハンダが弱いとかいろいろ弱点はありますが、大切にしていきたいですね。

杉山様
おはようございます。ご返事ありがとうございます。
実は、リグはTS−530Vですが、ドリフトを解消するため、温度補償コンデンサー等を交換したいので、
お聞きしました。抜くと表示が正常でなくなるとのこと、では抜かない方が良いようですね(笑)
正常になる方法をお教えください。

ドリフト解消のために温度補償コンデンサを増減されるのでしたら、その都度元の形に戻してから時間経過を見る方がいいでしょうからコネクタの抜き差しはあまり関係ないと思いますが、いかがでしょうか。

 ご参考までに(530はバラしたことがありませんから定かではありませんが)、830の場合は最後の写真のようにVFO部分を本体から引き出したままでもケーブルが届きますから、コネクタを抜かないまま(=周波数表示を活かしたまま)VFO部分を触ることは可能なようになっています。

こんばんわ。JF6DMTの渡辺です。
おっしゃったとおり、コネクターを抜き、エアトリマを交換しましたら、ドリフトが減りました。
今度は、温度補償コンデンサーを取り替えて見ます。
大変、お世話になりました。
写真が特にきれいですね。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
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早速のレポートありがとうございます。トリマの不良だったんですね、セラミックのやつかな? ドリフトとのことでしたが、正常な状態では普通に電信電話をやる限り今でもそんなに問題になることないのにな、と思ってました。今後こちらで似たような症状が出たら、注意させていただきますね。

 温度補償コンデンサは、結構な長期戦になるのではないでしょうか…Hi こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2005年1月24日(月) 22:16に書いた記事です。

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