FL2500改 1の1

 今回に限り特別な事情があって全貌をご紹介するわけにいかないのですが、先日からこのようなものの修理に取りかからせていただいております。


 モノは詠み人知らずの改造品でして、あるセラミック管に換装されシングルバンド化されてるんですが、オーナさまからのリクエストは 1)予熱待機・アフタークーリングがそれぞれうまく動かない時がある 2)入力SWRが高い 3)できれば100Vにも対応して欲しい というものです。

 ちょっと見せていただいたところ、各ディレイは奥の方に増設されているこの基板でやってるみたいですが、奇跡的に添付されてきた回路図を一瞥した某先輩曰く「これはあかんわ」とのことでしたので、すっぱり撤去していつものごとくタイマリレーで構成するつもりです。また、残念ながら100V化は諸々の理由により断念していただく予定です(機会があれば後述)。


 ケチをつけるつもりは毛頭ありませんが、ちょっと嫌なものを見つけてしまいました。このクラスでこれ(絶縁体が樹脂のもの)はいかんでしょう。


 とりあえず、手持ちのタイトのものに交換させていただきました。

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おはようございます。

絶縁体が緑色のM型コネクタはたくさん持っていますが、もし同じ物だとすれば問題ないですよ。高級品です。もちろんタイトには負けますけどね。

あと、もう撤去されていればいいですけど、オリジナルのファイナルボックス内のプレートRFC付近には石綿が使われていたはずです。十分注意して、何度か掃除機で吸って置いた方が良いと思います。

うちにはオリジナルのままの同製品がありますが、その部分は撤去して何度も掃除しました。低圧動作のセラミック球も面白そうですね。

さっそくありがとうございます。まず写真がまずかったですね、今回のブツは透明の樹脂のヤツでして、熱で溶けているのを何件か見たことがあります。緑のはベークかな、向こうの品物でよく使われていますよね。それから石綿の件、情報ありがとうございます。下手くそなんでしょうか、ネット検索では日本語・英語ともそれらしい情報を見つけることができませんでした。もしよろしければ、具体的にどの部品なのか教えていただけますでしょうか? 絶縁物のどれかかなと安易に想像しておりますが。

 もっとも今回の品物に限れば、ファイナルボックス内はほとんど原形を留めていないので、当該部品はすでに撤去されている可能性が高いです。

分単位のタイマをアナログ回路で組むのは意外と難しいですね。ばらつきやら温度特性やらノイズマージンやら考えないといけない事が山積みです。アナログで組む以上部品点数は少なくシンプルにしたいという欲もでますしね。ちょっとごついけどタイマリレーが確実でいいですよね。

今回の場合時間のズレはまだ許せますが、タイムアップしないとか不安定な動作に至るというのはまったくいただけませんもんね。自分の場合技術がないことも相まって、こういう時は実績と信頼性でタイマリレー(余談:P社製はダメよ)に逃げるが勝ち、となってしまいます(^^;

おはようございます。

Mメスは樹脂製の写真が少し緑色に見えたのですが、透明で暗かっただけですね。今、うちの床に寝ていたのを見たら同じ透明樹脂製でした。

あと石綿の件ですが、6KD6を5本、水平に挿して使っているので、球が下に垂れないようにサポートするコの字型の帯の金具が、球とシャーシの間に渡してあります。その帯に張ってありました。その様子では、もうないでしょうが。

写真では、球とファンの間に見える金属の帯がそうです。

私の所に来た時点で、大半が剥がれてなくなっていましたが、前に使っていた人の所で、ファンに煽られて飛んでいたんでしょうね。

たびたびスイマセン。上の写真だけのリンク、アクセス権限がない、と言われてしまったので、ページとして再掲載します。

金属の帯の上には、結構厚く盛ってありました。

写真までご提示いただきまして、ありがとうございます!! 早速見せていただきました。お陰さまで今回の個体に限ればこの部品はすでにありませんが、今後気をつけさせていただきます。クッションのために使われていたのかな?

 それにしてもリニアアンプは、高電圧・高周波以外にも今回のものとかBeOとか、いろいろ気をつけなくてはなりませんね(^^; 石綿なんてまったくノーマークでした。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2013年5月21日(火) 20:35に書いた記事です。

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