IC-3700 1の1

 我が家のようなショボいラボでも、患者さんが滞ってきてしまいました。幸い皆さん『いつでもいいよ』と言って下さる方ばかりなので、すっかり甘えさせていただいてます。

 少し前にお越しになったこちら、『ツマミが時々言うことを聞かなくなる』というものです。


 通電させてみますと、時々どころか全く言うことを聞きません。ボタンは生きてますので何とか可能性はありそう。とりあえず開けてみるかと表示部分をバラしてみたら…


 後ろのフタを開けただけで表示基板がポロッと転がり出て来るではありませんか。


 最初何が起こったのか分からず、状況を理解するまでに60秒ほどかかってしまいました…


 要するに表示基板とエンコーダ基板を接続してるコネクタのハンダがすべて外れてしまったわけですが、これはあかんわ!! この重たい表示基板をコネクタのハンダだけで支えるなんて、さすがに無茶でしょ。パターンがワヤクチャになってないだけラッキーと言えそう。


 とはいえ、こちらのようなフレキ基板をずぶの素人が入手できるはずもなく、


 現状の材料のまま復旧させていただくしかありません。

 スケールは大きさを示すものではなく、相手側の樹脂部分にはんだごてを当てないためのガード代わりです。何しろ狭い! 見えない!!(^^;


 『プロの仕事ではない』とのご指摘通り、こちらは少し焦がしてしまいました。ハンダづけはどちらかというと得意な方ですが、こういうのを10Wやそこらのものでしっかり付けられる自信は残念ながらありません。大きい目のワッテージのものでささっとやってしまわないと心配で。(言い訳)

 これでエンコーダの部分は解決しました。ただ一緒に添付されてきたマイクが全く言うことを聞かず、送信も制御もできません。無線機側のピンを短絡したら送信状態になるので、マイク側に問題があることは確かなようです。オーナさま曰く『もうラジオとしてしか使わないから受信さえできればよい』とのことなんですが、せっかくですから送信もできるように直してみようと思います。いつになるやら、ですが…

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この記事について

このページは、ji3kdhが2013年11月15日(金) 21:45に書いた記事です。

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