夏に向けて


 和歌山の海ではここ何年も、真夏でさえ快適と思ったことがないほどの寒がり状態。そのたんびに『えぇ加減ウエット新調しろ』と言われ続けてきたんですが、年に数本のためにそれもなぁと思い、どうせなら着なくなったドライスーツを試してみようと思い立った…のが去年の今ごろ(^^;;


 何しろ15年選手の代物で、このような状態ですからどうにもいけません。同じ捨てるなら無駄なあがきをしてみようと思い、いろいろと調べてみましたら自分で直す方法があるとの情報。早速こちらで必要な部材を分けていただきました(ここまで去年Hi)。


 『そのメーカのその製品は難接着の材質ですから厳しいですよ』とアドバイスいただいてた通り、元々のシールは簡単に剥がせました。

 どっちにしてもダメ元なんですから、どんどんやっていきましょう。


 シールとともに分けていただいた強力な助っ人のこちら、『空輸不可のため斡旋できなくなった』とのことで、去年のうちに入手しといて良かった(^^;


 しっかり養生し、位置決めもしてから


 指定の分量で2液を混合。少しでも硬化する前にと慌てていたのでピンぼけ写真(^^;


 両面に塗って


 位置を確認してから強く貼り合わせます。

 実はこの写真の直前にちょっとしたハプニングが。2液を混ぜ合わせるのに使ったヨーグルトのカップがなんと溶けてくるではありませんか!!! これは予想外でして慌てました。幸いポリエチレン袋がすぐ手近にあったので被害はありませんでしたが、ガムのカップ(ケース)とこれとでは材質が違うんですね。いやいや危ないところでした。


 しっかり乾くのを待つ間に、他のこういう部分の修理に取りかかります。


 こちらも去年、一緒に分けていただいたこれを使います(ゴム板は手持ちのもの)。


 こんな感じに「盛りつけ」。

 これ、思ってたより固くて絞り出すのに結構な力が必要でした。未使用(未開栓)のまま冷蔵庫に保管してたので硬化が進行したということではないと思います。で、注意点二つ。

1) 手など皮膚に付くと取るのにかなり苦労する。湯でも溶剤でも取れない。
2) 使用後には口をしっかり拭いておかないと、次に使うとき開けるのに苦労する(プライヤ必須)。

 それだけあって、一日置いて硬化させたら相当頼もしい状態となりました。ネックシール貼り合わせ部分のフチ両面、それに用意したものの今回交換しなかったリストシールの貼り合わせ部分も、これ(アクアシール)で補強しておきました。

 各部分を施術しては硬化待ち(一昼夜)の繰り返しで、都合一週間以上かかってます。


 こちらはスーツ内側、サスペンダー取り付け部分なんですが、きれいに剥がれてしまってます。面倒なのでこちらはこのまま(サスペンダーなし)としました。

 当初今月初旬に行く計画があったんですが、残念ながら諸般の事情で延期となったのでまだ試せていません。さすがに8月にもなったら…ドライで潜るなんて奇人を見る目で見られるんでしょうなぁ〜(^^;;;

 あ、スーツ全景を撮影してませんでしたね。それらは、またいずれ。

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このページは、ji3kdhが2014年7月 1日(火) 22:55に書いた記事です。

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