それより先にやらねばならないことがあるんですが、諸般の事情により、こちら。
一応Elecraftのフラッグシップ機であるK3ですが、僕にとって唯一残念なのが標題のメインダイアル。
何が残念って、その重さ設定の方法なんです。国産の機種なら、いろんなギミックでもってそれをお好みに設定できるんですが、K3はなんと!
取り付ける場所(前後の位置)によってこのフエルトに押しつける度合いをお好みに合わせろ、ってものでして。
これのダメなところは
1) フエルトにこすれるシューッという感触に違和感がある
2) スプリング機構がないので、スラスト方向(軸方向)のガタによって押しつける度合いが変わる、つまり重さが変わる
せっかくのフラッグシップ機もこれでは台無し。PCからだけで操作すればいいのかもですが、常にダイアルを回したい派としては何とかならんもんかと日ごろから思ってまして…いよいよ我慢ならず、何とかしてみようかと。
そこでまず思いついたのがこちら、部品取りTS-690から取り外しましたメインダイアル。
廉価機にもかかわらず、これを調整できる機構が仕組まれてます。何とかこれを利用できないかな?
ダイアルそのものは、690は軸径6mmですがK3は6.35mmなのでこのままでは取り付きません。まぁ傷物でもありますし、ね。
そこで、見えないところなので失敗してもいいだろうと、密かに加工。M2のタップなんて初めてたてましたよ、しかも止り穴。
不細工やなーっと思いながら組み立てますが…残念ながら、これでは軸の長さが足りずダイアルを留められないので、ボツ。
残念すぎて写真もないんですが、あいだのリングを外してリン青銅のみ取り付けてもみたんですが、回した感触に違和感大ありでこちらも却下。
さてさて、どうしよう…
部屋中を見回し、ふと見つけたコルクシート。これでやってみるかぁ
本来は裏面についてる両面テープで貼り付けて使うものなんですが、その剥離シートをそのままにしておいて、セラミックグリスを薄く塗布。
コルクそのものはあくまでも厚み調整に利用するとして
スラスト方向のガタが影響しない程度にまで押しつけて、取り付け。うん、なかなかいい感じ。
ちょっと出っ張った感じになってしまいましたが、仕方ありません。これでしばらく使ってみることにします。
恒久的にはテフロンシートなんかをあてがう方がいいんでしょうね。とはいえ、たったこれだけのためにテフロンはちょっともったいない感じもしますけど。
それにしても…世界中にユーザがいるこの機種、皆さん標準で納得していらっしゃるんでしょうかねぇ…
JIS配管用のテフロンクッションパッキン(ガスケット)が安くてサイズが合えばよろしいかと.厚さは3mm程になってしまいますけどね.3mm厚のテフロンパッキンもあります.JIS配管材を扱っている店なら,1枚単位で売ってるはず.
おぉ、配管のパッキンとは! 日ごろテフロンのなんかまず使わないので、全く思いつきませんでした(^^; HCへ行ったときに物色してみます。ありがとうございます!!