合成抵抗を求める某問題

 はこれ去年の末の話なんですが。
 いつも楽しく・興味深く拝見させていただいてるこちらこの記事
 去年の一アマ試験に出た問題なんだそうですが、さすがに劣化が進んでる(大いに自覚あり)とはいえ、これなら解けなくもないかも?
 この図そのものもリンク先からいただきました。TNX!


 出題内容は、等しい抵抗Rで構成された図のab間の合成抵抗を求めよ、というもの。
 そのままでは頭がついていかないので平面図に書き換える必要があるのですが、さらに分かりやすくするために勝手に部品番号をつけてみます。


 そしてそれを平面図に書き換えたのがこちら。

 どうせこんなのはキルヒホッフの(第1)法則なので、各々に流れる電流を考えてみます。
 すでに図に記入してますが、aから出てbに流れ込む電流を i としますと、R1~R3は 1/3i、R4~R9は 1/6i、R10~R12は 1/3i となります。

 つまり


 こういう風に書き換えることができるわけです。
 こうなるとあとは簡単ですね。

 …なぁんてコタツでダラダラ考える分にはいいんですが、これを試験会場での限られた時間内にできるんかと言われると、なかなか難しそう。
 とりあえずできそうなのを先に片付けて最後に、なんてやってて最後に残った問題が多すぎるなんてことになりそうな(^^;

コメント(4)

明けましておめでとうございます。
分かりやすい解説ありがとうございました。HiHi

あけましておめでとうございます。
いつも興味深い話題をありがとうございます。

 本件、実はまだ正解などを一切見てないんです。でも多分合ってるだろうと思いまして、厚かましく記事にしてみた次第でして(^^;
 R4~R9には 1/6i が流れる、というところに確信が持てれば解決なんですが、果たして試験会場でそこまで考えが及ぶかどうか…今の僕には難しそうですHi

今年もよろしくお願いします.

 一陸特受験した記憶からですが,最近の一アマ問題って,おかしなのが多いと思ってます.アイソメトリックで描かれる回路図って一アマのレベルとは全く関係ない世界だと思うのですよ.昔,職場で線を引いてた配管図かと思った次第.^^;
 合成抵抗を求めるのなら,平面図からでも良いと思っています.空間把握は合成抵抗に関係ないと思うけどなぁ.一陸特試験も工学,法規とも引っ掛け問題が有ったりしましたが,よっぽど素直な問題に見えて来ましたわ.^^;
 何だか,一アマの合格レベルをワザと厳しくしている感ありですね.アマチュアなのにプロよりヒネテる感ありです.今の時代に,もう一度一アマ受験は勘弁ですわ.^^;

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 全くおっしゃるとおりでして、アマチュアの資格なんだから設問もアマチュア的でいいなんて思惑でもあるのかなと思ってしまいますよね。
 立体的な考え方はもちろん必要ではあるのですが、ここにそれはいらんやろも同感です。
 他の問題もこんな感じなのかな。一アマの工学といえばインターフェアへの対処とか高周波火傷とか、そっち方面を重点的にやればいいのにと思ってしまいますが。(その割に他の問題を一切見てないですが)

 僕も同様でして、今からもう一度なんて言われるととてもとても、です(^^;

コメントする

この記事について

このページは、ji3kdhが2023年1月 2日(月) 4:30に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「謹賀新年」です。

次の記事は「CQWW-RTTY 2022 結果発表」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。