先月下旬頃から突然外部へのメールが届かなくなった件。
お陰さまで本日なんとか復旧できたようです。以下は例によって単なる備忘録。(かなりの長文です)
写真は記事とは全く関係ありませんでして、先日見かけた原付のミャクミャクプレート。こんなのあるんですねぇ
届かなくなった原因は、日ごろ利用させていただいてるISPのセキュリティ的な更新に伴って、それまで提供されてたメール中継サーバが廃止されたことによるもの。
もちろん趣旨は理解できるんですが、問題なのはそれ(中継サーバの廃止)を前もって全く知らせてくれなかったことでして。リンク先が未だに生きていることも含め、ちょっと酷いんやないでしょうか。
なんてなことをゴマメが歯ぎしりしてても解決しませんので、いろいろ考えました。何しろ仕事ではまだまだメールを使いますので。
まずは中継サーバをよそで都合することを考えました。しかしさらっと調べてみましたところでは、世間に存在するいわゆる中継サーバはメルマガなど一斉に多数のメールを送信する用途がメインに考えられているようで、我が家のようにddnsで細々と自前サーバを運用する状況に対応するってのは見つけられませんでした。それでもなんとか無料プランを見つけたので試してみようかなと思ったら、残念ながら法人しか使えないとのことで断念。
そもそも中継サーバを経由しないと送信できへんのはなんでや、それはもしかして逆引きができへんからやないかってところに立ち返りまして、それだけではないでしょうけどまずはそこを何とかしてみようと検討。
っていうか、逆引き(PTRレコード記述)には固定IPアドレスが必要とのこと…お恥ずかしながら知りませんでした(^^;
しかも探してみたら、逆引き設定ができる固定IPアドレス供給サービスというのが存在してるんだそうで、結局これしかないでしょうと比較的安いところにお願いして固定IPアドレスゲット。(そもそもPTRレコードはDNSではなくISP側で記述するなんてことすら知りませんでした!)
申し込んですぐ発給してもらえたIPアドレスを元に、以前マルチストリームで使ってたときの設定を参考にルータを設定し直します(サーバのみ固定IP、それ以外の端末はすべて今までの方に)。設定をしくじるとすべての通信が途絶えてしまう(以前やらかしたことあり)ので緊張の一瞬。果たして、ルータの再起動を経て無事両方とも通信が復活しましてまずはヤレヤレ。
次にISPで逆引き設定の記述をしたあと、DNS側の記述です。SPFレコードの書き換えは当然として、それ以外にできそうなDMARCも記述してみました。本当はそれ以前にDKIMも記述すべきなんでしょうけど、証明書どうこうが面倒で今のところパス。
これでいけてくれよと念じながらボチボチメールを送信してみたら…無事行けた! 当たり前って言われそうですけど嬉しいですねぇ。おまけとして、今まで届かなかったoutlook.jp宛ても届くようになったようで一安心。
いずれまた制限が厳しくなったらそれ相応の対処が必要になってきそうですが、これでしばらくは何とかなりそうな感じです。
今回新たに固定IPアドレスの費用が増えましたが、そもそもちょっと前までそのオプションを契約してましたんで費用的には元に戻っただけ、と考えることにします。
コメントする