SoftEther

 どちらも間借りの自宅と事務所とは直線距離で約50m、その間を無線LANで接続してるんですが、先日「外壁を塗り直すからベランダの物をすべて撤去せよ」と大家さんから命令されまして、その無線LAN用のアンテナを一時的に撤去せねばならなくなりました。それだけでも不便やのに、今まで事務所からLANを通じてリモートでやってた自宅の自前サーバ管理ができなくなるのは不便で仕方ありません。それで、以前から気になってた表題のSoftEtherをインストールしてみました。

 いつの間にかバージョンが1.00と正式版になっていたのですが…これ、いいです! いろいろとよく考えられてて素晴らしいです。こんなのが無料で使えるなんて幸せですね。ネット経由でサーバのデスクトップが現れたときは驚喜してしまいましたよ。



 あまり詳しく書きますとセキュリティ上よろしくありませんので詳細は割愛しますが、ポート設定に若干手こずったのと、IPアドレス設定についてインストールするまでよく分からなかったのがありました。後者ですが、ようはNIC二枚差し状態と考えればいいんですよね。既存のLANのアドレスを割り当てようと考えるからややこしくなるわけで、正しくは全然別のサブネットの物を割り当てて、相互に行き来する必要があるときに限ってブリッジ接続すればいい、ということですね。

 今のところサーバ機のみに接続(=ブリッジ接続していない)んですが、接続してる機器のメンテもできた方がいいですから、いずれはそっちもやってみようと思ってます。

 これ素晴らしいですよ、サーバのメンテだけでなく、例えば自宅のPCにあるファイルを取り出すとか再生するとか、テレビ録画の予約をするとかナンボでも活用できそうです。上り回線のスピードがそこそこあれば、レスポンスも問題ありません。一度お試しを。

 それから、「仮想ハブはグローバルIPのある場所に置く」、「仮想ハブは一つのインストールで最大256台まで設定できる」ということから、両端にグローバルIPのない方への仮想ハブ提供もできないことはないです。ご入り用の方はどうぞ私信を下さい。(ただし、意味の分からない方、小生と面識のない方からのご依頼はお断りする場合がございます)


 これまた詳しく書きますとまたセキュリティ的に問題があるのですが、ブリッジ接続なんて小生の場合必要ありませんでした。と言いますのも、他に常時電源を入れてつないでるのはルータその他の機器だけでして、それらを管理するのはwebブラウザからできるんですよね。つまりサーバ機の画面からブラウザを立ち上げれば、充分事足りる訳なんです。サーバ機の性能のせいで動作が重いんですが、それでも支障はありません。

 てなわけでブリッジ接続はしないことにしました。(12/5追記)

コメント(2)

いつかは実家と自宅の間に入れてみたいと思っています。(実家もADSLが入っているので)同義の物に、TinyVPNと言う物もあります。使ったことがないのでどちらがどうかは分かりかねますが・・・

じぇさんとこでしたら自宅に自鯖があってDDNSでドメインもゲットしていらっしゃいますから、簡単に導入できそうですね。TinyVPNの方は存じませんが、SoftEtherの何がいいって物理的なNIC(LANカード)として扱えるというところですね。ぜひ一度お試しを。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2004年12月 2日(木) 22:40に書いた記事です。

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