四月から娘たちがピアノを習い始めました。もちろん「置くとこないから絶対買わへんぞ」という約束で、です。それでまぁいろいろと物いりなんですが、メトロノームを用意しなさいと言われたそうで。家人が太古の昔使ぅてたものを引っ張り出してきたところ、全然動かへんとヘルプが来ました。
このような純然たる機械ものは、物理的にどっかつぶれてるとアウトの傾向が強いんでどうかなぁ、と思いながらバラしてみましたら、どうも長いこと動かしてないことが原因で引っかかってただけのようでした。あとゼンマイの巻きすぎ、これも原因の一つです。あまり動きが悪いようなら注油でもとも考えましたが、今のところちゃんと動いているので「巻きすぎるなよ」と娘たちに念を押して、修理完了としました。
いつかGeorge Winstonでも弾いてくれると最高なんですが…(^^;
とここまで書いてオフィシャルサイトを見てみたら、なんと今まさに来日中なんですね!! 惜しいことしたなぁ〜
「太古の昔」とあるから、木製の筐体かと思いきや、
プラスチックやん。近年物ですな。
いやぁ、大げさなことでスミマセンです。たかだか30年ぐらいでガタガタ言うてたらあきまへんな。ま、動き出したときのうれしさを少しでも感じ取っていただければ。。。
近ごろちょっとだけ修理にハマってます。こないだも息子が授業で作った電動模型(手巻きのモータ搭載)を修理して喜んでおりました。ホンマは本人に修理ささな意味ないんですがね。
小学校の高学年でモーターを手作りしますね。たしか2極モーターだだった。
角度がよければスイッチオンとともに回り出すけど、たいがいは手でチョンと押してやらねばなりませんでした。6年生の話です。
できるだけ巻き数が多い方がいいということで、エナメル線を買い足してぶっといコイルにしました。それほどパワーがあがってなかったようです。抵抗分が
多くなったからでしょう。
マブチモーターなどバラせば3極だというのはわかってましたけど、HOゲージのモーターが5極だったことはすごい驚きでした。極数がおおければこれまたトルクがあがるというのも知識として
ありましたけど・・・・。その他工業用は13極とかいうのもあったのかな。もう驚きませんでした。
奇数に意味があるのだとは、それなりに理解することとなっていました。
へぇー、そうなんですか! 小生仕事では普段2極か4極しか触りませんもんでして、全く存じませんでした。息子のは確か4極やなかったかな。いつも手できっかけを作ることなく回り出してました。
いつもながら播磨屋さんの知識の多さ・広さには敬服しきりです。嫌味とかやないですよ、本心からそう思うてます。HOゲージのモータをバラした人なんて世間で数人やないでしょうか。ちなみに小生の関わってる世界では、偶数の極数しかあり得ませんです、はい。
2極なんてのを仕事で触ってるんですか?
そんなの実用されてるんですか。
そりゃ知りませんでした。
4極というのもあるんですか。偶数極というのはほんまに存じませんでした。
どうぞお任せ下さい。ここらは簡単な理屈です。直結の原動機で発電機を回す場合、その原動機を1800min-1(つまり秒あたり30回転)で回すと4極、3600min-1(同様に60回転毎秒)ですと2極が必要…と言えばお分かりいただけますよね。50Hzでしたらそれらを1500なり3000で回すまでです。昔のでは(60Hzで)720とか900min-1ってのもあります。そんなわけで、奇数極ってのは見たことないんです。
誘導モータなんかも1800min-1(ちょっとずれて1770とかですが)が多いですね。
またまたやってまいました、完全な思い違い。直流モータと交流のそれを混同しておりました。直流版は全然触ってません。それこそマブチモータ以来、今回の息子のオモチャがごっつ久しぶりでした。