SB-1000の修理


 ちょっと時間がありましたので、6月に15年ぶりくらいに通電した品物を久しぶりに動かしてみました。

 タイミング的にCX5BWの記事の次ですから怪しさ満点ですが(^^;、法的な根拠はもちろんのこと、体力的にも物理的にも、移動運用でこのようなモノをぶっ放す気合いは持ち合わせておりません。その点どうかご理解下さいませ。


 最初は機嫌良く動いてたんですが、そのうちぷっつりとメータが動かなくなりました。厳密にはIpだけちょっと動く…それでもパワーは元気良く出てます。タマを見ていると、キーダウンしたときの方が涼しそう。こりゃバイアス設定用のツェナが飛んだなというのは分かりました。入れてあった1S264(7.5V10W)の手持ちがなく、RD11D(10.5V10W)を入れました。そしてメータの方は、ツェナ破損の時のショックでしょうか、メータ保護用に入れてあったダイオードが飛んでいました。Ip側は1個が短絡で1個が開放、Ig側は1個短絡で1個正常でした。
 写真は新品に付け替えたところです。


 これで無事メータが両方とも動くようになりました。
 ついでに、メータのランプが一部切れてましたので、LED化してみました。今では12Vとはいえムギ球を仕入れる方が難しそうですから。
 写真は交換前。


 こちらがLED化したものです。電球色のLEDならなお良かったんですが、手持ちにありませんので普通に白色としました。2つずつ直列にして、390Ωの抵抗で実測15mA。ちょっと寒く感じるマスクになったかな。


 こちらはその舞台裏。もうちょっとまともな取り付け方ができればいいんですが、例によってインシュロックでお手軽に。これでも一応固定はできてます(^^;
 ちょっと(だいぶ)前ピンの写真になってしまってますね。

コメント(4)

かたおかさん

>タイミング的にCX5BWの記事の次ですから怪しさ満点ですが(^^;
思わず爆笑してしまいました。

うち(YAA)の922も最近どうもツェナDが怪しくなってきているのですが、この規格のツェナDの入手は苦労しますね。
入手が楽なうちに10本くらいストックしておけば良かったかなと今更ながら思っています。
しかし、10本買うとなるとなかなかの出費ですし…(^^;;;

こちらにもコメントありがとうございます。たまたま、今某ークションにてさかんに「5本2000円」って出品されてますが、あれは買いかも知れませんね。小生の場合、ガレージをひっくり返せば以前ミカン箱いっぱい仕入れたダイオード郡がありまして、その中にこれらも含まれていた記憶があるので入札は控えております。それに何となれば、小さいダイオード+増幅トランジスタで乗り切ればえぇんやないかとも目論んでおります。

 それにしても、そもそもなんで飛んでまうんでしょうね、この手のツェナ。計算ではかなり余裕があるはずなんですが、高周波が重畳してしもぅてるんでしょうか。安直にパスコン入れたらどうなるんかな。

 それにしても+、やっぱし3-500zはいいですね。これがセラミック球やとこうはいきません。小生のような初心者では、知らんうちに昇天さしてまいそうです。

ツェナーが飛んだり、メータが焼けたりする大半の原因は寄生発振のようです。某氏は「ロスが起こるだけなんで、パラ止なんて必要無い」と言ってますが、プロのように決まった条件で使う訳でないアマチュア用途としては、ワタシは必要だと思います。

高損失ツェナーは高価なんで、入手困難なんで1W程度のものをパワトラを使って見かけの損失を大きくする方法が絶対有利です。ウチのTL922も飛んだので、そうしてますし、自作50MHzアンプも使ってます。

良く飛ぶようだったら、パラ止めをLow-Qにするとか入力側にも入れてみるとかすれば良いと思います。現在のパラ止め付近にディプメータを近づけVHF帯でディップ点があるようだと間違いなくヤバイです。連続して寄生発振しなくともキーイングのある瞬間だけとか、チューニングを取っている時のある瞬間だけとかに発生するだけでもパワーが大きいため一瞬でツェナーが飛んでしまいます。

西村さん、ありがとうございます。寄生発振ですか…そういえばパラ止めを作り替えたものの、どのへんにホールがあるか当時からチェックしてませんでした(^^;  一度確認してみます。また、それとは少し違う対処療法も併せて行ってまして、その件はまた別記事にさせていただこうと思ってます。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2005年10月31日(月) 22:37に書いた記事です。

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