K6SE SK


 またまた残念な訃報です。

 小生まだまだ若輩でして、K6SE EarlがかつてのW5RTQ-KL7FRYだというのは存じませんでした。それらのコールは、昔(紅顔の頃)むさぼり読んだ(もちろん今でも手元にある)「160mハンドブック」にQSLとともに載っていましたので記憶に残っています。確かJA3AA島さんの記事ではなかったでしょうか。しかし「K6SE」としても、タワードライブはもちろん、比較的コンパクトで「使える」受信アンテナなどでもバリバリの現役だという認識でした。

 ですので、昨日最初にこの情報をtopbandリフレクタ(ML)で見たときは目を疑いました。悪い冗談やろと…しかし各所で徐々に流れてくるニュースを見ても、もちろんどこにも冗談だとはありません。えーー、確かこないだも呼んでくれてたんちゃうんかいな!っとログ(eQSL)から拾い出してみたのが画像です。1996というのは小生が160mを始めた頃で、多分まだ数局目のWのはずです(1stはメチャ強かったN6SS)。そして…やっぱり! 去年のCQ160そしてついこないだのARRL-160mでもQSOできています。

 あの軽快な(テンポいい)キーイングがもう聞けないと思うと、何ともいえない気持ちになってしまいます。

 心よりご冥福をお祈り申し上げます。


5/4 追記:

 今朝流れてきた情報です。あのON4WW Markが、2000年にEarl家に滞在したときのことや、FOφAAAの時に活躍した彼考案のDelta-EWEのことを、彼の写真とともにこちらで紹介しています。ぜひご覧下さい。

 RIP Earl!

5/7 追記:

 JA5DQH奈木さんも1981年にEarlを訪ねておられ、その時の写真などをこちらで紹介していらっしゃいますので、ぜひご覧下さい。数週間限定とのことですが…良ければずっと残していただきたいページとなっています。

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「何にもないぶろぐ」の記事によると、トップバンド用のアンテナとして多用されている... 続きを読む

コメント(2)

おはようございます。K6SEは私もQSOいただいていると記憶しております。ご冥福をお祈りします。

160メータハンドブックは、どういうわけか私の机の上にありまして、12ぺージの白黒グラビアにKL7FRY(現W5RTQ)の解説が、次ぺージにQSLが掲載されています。KL7FRYのQSLには(W8DGP)という表記もあります。また15ぺージにはW5RTQのQSLも載ってます。
さらに22ぺージにはW5RTQのシャックという写真もあります。

23ぺージから32ぺージには「第一章 160メータの概要」という題でJA3AA島さんが書いておられます。島さんって29日の夕方、ALL JAの50MHzでQSOいただきました。強かったです。

教粗さま、詳細をありがとうございます。手元にあるといいながら、まだ引っ張り出すのをサボっております。

 まぁ確かに今の状況から考えるとあまり意味のない部分もありますが、それでも当時高校生だった小生にはワクワクさせる何かがあり、数回立ち読みしてからその現物を購入したことを覚えています。恐らく今読み返しても、小生にはまた同じワクワク感が甦ってくるものと思います。

 無線関係のこの手の本で、このような感覚を持たせるものは小生にとってはごく少ないです。強いて挙げればあとはEMEハンドブック(黒い装丁のもの)ぐらいでしょうか。

 topbandリフレクタでは、今なおEarlへの惜別の投稿が続いています。もちろん小生直接お会いしたことはありませんが、やはり彼の人徳なんでしょう。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2007年5月 1日(火) 21:20に書いた記事です。

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