ソケットボックス その8

 夜なよなちまちまとやっております。今回はプレートフィンへの接続部の細工です。

 写真はファンの反対側、少し狭い吸気口の様子。


 最初はホースバンドで締めるつもりだったんですが、幅が太いのと若干不細工になりそうだったのと締め過ぎになりそうだったのでヤンペし、このような物で作ってみることにしました。

 下にあるのは「型紙」です(^^;


 ちょっとビスが細く(M3)て頼りない感じなんですが、アルミ板の厚みが2mmしかなくM4では山が足りなそうなので、ひとまずこれで。

 (ナット締めすれば済むんですが、基本は片手で作業できるようにしておきたいので)


 しっかし、そろそろ「銅フェチ」なんがバレそうですねぇ(^^;


 こういう風にセットしまして、


 パラ止めはこんな形にしてみました(暫定)。


 別の角度から…狭いですねぇ〜

 他の方の製作例では、フィン取り付けナットへ接続しているパターン(W4EMF, KI4Xなど)もあり、どうしようか考えた(フィンに直接タップを立ててる人(IZ0CGA)もいる!)んですが、やっぱしリードが長くなったり熱風の流れを妨げるのはあんまりよろしくないかもと思いまして、当初の予定通り鉢巻き式にしました。まぁリードの長さは大した影響はないでしょうけど。


 少し気がかりは、パラ止めに使うロード抵抗です。どこかにあったはずの無誘導タイプのでかいのが発掘できず(あっても狭くて実装に悩みそうですが)、やむなく酸化金属皮膜の3Wものを4パラにしてみたんですが…ちょっと小さすぎるかもですね。

 次の作業はお待ちかね(誰も待ってない)、チムニー製作の予定です。

コメント(10)

おお!なんか素晴らしいペースで出来上がっておりますね。
本当に5ヵ年計画なのでしょうか?

いやー、まぁだまだやることいっぱいありますし、なんせ飽きっぽい小生のことですから、5年経っても大して進んでないかもです(^^; (この箱との戯れはあとしばらくで一段落なんですが)

こういうのは一気にやってしまわんとね。電離層反射が使える最も高いところ(50MHz)と低いところ(1.9MHz)のアンプ、どちらが先に完成するか・・・意識しなくとも張り合ってたりして。5ヵ年計画が5ヶ月計画に前倒しだ!

確かに「旬」はありますよね。小生の場合、年間通じて今ごろが一番ヒマですので、今のうちにというのもあるんです。このペースでとても一年通じては取り組めません(^^;

 張り合うというか、大いに刺激にさせていただいてます(^^) 西村さんが始めていらっしゃらなければ、あるいは小生も始めてなかったかも知れません。まぁ気長に楽しみましょう。完成してしまったら面白くなさそうで…(まぁそう簡単にはいきませんが)

>完成してしまったら面白くなさそうで

まぁ、そんなもんでしょう。完成したら次に取り掛かるのみ。じゃ、こっちは160にしようかな。ロシア球もええけど、813も手持ちがあるので使ってみたいし・・・・電波を出す時間があらへんがな。

813…やっぱし多極管なんですね(^^; でもどんなものができあがるか楽しみです。小生は、リニアアンプなら、まずは宿題になったままの4B20、そして例の真鍮板で大ボケの石アンプの改修(どちらも現時点ですでにほぼ10年越し)でしょうか。

 まだまだ他にもやりたいことがあって、なかなかくたばれませんねぇ。

おばんでございます。
昔、4CX250Bなどの小さな球を銅のベルトだけで締めるとフィンが熱膨張でバラバラになるということも言われていましたので、ワタクシの場合、プレートに巻くベルト状の銅板に、8D2Vくらいの同軸から取りました編組を被せております。

これでプレートの膨張によるテンションを吸収するのと、締め付けが緩くても接触を向上させようという意味もあるようですが、35bの場合はフィンのそれぞれが斜めになっておりましてプレートの膨張も少ないと思いますので、ベルトだけで良いのではと思います。
どうぞ良いリニアをお作りやっしゃ!

ほっほー、そういう事故例があるのですか! 貴重な情報ありがとうございます。バラバラまでは想像しませんでしたが、熱膨張分の遊びを考えておいた方がいいと思いましたので、きつく締めずにある程度の接触をと今回の形状にしてみました。何らかのバネ構造を入れておけば良さそうですね。

 写真では、接続部が留め合わせ部と背中合わせの位置になっていますが、留め合わせ部分に近づけた方が接触が良くなりそうですので、次外したときにその位置に合わせ直す予定です。

 っとここまで書いて思いついたんですが、ビス止め部分を適当なスプリングに入れ替えてみるのも面白そうですね。今度店頭で物色してみよう。

そうそう、私が作った鉢巻きはたしか幅15mm、厚さは0.6mmくらいで、球に巻き付けて整形するわけですが、10mmくらいのドリルの軸を使い、ネジ部分に対称に、120度ずつ二カ所、わざと半円のこぶを作って、テンション吸収用とした記憶があります。銅板は柔らかいのでどのようにもできて楽しめます。

もちろん飾りのようなものですし、その上から編組をかぶせるので、あまり意味無しです。それにシリコンのスポンジシートを鉢巻きまでかぶせていらっしゃるので、ちょっと邪魔かな。

こういうやり方もしたことがありました。

なるほどなぁ、そうやってスプリング機能を持たせる方法もあるわけですね。おっしゃる通り今となっては加工しにくいですが、アルミでも充分使える方法ですよね。ありがとうございます、今後のために覚えておきます。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2008年5月 9日(金) 18:45に書いた記事です。

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