コモンモードチョーク

 JS3CTQ稲葉さんとこ気になる記事があったので、シーズン突入前に真似することにしました。

 トロイダルはもちろんこのために購入したんですが、1.5D-QEVは昔何かのために購入したままだったのを見事発掘しました。今はなきお店の値札が貼られています。テフロンケーブルなどでしたら送信側にも入れられるのですが、購入に走るのが面倒ですから我慢することにしました。

 左のBirdのエレメントは、単なる大きさ比較用のもので他意はありません。


 例によって何とかの一つ覚え、ガラステープで保護してからW1JR式で28回巻きです。指定以上に巻けるだけ巻いたろと思ったんですが、巻き返しの間隔を考えるとこれ以上は巻けませんでした。

 あとはそこらの適当なタッパに入れてコネクタにつなぐだけ。あとからいろいろやり変えることも考え、コアは緩衝材で押さえておくだけでタッパへの固定はしないことにしました。


 それにしてもすごいインダクタンスですね。当然ながら芯線側もほとんど同じでした。果たしてこれでどの程度ノイズよけできるでしょうか。まぁあんまり過度な期待はしないようにします。


 ところで、最近コネクタの圧着にハマってます。と言ってもBNC/N/Mとも、手軽に入手できるのはRG58U用の物が多いんですよね。日本の規格のは高いです。

コメント(11)

一時期流行った?MicrovertアンテナのRFチョークにそのまま使えますね。ただし、ローパワー部門で^^;

ここまでインダクタンスのあるチョークではないですが、ローバンドのノイズが減ると期待して似たようなのを試したことがありますが、私の環境では変化はありませんでした。QSYするたびに調整が面倒ですが、アクティブノイズキャンセラーがローカルノイズに一番効果がありました。

実は当時耐入力の大きめなMVをでっち上げようとそこそこの部品を集めたことがあったのですが、今回の用途には少し足りないので流用はやめました。そのまま引き続きデッドストックになっていくんでしょうね。

 そして…またまた困ったことを聞いてしまいました…アクティブノイズキャンセラ、ですか(^^;;

浦島太郎している間に、EHアンテナとかいろいろ変わり種アンテナが発表されていますね。MVアンテナとやらを調べるとDL7PEが開発したもので、その原典を見ると・・・完全には理解できてませんが、同軸で作るスリーブアンテナの輻射エレメントをコイルで短縮したものと捉えました。(違っていたらご指摘を)50MHzだったらコアなんぞ使わず、同軸を数回巻いておくだけでRF的に分離できるのですが、1.9MHzとなると大きなインダクタンスが必要なんですね。

アクティブノイズキャンセラーって、どこやらが製品化していたノイズ専用のアンテナで拾ったノイズの位相を調整、逆相とし、受信信号とをMixしてノイズ成分を打ち消すものでしょうか。

小生も完全に理解したわけではないのですが、MVはスリーブ部分?がフルサイズなので割と高効率で働くのではないかと思ってます。それ用に手配した長い同軸(といっても50mですが)も、同じくデッドストック進行中です。

 ところで浦島太郎の件、コンテスト界はもっとすごいことなってるようですよ。SO2Rは当たり前、送受のアンテナも思いのまま瞬時に切り替えられるようになってないと通用しない世界なんやそうです。SO3Rもボチボチ広まってる、とか?

 アクティブキャンセラについては、未だ手にしたこともないのですが、そのような感じだと小生も理解してます。

私がMVアンテナで使っていたチョークが150uHなのでKDHこの記事で紹介されているものの1/10しかありません。それでも、Z=2kΩ@1.8MHzで、RIG側同軸のコモンモード電流も実測しましたが、ほとんどRF絶縁されていました。

アクティブノイズキャンセラーはDRIさんの説明ずばりそのものです。MFJの製品を使用していますが、都市ノイズの多いうちの環境では1.8/3.5MHzでは手放せないアイテムです(どっちみち皆さんとDXをはり合えるレベルではないですが・・)。うちの場合はたまたま条件が良かったようで、Webを検索するとほとんど効果がないというのもあります。要は、ノイズ源の種類と、ノイズ受信アンテナの工夫次第だと思います。

CQ誌に載っているらしい元記事を全く見ていませんので定かではないのですが、ノイズよけということで多少幅広くカバーしたいとの狙いがあるのかなと勝手に解釈してます。1.5D-QEVって同封されていた説明書に「半田づけ程度の熱では何も問題は起こらない」とありますから、あわよくば100Wくらいまでの電信なら通すかなという思いもあるんです。そうなるとリグの直近に挿入できますから、まぁ入れたままでも邪魔になることはないかなと思い、ダメ元で巻いてみました。

 アクティブノイズキャンセラのノイズアンテナの件、法澤さんのブログ内には記事がなさそうですね…カンニングさせていただこうと思ったんですが(^^; 垂直系のものを少し離して…その程度では「工夫」に入りませんよね。ダメ元でやるにはちょっと高くつきそうですが、やってみるのも悪くないかなと思いつつ、ある先輩にお尋ねしてみたところ、「私ならやりません」ときっぱりメールいただいたりしてます(^^;;;

http://blog.livedoor.jp/jp3pzd/archives/50339670.html

↑にちらっと書いています。アクティブノイズキャンセラは、QSYするたびにかなりクリティカルな調整が必要なので、コンテスト向きではないでしょうね。うちみたいに常にS9のノイズという環境だと、これがなければ国内相手にさえCQを出す気になりません。ま、ビバがはれるような方には関係ない代物でしょう。

CMFですが私がMVの実験をしたとき、最初に巻いたのが1.5D。コアが240-43だったと記憶してますが160mでデューティ50の100Wで全く問題ありませんでした
従ってグランドレベルからの誘導を切るのには充分かと思います。
ただ 接続部分がBNCだと ちょっと不安が無いとはいえませんが。

法澤さん、小生の探し方が悪かったようで早速ありがとうございます。いやー、それもこれも、鬼耳の方々に少しでも近づきたいなとの一心でして。取り組む方向性が間違ってるような気もしますね(^^;;

 山崎さん、レポートありがとうございます。そこに入れるとスマートになるので、その方向でやってみます。BNCでも5〜60W程度なら問題ないかなと勝手に思ってますがどうでしょうか…例の製作中のリニアも、入力側はBNCにしてしまいました。

都市ノイズのようなアンテナから近距離で輻射されているノイズは、キャンセラーで除去できるけど、目的信号と同じ距離から到来しているものは、目的信号も除去されてしまうので「効く」「効かない」の差が出てくるんじゃないでしょうか。

1.5DQEV、QEV系の同軸は、テフロン同軸とは行かないまでも、熱に強いのでハイパワーを通すことができますね。

そうですね、運良く安くで手配できたらダメ元でやってみるのも悪くないかなぐらいに思ってます。要するに除去したいノイズだけを受信するアンテナがあればいいんでしょうけど、発生源が遠い場合は確かにそこが難しそう。

 QEVの件についても、受信で大した効果がなかった場合は多少溶けて(壊れて)しまっても後悔することはないので、様子を見て実験的にやってみます。

コメントする

この記事について

このページは、ji3kdhが2008年9月 4日(木) 20:44に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「ご意見承りセンター」です。

次の記事は「グリル アイ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。