失敗したままではあきませんので、手を打ちました。
ゲインが三段階に設定できるLM386が便利そうでいいのですが、昔使ったとき少しフロアノイズが気になったような記憶があったので、店頭でいくつか並んでいる中でSN比が良い(84dB)と記載のあったこれにしました。(ちなみに過去にLM380も使ったことがあるのですが、そちらではフロアノイズは気になりませんでした…386/380いずれも私感ですし遠い記憶です)
帰宅してネットで調べてみたら、TEA2025BというICは安い外部スピーカに内蔵されてるアンプによく使われているとか。ま、音質どうこうを問題にする場所ではないのでいいでしょう。
ところでエレキットって、昔は別の名前の会社(確か九州の嘉穂…)から出ていたように記憶しているのですが…時代とともに扱いが代わったんでしょうね。
この出力トランスを
取り外し、
アルミのアングルで作った治具を
このように取り付けて
基板を固定しました。
店頭で選ぶときにあんまり考えてませんでしたので、少しだけ基板を削らないと収まりませんでした(左上)。もっとも、もう少し小さい(細長い)基板でしたらこんなことしなくても縦に収まるので、そのあたりを考慮して選択する方が良いかも知れません。
え、こんなもんぐらい自分で部品集めて組め、って?(^^;;
ご覧のように入力側ですらシールド線を使いませんでした(ツイストなら電ドルですぐですから(^^; )が、ハム音は全く感じられないようになりました。
ただ面白いことに、今回の基板上のVR(回路図がないので定かではないが、入力側でしょう)の位置によってはハム音が出てきます。消える点にあわせてありますが、ちょっとだけゲインが低いような気もします。まぁその点も含めて、実際に使ってみてどうなのか楽しみです。
とりあえず、ハム音対策については安易な方法ですがこれで完了としました。
ところで元々のAF回路ですが、このトランス以外は撤去していません。詳しく追ってないのですが基板上に別の回路もあるようなので、基板自体残したまま、AF入出力と電源入力(DC14Vと例のSメータ近くの高圧からの線)を外してあります。
無事 完了のようですね。ご苦労様でした。
いよいよ残るはプロダクト回路ですね。私はいま実態配線図を書き始めていますが、今週は無理でしょう。
今月末が一応の着地目標ですがどうなるか?
ありがとうございます。山崎さんの測定結果を拝見し、また北村さんや西村さんのご意見もお伺いした上で、結局このようにしてしまいました。さすがに劇的な効果がありましたので、やはり電源部よりもAF部に問題があるのでしょうね。
検波部については(も)、時間的に相当遅れを取ってしまいそうですので、いつものことですがまたまたレポートを楽しみにさせていただきます。
確かにLM386はシューっというホワイトノイズが多く、ヘッドフォンで聴く時、S/N比が悪くなった経験があります。また、トランシーバーに組み込んで送信/受信切り替え時にボッといやな音がして苦労しました。
ところで、ご承知と思いますが、TEA2025Bを使ったアンプ、片チャンネルだけをお使いでしょうか? もし、BTL接続してモノラルでお使いなら、出力は平衡となるため片方をアースすることができなくなりますね。スピーカだけなら問題ないかもしれませんがヘッドフォンを使う場合、プラグ/ジャックの配線から問題になることがあります。
あ、やっぱりそうでした? 386にしなくて良かったです。他に使ったことがあるのは380とμPC575C2ですね。後者はRJX610でも使われているのですが、386のような問題はなかったように記憶してます。それから…BTL接続って何?って大して調べもせずにモノラル接続し、しっかり片側接地してしまいました(^^; 短絡状態になったりするんでしょうか? 短時間では不具合は出ないのかな? とすると、早めに片ch利用に配線替えせにゃならんかも知れませんね。
いやー、無知とは恐ろしい。ご指摘ありがとうございます。
あれま〜。早いですね。私のLM386は東京出張の際の秋月で買った物です。私のものはブサイクなユニバーサル基板に組んであります。しかし、μPC575C2とは、たしかICにカブトムシみたいな金属の放熱器の出たヤツですよね。しかし早い。
あれ、もしかして、uPC20Cと勘違いしていたかも。
プロダクト検波のほうは楽しみですね。和製ギルバートICで構成されるのでしょうか。
BTL:ブリッジ トランスフォーマー レスだったかな。頭文字並べてBTLだったと思います。
TEA2025Bはステレオアンプ用ICなのでモノラルの時に片側遊ばせる事になりますね。それではもったいないので入力を反転させて遊んでいる方へ入れてやります。
すると片側から正の出力、もう一方から負の出力が出てくることになりますから出力が稼げると同時に出力トランス、今はDCストップ用のコンデンサが要らなくなる。たしか、こんな理屈だったと思います。
ブリッジというのは正の方向のアンプに対してインバーター+負の方向のアンプが図で見ると橋のようになるからでしょう。
このBTLスタイルでアンプが作られていたら片側接地は負の方向のアンプ出力を接地することになりますから拙いですね。
片チャンネルだけを使って出力にコンデンサを入れて直流阻止が必要でしょう。
もしも私の記憶が間違っていたら 何方か訂正を御願いします。
BTLは山崎さんのご説明どおりだと思います。使用電圧が低い、例えば車のバッテリーから大出力を得たい場合などに多用されました。
データーシートを見たところ、保護回路が入っているようなのでIC自体は壊れないでしょう。
(キットの説明書にその旨の注意、書かれてないんでしょうか?)
あ、もうひとつ気が付きました。
確か、出力トランスのインピーダンスが3.2Ωとおっしってましたね。ということは、スピーカも3.2Ω?
だとしたら、このICの規格上、14Vを直接印加して3.2Ωを駆動するのは無理がありそうです。(4Ωの時、最大電圧は9V)
皆さん、ありがとうございます。たった今ステレオモードに配線替えし、7MHz帯の大陸からの放送を聞いております。ボリュームを絞りきってもハム音は皆無、気持ちいいですねぇ。皆さんのお陰であります。
北村さん、確かに575C2にはおもしろい放熱板がついてますね。これのお陰でユニバーサル基板にはちょっとだけ使いにくい感じがありました。実際は隣り合う穴をカッタでまっすぐつなげばよいのですが。それから作業の件ですが、4月のイベントまであまり休日がないので、時間のあるときに少しでも進めておかないとと若干焦ってのことであります。とりあえずフィルタさえ何とかすれば使える状態ではあるのですが。
山崎さん、詳しいご説明ありがとうございました。全くの不勉強・不注意でしてお恥ずかしい限りです。今回の基板の場合、BTL/ステレオを簡単に切り替えられるようにしてあるため、幸か不幸か出力側のコンデンサはいつでも入ったままとなっていました。
西村さん、ご指摘をいただいてなかったら変なことになっていたかも知れません。改めてお礼申し上げます。そして…ちゃぁんと太文字で「BTLで使用する場合、スピーカのマイナスは電源のマイナスと接続するな」と書かれていました(^^;;; 回路図もない取説なんてとバカにしてたらあきませんね。事故にならなくて良かったです。
ちなみにBTLについては、下記のページに簡単な説明がありました。
http://www.mohicandevice.com/laboratory/amp/whatisBTL.htm
http://www.dynavector.co.jp/lecture/btl.html
あ、申し上げておりませんでしたが、R-4Cには内蔵スピーカがありません。回路図にもないでしょう?(^^) ヘッドホンは何Ωか分かりませんが、外部スピーカには8Ωのものを接続しております。厳密にはステレオモードの場合、8Ω負荷だと最大2.4W(×2)で12V以下ということのようですね。「最大出力近くで使用する場合は」との但し書きがありますので、通常の音量なら大丈夫かなと思いますが…
素人考え:BTL接続ではなくて、Lch/Rchを単純にパラ接続したら、流せる電流が倍になってその点の問題が解決できそうに思うのですが、いかがでしょう?(^^;
スピーカーの件、了解です。
アンプのパラ接続はやめておいた方が良いと思います。2つのアンプ、ゲインや位相が完全に一致していないので片方の出力が片方に入ってしまい、壊れる可能性が高いです。
同様の回答が、ここの下の方にありました。
http://okwave.jp/qa2537504.html
どうしてもやりたいのだったら望月さんが作成したAFハイブリッドが必要と思われます。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~jh2clv/hyb4spex.htm
RF半導体アンプで使うパワーコンバイナ、パワーデバイダと同じですね。
早速ありがとうございます。なるほど了解です…インピーダンスの問題はあるやろなとは思っていましたが、瞬時に壊れるとまでは想像できませんでした。我々の世界(60Hz)の場合、位相と周波数と電圧を合わせれば合成が可能ですので…一緒にすなということですな(^^;;
元々は、片方が遊んでるのがもったいないというビンボーな発想からなのですが、実際聞いた限りでは、先の海外放送をヘッドホンで聴くのにボリュームは9時の位置で充分ですから、出力的には全く不足はなさそうです。というわけで、無駄な抵抗はやめて片側を遊ばせておくことにします。
今回の件は別として、ご提示いただいた望月さんの例も、確かに一度やってみたい題材ではありますね。
数人寄れば文殊の知恵ですなぁ。見事に一件落着。60/120hzハムは獄門打ち首になったようでオメデトウございます。
石川五右衛門のせりふじゃないですが「濱の真砂は尽きるとも世にトラブルの種は尽きまじ」です。
次はプロダクト検波がお裁きを待っとりますがな。Hi
それから仕事がわんさと舞い込んでお忙しいようですが「こいつは春から縁起がいいわい」と不景気を吹っ飛ばしてください。
仕事優先、ストレス解消は無線と休む暇が無いようですがお体を壊さないよう、ご自愛を。
実は「何もないぶろぐ」を見て憧れのR−4Cってどんなものだろうかと想像していたのです。そしたら知り合いにこれを持っている局があったのをふと思い出して、「使っているんですかー?」って聞いたら、「使って良いよ」って言って貰えたので、喜んで持ってきた次第です。CWのトーンがBGM代わりに聞ける奴って最近の無線機でもそんなにはないです。心地良いです。ミニコンポのSPを繋いでいますがハム音?は感じないですね。
皆さん、またまた放置気味で申し訳ございません。
山崎さん、ありがとうございます。お陰さまで例年通り年度末までは仕事です…が、新年度明けは例年以上にヒマになりそうです(^^; まぁこのご時世ですから仕方ありません。あんまりジタバタせんとことは思ぅてますが、果たしてどうなりますやら… そしてプロダクト検波ですが、小生がやっても違いが分からなそうですので、ズルですが山崎さんの実験結果を拝見してからと思ったりしておりまして(^^;;;
中村さん、コメントありがとうございました…そうだったんですか!!! いやービックリです。あまりにもタイミングがいいなと思いましたが、まさかそんなこととは存じませんでした。ホント、こういうのが手ごろな価格で入手できるのはありがたいです。情報入手も含めて、ネットならではですね。それからハム音についてのレポートもありがとうございます。小生も実際の信号を聞いている限りではほとんど気にならなかったんですが、潜在的にストレスの原因になったりしたら嫌やなと思いまして、あるよりはない方がいいだろうと対策しました次第です。ま、実際のところボリュームを絞ってたら受信機の役目を果たしませんもんね。