ケミコン


 ちょっと探し物をしてた時に部品箱から出てきた、何の変哲もない未使用ケミコンですが…


 なんか臭うなぁとよく見てみたら…!!!

 こんなことってあるんですねぇ。nichiconの105℃品でも全く安心できんってことなんでしょうか。それにしたって、別に保管状況が良くないわけでもないと思うんですがねぇ。

 撮影後直ちにゴミ箱へ放り込んだのは言うまでもありません。

コメント(23)

あわわわわ〜
コレは怖いぞ〜!

ニチコンへこの不具合を報告したらいかがでしょうか?
少なくとも要因とか、教えてもらえると思う。

乾電池の液漏れはありますがケミコンの液漏れとは・・

下間さん、何が恐いってこれ一応未使用なんですよねぇ。何かに使ってたら、そしてそれが小生の手元を離れてたらと思うとゾッとします。

 西村さん、クレームでなくて情報提供というわけですね? 実はそれも一瞬頭をかすめたんですが、まずいつどこで入手したのか皆目思い出せないのです。ただ一つ言えることは、少なくとも正規のルートで(正規の価格で)入手したのではないということです。どうせ日本橋の某ジャンク屋(というと怒られそうですが)で「一パックいくら」でゲットしてきたものでしょう。さらに推測するなら、本来は破棄されるはずの規格外れのものが、何らかの手順を経て格安で店頭に出ていたという可能性もあります。そしてこのパッケージングはまずメーカでされたものではないでしょう。つまり全くの新品未使用かどうかも疑わしいわけです(さすがに使った形跡はなさそうですが、保管状況についても怪しいという意味で)。いずれにしてもメーカとしては関知しない(できない)品物だと思いますので、有り難くネタにさせていただいた直後に破棄することにしました。

 岡本さん、さすがに未使用での液漏れはビックリですよね。しかも比較的まともと思っていた国産の105℃ものですからなおさらです。小生の手元に来るまでに相当な高温下・高圧下にさらされていた、と善意に解釈することにします(^^; (ちょっと考えにくいですが)

参考情報

http://capacitor.web.fc2.com/n.html

正規ルートの入手品でなくとも、ロット番号とかで、このコンデンサの正体がメーカ側で解るハズ。もし、不良品の流出とかだったら、それに応じた回答が出てくると思われるのです。(回答できないも回答のうち)

ビニール袋に入れて完全密閉され保管していた?・・・もし、そうだったらコンデンサから出てくる微量のガスと塩化ビニルが何らかの反応を起こしたと考えられなくもない??・・・あくまでも勝手な推測ですが。

使用上の注意書きにある「コンデンサの保管条件」についての内容を確認してみたいと思います。

なるほど、「回答できないのも回答のうち」はある意味名言級ですね(^^; もう捨ててしまったので写真を見るしかないのですが、ロットらしき番号としてH9012(M〜かも)と、恐らく型式だと思いますがPL(M)というのが見えますね。製造は90年の第12週? としたらもう19年も前のものですね…それから保管ですが、実はビニル袋の一部が小さく破れてました。ひょっとしたら過去に一つか二つ抜いて使ったのかも知れません。まぁ密封してなかったから異臭に気づいたというのもありまして。

 それにしても、我が家では大きなタッパに他のケミコンパックとともにゆったりと入れてあったんですが、当然ながら他のパック(いずれも全く違うタイプ)はすべて異常なしなんです。

典型的な4級塩電解コン問題ですねえ。
1990年〜92年ごろに製造された電解コンデンサーの多くに4級塩という電解液が使用されています。それまで使われていた3級塩より安いということで、多くのコンデンサーメーカが採用しましたが、この電解液が封印用のゴムを腐食し、電解液が流れ出る問題が発覚。結局もとの3級塩に戻るまでの数年間出荷されてしまいました。電気機器製造メーカによっては、問題電解コンを搭載した製品の回収騒ぎになった場合もあるようです。
この時期に製造された電解コンが全て4級塩というわけではないようですが、多くに使われしまったようですね。4級塩でも封印がしっかりしているものは、とくに問題ないようですが・・
先日自分で修理したTS-850の電解液漏れも製造時期からこの4級塩の可能性大です。トホホな問題です。

あっ、これが例のやつでしたか! 確かどこかでちらっとお聞きしたと思って調べてみたら、去年JF3IPR大前さんからも同様のコメントをいただいておりました。なるほど…ロットから製造年が推測できてその年代のもののようなら、最初から使わない方が良さそうですね。お使いの850は…全数交換ですか! ホント、トホホですね…

全交換まではしておりません。私の850の場合。どうもルビコン製が4級塩のようでして、これは交換しました。
おっしゃるとおり、90〜92年あたりの大型の電解コンの使用は避けたほうが良いでしょうね。
オークションで安く買った大容量の電解が91年ものでして、扱いに苦慮してます。とほほ

あぁ〜、小生もそのような手段で安く入手した大きめのケミコンが多数あります…ロットを調べるのが恐いですね。

 もしビンゴだったら…黙って再販、かな? もちろんその部分の画像は掲載しなくてはなりませんね(^^;;

そんな理由があったのですね。電解コンデンサって消耗品と言われますが、50年前の真空管ラジオに使っているものでも、液モレや容量ヌケ無しに動作しているものものあります。

ホント、改めて情報をいただきました斉藤さんに感謝です。

 そうですね、古いのは最初は容量抜け気味でも、通電し続けるとやがて復活してくるものもありますよね? その辺も不思議です。理屈が分かってないので間違ってるかも知れませんが。まぁしかし、交換しないに越したことはないのですが、自作品ではある程度交換を見越した配置にしておいた方が良さそうですね。

こんにちは。
最近になって、オーディオ用のCWフィルタの効きが悪くなり、調整箇所をいじっても以前のような特性が出なくなり、調べたら4級塩だったのかわかりませんが、以前(やっぱり90年代前半だったかも...)たしか500個袋入りで2500円くらいで買った16V10μFの小さなコンデンサを30個くらい使っていて、それの一部が漏液していました。

杉山さんの写真と同じような黄色っぽい液で、漏液すると通過する信号のレベルが下がったりします。先週の土曜日、アキバへ行ったので日ケミの105℃製品で25V10μFを50個買ってきて全部交換しました。16V耐圧で良かったのですが、製造中止で、外形寸法が同じで価格も同じだから、ということで25V品にしました。

これから漏液するコンデンサを全部探して廃棄します。もう袋も無くなってジャンク箱に散らばっているので早急に整理する必要がありそうです。ちなみにメーカーは、□の中にMと書いてあるだけなのでどこかわかりません。松下か、マルコンとか何とかかなぁ...85℃品でした。

連続書き込みご容赦...
今、ジャンク箱を整理していたら、当該品が袋入りでありました。□にMはPanasonicで、200PCS、袋に印字されているロット番号は「299211」でした。これって92年11週?なんかそんな可能性濃厚な... うわーっという感じです。

ジャンク箱に散らばっているのも探していますが、つまむとにちゃーっまでは行かないですが、乾いていない感じがします。

はじめまして。
四級塩はロットではなく、各社シリーズ分けされていました。その時代全てが四級塩ではありません。
お手持ちのニチコン「PL」は代表的な四級塩でした。
ニッケミなら「LXF」とか。

低インピーダンスで特性も良いというふれこみでしたから、封口ゴムを劣化させる経時的なことは当時予見できなかったのでしょう。
電解液は導電性なので、液漏れしても乾燥したままであれば救いはあるのですが、乾燥跡が吸湿すると電コン両足間にリーク電流が流れて最悪は発煙・発火します。

β教粗さま、液漏れは難儀ですね。さらに底や裏などの見えないところでしたらなおのことたちが悪くて困りますよね。コンデンサ交換で無事初期の性能が取り戻せたのですね? 松下製の情報もありがとうございます。こちら( http://capacitor.web.fc2.com/m.html )でマークも了解しました。とりあえず事故品と同一ロットなら使わないのが無難そうですね。

 お名前空欄さま、コメントありがとうございます。具体的にこのモデルが該当する、というような情報をお持ちであれば事故を未然に防げそうですね。

 貴重な情報をありがとうございました。もし差し支えなければ、次回はハンドルでも結構ですのでお名前欄に何か文字列を入れていただけると、なお有り難く存じます。

おはようございます。私も自分の所の直後に杉山さんや皆さんの書き込みを読んで、大変勉強になりました。有難うございました。

Panaのコンデンサの件、結局、ジャンク箱から約200個入りと約100個入りのビニール袋が出てきて、バラのも含めて350個ほど発見しました。ビニール袋には299192と299212というロット番号が印刷してあり、下3桁は通し番号、299は何かなぁ?という所です。

せっかくだからサンプリングして容量とタンデルを測ってみたら....10μFの表示に対して、10の-3乗μFとか-4乗μFなどが続出... タンデルも>200%が続出... で全部廃棄しました。

ちなみに交換のため@15円で入手した日ケミの25V10μFは、大体9.8μF前後、タンデルも12%前後でした。ケミコンの容量の精度は昔は-0%、+100%くらい当たり前だったのに、今は±20%とあり、認識を新たにしました。

こんばんは。いやー、さすがにたくさんストックしていらっしゃったんですね。299192ですが、92週ということではないですし分かりませんね。型番が分かればそのあたりも判明するかもですが…パナの量産終息品のページ( http://industrial.panasonic.com/www-ctlg/ctlgj/eABA0000_JP.html )にありますでしょうか?

 それにしても、10000分の1にまで落ちるとは、まさしく容量抜けですね。そこまでいくとセットの正常動作なんて到底望めそうにありません。

 ところでまたまた無知ぶりをさらけ出してしまいますが、tanδってどうやって測定するのでしょうか。それ用のブリッジ(交流ブリッジ?)があるのかな?

β教粗さま
タンデルを測定できる高価なLCRメータをお持ちのようで。

日置の一番安いのんで
http://hioki.jp/353250/index.html
定価¥380,000円也

こんにちは。
Panaのケミコンのビニール袋には、ドットインパクトの字体で番号が振ってあり、「299192」の前は「299191」、次は「299193」のようなのです。なぜなら袋の切り口にはそれらのお隣の袋の番号の切れ端が読み取れる形で残っているのです。なので、下4桁〜5桁がシリアル番号なのかなと想像しております。

袋にも現物にも型番の記載はありません。10μF16V M 85℃ のみです。直径4.2mm、高さ5.7mmほどです。

あとタンデルはジャンク屋で2k円で買ったLCRブリッジに、たまたまタンデルのダイアルがあったので測ってみました。周波数は1kHzですが、LCRはそれなりに確からしい値を示したので今まで便利に使ってきました。

それと西村さんから突っ込みが入りましたのでウェブで調べてみましたが、LCRブリッジでタンデルを測定できる物も結構あるようです。

で、今回調達した日ケミのケミコンや、フィルムコンデンサなどに直列抵抗を付けて、このブリッジのタンデルの表示値の変化を確認してみました。タンデルには漏れ電流や誘電体損失なども含まれESRのみとは限らないので、誤差は直列抵抗以外の要因によるものだろうとは思いますが、概ね±10%以内に入っていたので、自作のお供としては使えそうな感じでした。

西村さん、それ高いですねぇ〜(>_<) 周波数固定ならそないに高くなくても良いように思うんですが、市販でそういうのがないのかな?

 β教粗さま、考えてみたらメーカとしては別に製造年月を公表する必要はないですもんね。極端に安くなければ、今で店頭で売られているものは(多分)問題ないんでしょう。そのあたりのロットは気をつけさせていただくことにします。

 それと、いいものを入手していらっしゃったようですね。ジャンク屋なんて長いこと行ってないんですが、たまにはのぞいてみる方がいいかも知れませんね。小生の場合はどうせ宝の持ち腐れになってしまいそうですが(^^;;

こんばんは。
型名は、該当するとすれば、リード線型(A型)の85℃汎用品のECA**Mなんでしょうけど、外装がダークブルー/白色とあるので違うと思います。捨てたのは外装が黒、文字が白のタイプでした。今後は日ケミのにしようっと。

あと、今回使ったのは汎用ブリッジと呼ばれる物で、まだ学校などの教育機関では使われているのも多いようです。古くなっても原理的に必要なのかな。1kHzの発振器内蔵で、拾ってきた日置の接地抵抗計を修理して使えるようにするまでは、これで接地抵抗を測ったり、雨水の電気伝導度を測定していました。測定器は精度と安定度(再現性、繰り返し精度)が命なので、安定でありさえすれば、精度は自前である程度確かめられますから、自作のお供には使えそうです。

あとスレ違いですがFETアンプって、2.2kmバンド用だったんですね。ようやく話が見えてきました。

「安定性」さえ確保できていれば精度は少しぐらい、というのはよく分かります。LやCを計るのに簡易なキットのものを使っているのですが、いつもだいたいそれらしい値(同じ物は同じくらいに)を示すのでその点では安心して使えています。絶対値が少し違っていても、小生のレベルでは大勢に影響ありませんので。まぁしかしそう言う意味では、周波数などは素人でも割とラクに精度が高いところまで得られるのでいいですね。

 ははは、さぞ「何をまたド素人丸出しでおっぱじめよったんや」と苦笑していらっしゃったこと思います。何とか2way QSOをと頑張っておりましたが、残念ながら当面の目標は潰えてしまいました…

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この記事について

このページは、ji3kdhが2009年5月11日(月) 20:53に書いた記事です。

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