電力増幅部

 夜な夜な、ボチボチとやっております。


 まだ途中経過ですが、余り物の放熱器に捨てようと思っていた基板を再利用して組んでます。FETは一本110円の代物(値札あり)。モールドタイプなので取り付け時の絶縁も不要で、どこまでもズボラ路線です(^^) おまけにトランスの実装もちょっと?ですね(^^;; 妙案浮かばず苦肉の策です。

 ちなみにこの写真のあと、入出力ともカップリングCを少し増やしました。


 そして電源24V、バイアスなしでドライブしたところがこれでして、少し(だいぶ)ドライブ不足のような感じです。100Vp-pですからおおむね25W出力というところでしょうか、ゲインは100倍で妥当なところ? 試しに電源を40Vにしてみたら、波形はまるで別物、しかも輝線が細くならないのでこりゃまずい、発振か?と思い、壊す前にすぐ24Vに戻しました。それでも40W定格のダミーが暖かくなってきますから、無理にこれ以上電圧を上げることもないでしょう。師にもそうアドバイスいただきました。

 ドライブ不足については、とりあえず前段のステップアップトランスを巻き直してみようと思います。それと並行して、このまま出力にLPFをつないで波形などをチェックしてみたいところです。

コメント(4)

やはり40Vは怪しかったですか。壊れる時は一瞬なので君子危うきに近寄らずです。Hi

それと波形を見た感じ(自信はないです)ではピークで磁気飽和が起きてるような気がしますが。。。
パラプッシュなので電流値がどれくらいかわかりませんが(やったことがない)コアを×2にして
変化があるかどうか見られては如何でしょう。

こっちも悪戦苦闘中です。Hi Hi

早速ありがとうございます。お聞きしてなかったら何とかならんかと電圧を上げていろいろやっていたと思います。それから、これが磁気飽和ですか! 実は出力側は両方ともFT114-43を×3にしてありまして、30分ほどVVVを出しっぱなしにしても全くどこも暖かくならないので、コアの数については全然問題にしていませんでした。入力側についても手持ちの関係から同じコア×1ですので、これも大きすぎですよね。しかし文字通りどこかで頭打ちしてるなとは思っていました…トランスの巻き数不足?

 前段のLM380が相当しんどがってるようですので、そちらの影響もあるかな(入力波形は見る限りまともですが)と思い、そのあたりも触ってみようと思います。

私も全くの当て推量ですが、ドライブを減らしていったら今の波形ピークと同じ高さでちゃんとした山がでますか?(バイアス以下が切れるのは当然ですから)
スイッチングFETは飽和点へすぐに達するので矩形波はお馴染みですからいいんですが、ちょっと気になります。

それとコアの熱ですが損失がピークの一瞬ならコアは発熱しないと思うんですが。(放熱効果が大きいので)
ドライブ波形が綺麗ならやはりファイナル自身でしょうけどピークを伸ばすにはドレイン電圧を上げるしかないと思います。
ただ 上げると電流も増えるので磁気飽和があるといたちごっこになり、どこでバランスをとるかが難しい?
FT240-43があればドレインのコイルに使ってみるとか、FT114-73で巻き線を減らすとか試行錯誤して頂く以外なさそうです。
うちのファイナルも偉そうに云えるような代物ではないですけど・・・・(妄言多謝)

妄言だなんてとんでもございません。貴重なアドバイス・ヒントをありがとうございます。磁気飽和について全く気にしていなかったのですが、それと同時に巻き数についても全く根拠なし、周波数が低いんだからたくさん巻いとけばいいだろう、ぐらいにしか考えていませんでした。確かに巻き過ぎというセンもありそうですね。いろいろ触って試してみます。

 ところで…実は一つオーボケなところがありまして、その件についてはお恥ずかしながら次の記事をご覧いただければと存じます。

コメントする

この記事について

このページは、ji3kdhが2009年5月13日(水) 20:30に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「ケミコン」です。

次の記事は「電力増幅部 その2」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。