100W化

 に取りかかりました。


 今となっては懐かしい石が使われています。電源が12Vということもありますが、結局このあたりがいちばん無難だということかも知れません。


 AA1K Jonの記事で問題になっていたC3はすでに撤去されていました。


 装着中、リアパネルのファンをつける前の様子。

 ちなみに左に立っている基板は内蔵オートアンテナチューナ、LとCをリレーでパチパチ切り替えるタイプのものです。


 ファンをつけるとこうなります。


 これだけ口径の小さいファンだとかなりやかましいんやないかなと思ってたんですが、意外にも静かです。というのも、温度によって回転数を四段階に制御するようになってて、しかも最大風量時でも騒音が抑えられるようなセッティングになっている(らしい…テストモードでしかまだ動かしてない)からです。実際にどこまで温度が上がるのか、今のところ試せていませんが楽しみでもあります。

 ところで…実はこのあと、5mほどのビニル線をつないで仮に聞いてみたんですが、残念なことにR-4Cでラクに聞こえる信号がK3ではあまり良く聞こえないことが多いです。まだまともなアンテナではありませんし、そもそも使い方が良くないのかも知れませんが、第一印象としてはかなりガッカリというところですね。ディジタル機だから仕方ない、ということなんでしょうか…なにかバンド中で抑圧を受けているというか、もやがかかっているというか、そんな感じがするのです。もやの下の信号を苦労して聞くような、そんな感じでして…これなら950(SD)のほうがずっとマシかも。

 せっかく入手したので簡単に手放しはしません、もう少しいろいろ触ってみたいと思います。あ、それからこれはあくまでもここにある個体を短時間仮に使ってみて感じた個人的な感想に過ぎませんので、そのつもりで単なるネタ・読み物としてさらっと流していただけますよう、お願いいたします。

コメント(6)

お、2SC2782ですな。ディスコンになっているこんな古い石、どうやって調達しているのかな?この石の後継が2SC5125であり、最近になってバイポーラーは影を潜め、三菱のMOS-FETであるRD70HVF1、RD100HHF1がかなり多く採用されているようです。

ワタシとしては、100W化は外付けリニアとか、自作でやってほしかったなぁ・・と。

受信機の評価は、個人によって大きく差がでるので、自分で使ってみて良ければOK、悪かったら批判すれば良いと思いますが・・・第一印象が悪いのは残念ですね。

いやー、少しは自作で100W前後というのも考えたんですが、実際に使うとなるとkW運用が前提ですので、内蔵できない100Wなら相当不便になりそうと思いまして、この選択となったわけです。結果としては正解でした。何しろパワーコントロールのツマミ(ロータリエンコーダです)を回すと、設定出力がディジタル表示されまして、0.0W〜12.0W〜110Wと任意にセットできるんです。そしていざ送信状態にすると、その設定値にぴったり合わせるようゲインコートロールされるというわけで、送信中にパワーが下がって来るという事態をも回避できそうな感じなのです(まだ実際に確認はしてませんが)。このあたりのことは自作ではなかなか難しいですよね。余裕のある作りでパワー低下は逃れられるとしても、です。

 受信についてですが、ちょっと期待しすぎたのかも知れません…今まであまり悪い評判を聞かなかったので、ちょっと夢を見すぎていたのかも。でもまぁまだまだ最終的な結論ではありませんし、たとえそのままの評価だったとしてもその他の部分で補えるところが多いのでいいかな、と思っております。いずれにしても「今のところ」なんですが。

>kW運用が前提

なるほどね、了解です。そのパワーコントロール回路、実際にはどうなっているんでしょうかね。出力にフィードバックをかけて制御している訳でもなさそう(制御が追いつかないハズ)なんで、キャリブレーション時にキャリアを出してレベルをメモリーするんでしょうか。
確かに、マネできそうにありません。

ローバンドで、CWに特化した専用受信機が、ご入用なんでしょうに。DDSでも周波数が低い領域で使うとC/Nが良いし・・・やはり、自作でっせ。

運用中にパワーを一定に保ってくれるかどうかは未確認です。ここまでやるんだから当然そうなってるだろうと思うんですが、そんなに難しいかな? ゲインをバンドごとにメモリしているのは間違いありません。その調整はツールからなら数クリックで全バンド自動で5W/50W/1mWやってくれますし、本体だけなら手動になりますがもちろん可能です。

 うーん、自作も将来的には面白い題材だと思うんですが、今のところ受信機としてはR-4Cがあるのでいいんです。ただ送受を合わせるのが面倒などなどで、トランシーバとしていいのがあればなと思いまして。ですので、今後はK3あるいは他のトランシーバ(送信機)とR-4Cの周波数の連動を考えていく方が近道かも知れません。

 いや、まだK3の受信がダメだと決まったわけではありませんが。とりあえず変更申請を出さねばなりません。

K2を使用しているので、K3の記事を興味深く拝見しています。
 受信機の性能は、正規のアンテナを繫いで初めて評価できる物です。5mのアンテナでガンガン聞こえる受信機は、フルサイズのダイポールを接続すると簡単に飽和します。もやの方は、分かりませんが・・・。
 接続するアンテナによって評価結果も逆転しますので、また結果を教えてください。

コメントありがとうございます。そうですね、全くおっしゃる通りでして、これだけのことでちゃんとした評価が得られるはずはありません。しかもワタクシの求めるものは相当偏った世界のことですので、皆さんに当てはまらないことの方が多いと思います。そのあたりをお含みいただき、ネタとして笑い飛ばしていただければ幸いです。

 K2をお使いなのですね。一度は使ってみたいなと思いつつありますが、さすがに(今それを口にしたり実行するのは)やめておきます(^^;;;

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この記事について

このページは、ji3kdhが2010年3月28日(日) 21:59に書いた記事です。

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