DFC-230の修理

 冬休み中に片づけた宿題、第二弾です。

 こちら以来ですから六年ぶりに通電することになるんですが、ディジタルものやし問題なく動くやろ…という当初の思いは全くもって浅はかでした。

 右の写真は修理後に撮影したものです。


 電源は入って単体ではそれなりに動いてるんですが、親機側での周波数表示がかけ離れていてしかも安定しないし変化に追従してこない。これは困ったなと思いながらフタを開けて、まず信号を逆に追いかけてみよかと出力付近に手をやると、いきなり最初に問題発覚。このコネクタがやけにグラグラしてて、これはまずいんとちゃうのん?


 ケーブルの束をどけて基板をひっくり返してみてみると、案の定こんなことになってました。狭い筐体内で固いケーブルがフタに当たってこんなことに至ったようで、ランドの上下でパターンが切れてしまってます。


 一度切れたパターンはあんまりアテにならんので、見苦しいのですがスズメッキ線でバイパスしました。これで直ったかと思って動かしてみたら…あれ、電源が入らない?! つぶすようなことしてへんはずやのになと思いながら今度はまず電源からと調べてみたら、親機(TS-830)側のDINジャックがグサグサのボロボロになっててスイッチが働かず電源が来ていないという事態に。とりあえずラジペンその他で手直しして無事通電を確保。


 これで直ったかに見えたんですがまた発症。今度は別のケーブルでして、ここのイモハンダと


 ここのテンプラハンダ(いずれもケーブルが直接ハンダ付けされた部分)を修正して、安定して動くようになったところでそのまま数時間通電したあとサービスマニュアルに沿って調整し直して、ヤレヤレ今度こそ修理完了となりました。

 しかし、これ(DFC-230)をTS-830で使うとちょっと不便なことに。分解能が低い(なんと20Hzステップ)というのはまだ我慢できるにしても、電源を切るとメモリどころかダイアル位置まですべて消えてしまうところです。一つ腹案がありまして、うまくいくかどうか機会を見て試してみようと思ってます。

 え、なんでこんなもん引っ張り出してきたんや、って? そりゃもう、単なるイチビリです、はい(^^)

コメント(4)

文面から作業している姿を想像すると楽しそう。
これで原因が判らないと、ずっと気になって他の事が手に着かなくなりますので、修理に取り掛かるときには相当な勇気と決断が必要です。

なのでR4Cも中々触れず。メカ的にダイヤルの円盤に引っ掛けてあるバネが破損して、代わりにゴムで引っ張ってあるので同調つまみを回すたびにダイヤルがずれてしまう、直したいのですが。まだまだ手つかずです。

いやー、うまく完結すればいいんですが原因が分からず散らかしたまま投げ出してしまうこともままありまして(^^; うまくいった時の達成感だけのためにやっていると言っていいかも知れませんね。

 R-4Cですが、スプリングについて検索してみてもそれらしい記事を見つけられませんでした。ずれるということはテンションが変わるということかな? ワタクシの乏しい経験では、似たような大きさのバネをホームセンターで入手してみるということくらいしか思いつきません。まぁ逃げるわけでもなし、気長にやっていきましょう。

いや〜よい物をお持ちですねえ。
TS-830所有者としましては、このDFC-230とVFO-230は憧れのアイテムです。ですが、程度の良いものはとんでもないお値段ですね。当方は諦め、VFO-240(TS-530用)で我慢してます。
しかしあの年代は結構ハンダのトラブルが多いですね。
830本体も、コネクタを引っ張ったら、基板にハンダ付けされているはずのオス側も一緒に取れたなんて話もありますので・・

これ、TS-130Sとともに関ハムかなんかで入手したんですが、合計で一万円もしてなかったように記憶してます。それでも当時某氏に「こんなん今さらどないしますねん?」と苦笑いされまして(^^; 確かに今となっては決して使いやすいとは言えませんね。まさかこれでモービル運用するわけでもなし。それとVFO-230も一応ありますが、どこへ片づけてしまったのか今では単なる飾りにもなってません。KB-1までついてるんですけど…でも根っからの貧乏性でして、売り払ってしまうとそれはそれで寂しいんですよね。なんてことは家内にばれるとまずいんで、ここだけの話ということでお願いします(^^; でもVFO-240も結構レアではないでしょうか?

 830の基板については評価が低いですねぇ。確かに以前持ってた個体も、引っこ抜けてしまったので直づけした箇所が複数ありました。今手元にあるものは幸い今のところ大丈夫そうですが、発症し出すと頭が痛くなりそうです。

コメントする

この記事について

このページは、ji3kdhが2011年1月 6日(木) 23:50に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「ダミーのコネクタ交換」です。

次の記事は「TNX QSL - XE2WWW」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。