この場所にある2機のうち動いてた方のすぐ横で店開きしたんですが、そこそこいい風が吹いてる時に5〜15分おきに『バシューッ』という音が聞こえてきたんです。最初なんかいなと思ってたんですが、何度か聞くうちにやっと状況が飲み込めました。
左の写真はずっと止まってた方の風車なんですが、先端部分がひねられているのがお分かりいただけるでしょうか。以下の記述は100%勝手な想像に基づくものなのですが、ここに設置されてる風車、設計が古いんでしょうね。素人考えでは、風の強さによって羽根のピッチを変えてできるだけ回転数を一定に保ち、エネルギーを最大限利用するのかなと思うわけですが、ここのはどうもそうではないようなんです。
どういうことかといいますと、風が強くて一定の回転数以上になった時、先端部のピッチを90度ずらして(ブレーキ側にして)一気に回転数を落とし、その後おもむろにピッチを戻してまた徐々に回転数を上げていく…そんな制御をしているような感じなんです。バシューッという音はピッチを急変させた時の風切り音で、ラッチを解放するなどして一気に変化させているんでしょう。そこまで落とさないかんかってぐらいまで回転数下げてます。そしてその後元のピッチに戻す時は、ごにょごにょごにょという音と共にゆっくり動かしてまして、まるでバネを巻き上げているかのよう。
それにしても、これはもったいない!! こちらをご覧いただければお分かり(ここのは2・3号機です)のように、去年度一年間で、2台合わせても471時間しか仕事してない計算になります。原因はその制御方法だけではないでしょうけど、それにしてももうちょっと何とかならんのかなぁ…せっかく風はタダやのに、これではあきませんよねぇ。
実際どの程度発電してるんやろと見に行ってみたら、軽快に回ってる時でしたがほとんど発電してないではないですか。数秒おきにピクンピクンと10〜20kW程度は振ってましたが、何かがあったあとで試験運用でもしてたのかな?
よそ者の分際でアレですが、せっかくのものですからもっとバリバリ仕事して欲しいなぁ〜、っと思ってしまいました。
発電施設というより補助金がいっぱい出たときに作ったモニュメントなんでしょうね.(棒読み)
あ…ってことは、見事釣られましたぁ?? (^^;;;
憶測でモノを言っちゃいけませんでしたねSRI
だけど,維持費,管理費がペイできているとは思えず,CO2削減とか,再生可能エネルギー推進とかのアピールのため運用されているのが主な目的ではないでしょうか.
維持費が出せなくなったJA8の町などでは本当のモニュメントになっちゃってるのもあるようですし..
あ、いえいえこの記事は元々が『100%勝手な想像』で書いてますので、自分的には全く問題ありません。そして、元々単純に技術的な面で不思議だな、風の使い方がもったいないなと思って書きましたので、ペイという視点には全く至りませんでした。
まさしくおっしゃる通り、これは実用に供するようなものではないですね。上述のリンク先にも
「新エネルギー・自然エネルギーの重要性を市の内外にアピールし、地球環境問題に対する意識啓発を図るため」
としっかり明記されてました。最初からモニュメントなわけで、そりゃぁそうでしょうね。
http://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/kankyo/furyoku.html
奇しくも今日の現場は阪和道を南下したところ、つまり山の尾根線に10機以上の風車が並んでいる箇所を複数見ながら南下(帰りは北上)したわけですが、真剣に運用を考えるなら最低でもあのレベルにないとな、と思いながら通過しました。もちろんあれでもペイできているかどうかは定かではありませんが…何しろ『電気は電力会社から素直に買うのが一番安い』が日頃からの持論ですので(問題発言Hi)。
http://風力発電.net/4/wakayama.html
ええ,核燃料などいろいろなものを受け入れている当地の某村にはもっと大きな規模の風力発電がありますが,これでも啓発的な意味合いが大きいと思います.
維持が大変になってくると思ってます.
http://www.rokkasho.jp/index.cfm/7,309,15,html
それなりのお金が動くわけでして,それで地元がもっと潤えばいいのですが一概にそうでもないんですね.
おぉ、これはまた大きなのがあるんですね。これだけの規模になると、維持管理態勢もコスト削減まで含めた本格的なものが組めそうですが…ま、しかし誰かがおいしい思いをする、いずこも同じ例のアレというパターンかも知れません。(これまた100%想像)
蓄電池併用はこれまたモニュメントですね。個人の実験的設備でもあるまいに、風力発電で蓄電池なんてナンセンス、と思うのはド素人かな? Hi