散策 その5

 こちらの続き、ダラダラやってます(^^;;

 今回はほとんどどなたも興味をお持ちにならないであろう、モノレールの『台車』です。


 ひょっとしたら、これを見れるのは世界でここだけかも…と思うとなおさら高揚感が。





 第三軌条はアングルで受けて水平方向に敷いてたんですね。橋桁に直接碍子で取り付けたら工数が減ると思うんですが、垂直に押しつける方が集電効率がいいとかいう理由があるのかな。いや、単に強度の問題だけかな。





 その集電部分。これなら縦・横どちらでもそう変わりないような(素人考え)?


 摩耗具合が実際に走っていた情景を彷彿とさせます。





直流電動機
型式 E-MRI
定格 60分
出力 75kW
回転数 2600rpm
極数 4
電圧 300V
電流 285A
界磁 直巻
励磁電圧  V
励磁電流 177A
軸受番号 直結側NU-312GHC4 反直結側6308PBHC3
電機用ブラシ 材質EG14D (JISC2802)寸法8×40×50 使用数8
JEC-54(1954)
製造番号 2R15264
製造年 1965
MEW 株式会社明電舎


 木材が絶縁材として使われています。300Vとはいえ大雨だと絶縁は良くなかったでしょうね。簡単にメンテできる部位だから、という考えがあったのかも。


 一方、設置してしまうと手が届きにくい第三軌条は、立派な碍子で受けられています。ひょっとして将来延伸に併せて昇圧も考慮されていたのかも? と妄想したりして。


 メインレールには、新幹線で使われているそれと同様との『50T』の刻印が堂々と。もちろん意識してその部分を切り出されたんでしょうね(^^) (その点でいうと台座が当時の橋桁そのものでないのが残念ですが、さすがにそこは仕方ないかな…)

 あと手前の寸切り、短くしといていただかないと邪魔ですね…え、これもストッパの役目ですって?








 メインレールの上を行く車輪の前(方向によっては後ろ)に、謎の配管が。


 これは…車輪の冷却? それとも掃除?


 こうやって見返してみると、まだまだ撮り足りないなという思いですが、モノレールについてはいったんこれで終わり、向こうに見えるあの構造物へ向かうことにします(その6に続きます)。

コメント(4)

手柄山、子供のころに良く行きました。
手柄山という響きを聞くだけで懐かしいです。hi
ということで、続編楽しみにてします。

#本編と関係ないですね。失礼しました。

平日だったので人はまばらでしたが、特に何にもなくても、のんびり散歩したりお弁当を広げたりできそうですね。あんまりお楽しみいただけそうな内容は残っていませんが、よろしければ(^^)

車輪へ伸びたパイプ、滑り止めの砂を散布するもんじゃないかしら。

いやー、まぁだまだ鉄分が足りませんね! 全くおっしゃる通り、これは砂箱からの配管と見るのが正解っぽいです。そういう目で最初のほうの写真を見たら砂箱らしきがありますし、まさか掃除用の水ってわけでもないでしょうからね(無意味)。時代的にも蒸気機関車と併走するような頃ですから、そこに気づかないのは落第とも言えそう。だいたい、何かなと思いながら現場で配管をたどってない時点でダメですね。

 とはいえ、実際は直下部への影響を考えると砂がまかれることはなかったんでしょう。それこそ延伸を踏まえての装備だったのかも?

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この記事について

このページは、ji3kdhが2015年3月 1日(日) 12:34に書いた記事です。

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