八重洲ワールドクロックの修理

 開局前に父に買ってもらった一式の中の世界時計を修理しました。

 一つ目の症状は、新しい電池を入れてもすぐ止まる、揺すると動き出すがまたすぐ止まるというものです。ずいぶん長いこと放ってあったんですが、もったいないので裏蓋をあけて眺めていました。眺めてるだけでは分かりませんので、テスタでいろいろ突っついていると…あれ、電池のマイナス側がどこにもつながってないぞ?

 そこで写真の左側に気づきました。電池の液漏れがあったんでしょう、この錆びている部分が導通不良を起こしているようです。磨いても無理そうでしたので、配線を一本追加しました(赤い線…本当は黒にすべきですね(^^; )。これで電池を入れると…果たして、やかましいくらい元気に動き出しました。ここまでの修理は数年前に終わっています。

 その後ある日ふと見てみたら、世界時刻表示用のリングが連動していないことに気づきました。これはやっかいやな、内部のギヤは確か樹脂製やったぞ…とこれまた数年間放ってあったんですが、今日いろいろと見てみますと、同じ写真の右側に写っています真鍮のギヤが動いたり遊んだりしています。どうもこれを定位置に押さえているカシメ(プラスチック)が甘くなったようで、手で押さえるとうまく連動し出します。そこでまたまた半田ごてを取り出し、カシメ部分のプラスチックを少し溶かして押さえ直してやりました。

 これで無事完了、また電池ある限り時を刻み続けてくれることでしょう。開局当時のグッズはだいぶ手元から離れていっていますから、せめてこれぐらいは大事にしてやらんといけませんね。

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このページは、ji3kdhが2005年5月21日(土) 19:52に書いた記事です。

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