スモールループの実験


 以前から試してみたかった160m用スモールループを、仮組みしただけで自宅に上げてみました。まぁこのような低さですので、DXの信号なんて聞こえんでしょうねぇ。


 β教粗さまから直接アドバイスや資料をいただきまして、やる気が出てきておりました。中でも「300ΩのTVフィーダを使ったら、風でエレメント間が変わることもなくてええんやないか」とのアドバイスはナイスアイディア!でして、これでいくことにしました。

 写真は、少しでもビスの影響を減らそうとの無駄な抵抗です。


 ちょっとパイプが細すぎたかも知れません。本当なら穴を開けずにクロスさせたかったんですが、手持ちの都合で致し方なくです。


 お恥ずかしながら、マッチングボックスの中身です。バリコンは3連のうち一つしか使っていません。また現状はマッチングトランスを省略しています。


 地上でディップ点を探っているところ。もちろん無線機と周波数合わせしました。地上でもそんなに変わりないんやないか、とのことですので、どんびしゃに合わせてみました。

 日没過ぎて栃東関が勝ったのを聞き届けてから、バンドを聞いてみました。先述のショートワイヤと比較するのはおかしいですが、国内QSOはまあまあ聞こえます。問題は遠くからの信号ですね。さすがにこの低さではあかんでしょうなぁ…あと、やっぱしマッチングトランスは必要かも。降ろすのが面倒なのですが、今週中に時間を見て組み込んでやらねばなりません。

 けど、いつすんねやろ…

コメント(18)

ん〜と。よく分かってないのに書くのもなんですけど、シールドループじゃないんですね。わたしゃすっかりそっちの方向だと
思っていました。この系統のスモールループなら、大きい方のループの内側に誘導結合させる小さなループが必要になってくるんじゃないかと思ったりしますが。
 ともあれ、しっかりと稼働しているようですので、それはそれでよしとしましょう。ビーム方向はループ面と平行してるんですよね。

今のトレンドでは、シールドループは苦労ばかりでそれほどのメリットはないそうです。それから、こういうスタイルのものも立派に稼働しているという実績があるようですので、一番簡単そうな形で試してみました。屋根に当たってフル回転できませんので、指向性の確認はできません(^^; が、アドバイスによれば斜め前に指向性があるようです。でも、この手のアンテナの場合目的信号に対する指向性はあまり問題になりません。ノイズをヌル点に落とし込むのが目的でして。

 今のところ、やっぱり屋根が影響してるようです。いくらなんでも低すぎるようで、ほとんど国内しか聞こえません(^^; 移動してから調整する方が早いかも。

おおっ、やってますなぁ。
なかなかきれいにまとめてありますね。

私も最初はシールドループにしようと思っていたのですが、資料を漁ったり諸先輩方のご意見をサーベイしたりしている内に、この形式のループが国内で結構使われていることが判り、まず作ってみたところ、送信アンテナに比べて感度は-20dBくらいと大幅に低いのですが、Sメータを空振りさせるノイズが下がり、信号だけが残り、結果としてS/N比が向上することが判ったので実用に供しています。

ビバレッジを使えない場合は、今のところ、手軽さといいコンパクトさといい、このループが最善の策でしょう。

いやぁ、お恥ずかしい限りです。上げ方は仕方ないにしても、マッチングボックスは手抜きの極みですので(^^; まだ途中ということもあって、防水も気遣いだけでまだ処理はしてませんし。もう少し形にしてからまとめたいと思っているのですが、果たしてどれくらい時間が取れますか…今週は別件の個人的なイベントも控えておりまして、仕事とともにバタバタしておりますです。

 それにしても、いつも貴重なアドバイスをいただきまして、ありがとうございます。なんとか結果を残したいところです。

ループの線が、グニャグニャグニャとなっているのは、リボンフィーダが束ねられていたせいですか。

昨日、ローカルからも受注したので、リボンフィーダを使ってもう一本作ってみようと思います。同調周波数は1817.5のモノバンドかな。ぐっどらっく。

はい、最寄りのホームセンターで袋入りのものを購入しましたので(^^; それとあまりピンと張るとコーナーのビスを避ける部分が接近しすぎてしまいますので、緩めに張ってみました。そうか1817.5か…小生は無意識のうちに1822.0に合わせてしまってます。

 リボンフィーダでの結果、ぜひまた教えて下さいm(_ _)m

>杉山さん
リボンフィーダーのスモールループ良さそうですね。
地上高がそのくらいで、結構よく働いているようなので、もっと高さを上げるのが楽しみですね。
自分も材料集めて試したいと思います。

私の方は、いろいろと試行錯誤して、「聞こえないから呼べない」から「聞こえるけど飛ばない」まで進歩?しました(聞こえるといっても、UA4/VQ9,W6/W7程度)。余計にストレスが・・・(笑)
50W組の辛いところですね。あー、パワーが欲しい。いよいよ今週末ですね。

川野部さん。いやぁ、まだまだ調整不足を痛感してます。ここには書いてませんが先日地上高2mの地点に降ろして、だいぶ良くなってきたんですが、それでもまだまだほど遠いです。現状ではまだDPのがよぅ聞こえるんやろな〜…で、ここだけの話、今日無理矢理時間を作って暗闇の中マッチングトランス入れてみましたが、見事に失敗してしまったことは黙っておきます。こんなんで間に合うんやろか…しかし、面白い実験であることには変わりありません。とくにリボンフィーダ、これβ教粗さまの大ヒットですね。

 法澤さん、やってますねぇ〜! あれ、大地を利用したループアンテナみたいな動作になっているんでしょうか。飛ばすには接地抵抗がポイントのような気がします。向こう側を接地すると同時に、こっちまでエレメントを這わしてみたらどうなるかな? …って、法澤さんのブログにコメントすべき内容ですね(^^; 今週末、お天気がいいことを願っています。悪天候やとそれだけでやる気激減してしまいますので。GL in TEST

杉山さん
 地上部分が1/2λ程度あれば1λループの動作をしますが、私のはもっと短くビームパターンからしてもマグネチックループに近い動作だと思います。インピーダンスが低いのでますますアースが重要ですね。

こんちわ。
興味津々です。
ループのサイズってどれくらいなんですか?

雲井さん
http://blog.livedoor.jp/jp3pzd/archives/50370605.html
に詳しく書いていますが、10m*10m*6mです。
WW160で先端接地を切り離して逆Lにしたものと比較しましたが、DXのSは似たようなものですが、ノイズはループの方が圧倒的に静かです。しかし、ループは全くといって良いほど飛びませんので、あまりお勧めできるアンテナではありません。接地をもっとがんばるか、地上部が1/2λ(20m*40m*20m)あれば話は別だと思いますが。受信アンテナとして使うなら、先端に抵抗を入れたEWEの方がパターンがきれいです。

雲井さん、コメントありがとうございます。ちなみに小生のスモールループは対角2mです。このサイズに特に意味はありません。ホームセンターで売ってるサイズそのままで、4mやとでかすぎるというだけでして。

 法澤さん、真空リレーでも欲しいところですね。あるいはソレノイドを使って工夫するとか…受信アンテナを上げた方が楽かな? しかしご自宅で逆Lを上げれる環境がうらやましいです(^^)

今日はシャック内を大掃除しまして、今後の製作に必要な部品を色々探してきました。

数年前に作ったワイヤーハーネス二本が、一本は倉庫の段ボールの一つで見つかり、もう一本は、夕方になってもうアキバに行ってコネクタ買ってきた方が早いかなと思っていたら、普段座っている社長椅子から1mくらいの距離の段ボールの中から見つかりました。そういうわけで、明日から本業の暇を見て、色々な製作にいそしめそうです。

今度の土曜日は、いよいよリボンフィーダを使用した一辺2mのループをローカルの家に上げて来ます。ループを設置するのは二階の物干し場で地上高7mくらいなので、スローパーとどれくらい信号のS/Nが違うか楽しみです。

おぉぉ、いいですね! 「いろいろな製作」の中身が?なんですが、ベランダアンテナの方、よろしければぜひまた戦果をお知らせ下さいませ。

法澤さん、杉山さん
コメントを書いたつもりだったんですが、保存されてなかったっす。すんまそ。

なんせあまりアンテナの工夫なんてしたことないもんで、ボチボチ参考にさせていただきやす。

リボンフィーダーだと雨の日なんかはかなり影響出るんですかねぇ。

なんせ「投稿」を押してから30秒程度かかりますから、まぁ気長にお願いいたします(^^;;

 雨の影響ですが、先日の雨の時にチェックしてみれば良かったですね。Box内に雨が入ってないか、そっちのほうばっかし気になってました。

 小生も「アンテナなんか細かいとこは適当でえぇやん」派やったんですが、やっぱしやっただけのことはあるようで、今さらながら面白く感じつつあります。

>リボンフィーダーだと雨の日なんかはかなり影響出るんですかねぇ。

こんばんは。300Ωのリボンフィーダの伝送インピーダンスを利用しているわけではなく、平行して走る線を2ターンのループコイルとして利用し、ループの給電点インピーダンスも2Ω以下なので、雨が降って水滴が付いても全然影響ないようです。
インダクタンスに影響があるのはループの面積、コイルの距離、線の太さなどなので、リボンフィーダの導線の間隔が変化しないのはインダクタンスの安定にだいぶん寄与しているようです。実際、普通のIV線で作った場合よりもさらに安定しているという感じです。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2006年1月21日(土) 18:00に書いた記事です。

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