TL-922 2の1


 年末に入荷してた別の個体、KENWOODバージョンのものです。お正月休みはとっくに終わってるんですが、まぁボチボチと楽しませていただきます。

 本日は概要編です。


 各部の掃除がてらチェックです。前の前のオーナさんが結構な愛煙家でいらっしゃったそうで、ニオイは消えていましたが外部は真っ黄色、内部はヤニとホコリでそこそこ危ない状態でした。

 写真はランプ用AC8Vを整流した電源利用の送受リレーコントロール用増設リレーです。そうか、ここの電源利用という手もあったんですねぇ。勉強させていただきました。


 この写真をご覧になって、何かお気づきになりましたでしょうか?


 そうなんです、


 こんなことになってるんです。標準状態はこちらの写真のようなものが正解でして、ここは922の弱い部分でもありますねぇ。(こちらで望月さんが詳しく解説されてます)

 昔触らせていただいた個体もこんななってたことがあったんですが、そのときはくそ真面目にトリオからチョークコイルを取り寄せ、付け替えて修理しました。今回は直接接地とさせていただく予定です。


 上の階の様子、一応清掃後です。

 そこそこの年季、というところでしょうか。


 FALのタマを初めて拝見しました。グラファイト製のプレートのようですね。(望月さんとこのこちらもどうぞ)


 っとぉ、ガラス内にこんな気泡が…複数箇所ありますよ? 大丈夫かいな…


 外観で目立つのはこちらです。接点不良に至ったのではなくシーソー機構のスプリングが折れたんだそうですが、できれば純正に近い状態に戻したいとのご依頼です。う〜ん、250V25Aなんて規格のスイッチ、手に入るかなぁ?

コメント(4)

AC-SWですけど200Vだけなら15Aという手はありまへんか? ただ同じ寸法のシーソーSWがあるかどうかはわかりまへんが。

山崎さん、早速のご提案ありがとうございます。200V限定ではその手もありますね。今考えているのは幸い同じ規格である、隣のスイッチを電源側に回すというやり方なんです。それとともに複数ルートで、いろいろと画策もいたしております。

 それにしてもロッカスイッチって意外にないですね。スナップスイッチは(大電流のものは)そこそこあるんですが。それと、今の取り付けはうまいこと工夫されていてガッチリしてますから、外してしまうのももったいないような気もしてます。

昨日 風が強くて無線御休みだったので部品を売っている店をちょっとネットで見ましたが、ほんまシーソーはおまへんわ。ミヤマが2種出してますがサイズが合うかどうか。容量もいまいち大きいようには見えません。やっぱSSB/CW切替を転用が一番かも。そしてCW/SSB切替を止めて別の表示を埋めるとか?(ステップスタート アラーム?)

山崎さん、わざわざお探しいただいたようでありがとうございます。そうなんです、結局現状がいいのかなと思えてきました。しかし…SSB/CW切替をなくしてしまうという発想には至りませんでした! なるほど、なければないで大きく困るものでもないですし、代わりに何をどうするか考えるのもまた楽しそうですね。手配の進捗状況もふまえて、ちょっと相談してみます。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2007年1月 6日(土) 10:00に書いた記事です。

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