春の痛快事

 卑怯なことをすると、必ずしっぺ返しに合う…どこかのことわざにありそうな珍事でした。

 立ち会いの変化そのものが卑怯かどうかは意見の分かれるところでしょうが、見たくない横綱相撲の一つ、というのは大半の意見だと思います。だからこそ、決定戦で仕返し−そう、あれは千代大海関の仇討ちでもありましょう−を受けたとき、ご本人さん、苦笑いするしかなかったんですよねぇ。

 あとのインタビューで「ちゃんとやりたかった」というようなことを言うたそうなんです(聞き間違いと信じたい)が、その発言はいかんやろ? 負け越しか勝ち越しか、大事な一番やった千代大海関がそれを聞いてどう思ってるかですよねぇ。

 自分がされて嫌なことは絶対人さまにするなよ、これは自省も含め、自分の子供たちにぜひとも伝えたいことです。今回の二番をビデオに残してたら説得力も増したでしょうね。

 白鵬関の今場所の優勝に、何らケチが付くことはないと思います。来場所は思いっきり組んで思いっきりねじ伏せたって下さい!

 ところで、栃東関の病状が気になるところです。今のところ現役続行は半々なんやそうで。やはり横綱と互角に戦ってきている力士として、なんとしても復活して欲しいところです。

コメント(4)

天に向かって唾を吐く とか 自業自得 とか いろいろあるようですが『負けて笑わなしゃぁない』のは なんとも情けないことです。何を云っても説得力皆無でんがな。

ホンマにねぇ…自分で自分を落としてどないしまんねん、ですね。

 そもそも「横綱相撲」って、たとえばF1なんかではポールtoウィンはもちろんのこと、レース中でも幅寄せとか進路妨害などとは全く無縁の「完全勝利」「他を圧倒する」状態を言うんですよね? 横綱が横綱相撲するからファンが喜ぶんであって、「大阪のファンの前で優勝できなくて残念」って言うコメントも全く筋違いやないんかなぁ。はたき込みで勝ち上がって、誰が喜ぶんでしょ? 賭博してる人ら?

 今朝ちらっと某一般紙を見ましたが、変化が続いた二番について、さらっと流す程度にしか触れられていませんね。スポーツ紙はどうか分かりませんが、裁判するって息巻いてる横綱や協会が怖いんでしょうかねぇ。ここんとこ若手の台頭続きで、せっかく大相撲が面白なってきたっていうのに。

うーむ。

杉山はんの書き込みを読んで、色々な考えが頭をよぎりました。私も千秋楽は見ていたんですが、一瞬で転ばされた千代大海の気持ちも理解できる気持ちがしました。

曲がりなりにも(と敢えて書かせてもらいますが)日本の国技である相撲において、横綱はディフェンディング・チャンピオンであり、相手がどのような手で来たとしても即応してやっつけるという懐の深さや余裕、その上さらに品格まで身につけているべきであると、観衆は期待しておりますが、どうやら現横綱はそのような考えは全くないようでございますね。

まあ国民性の違いとか、親方の指導不足とか、色々言われておりますなぁ。日本人横綱不在で、日本相撲協会も辛いものがありますね。

でも、でございますよ。
私はチャンピオンでも鳳凰でも横綱でもありませんが、時々考え違いをして「教粗がああいう言動やDXの呼び方をしたらイケマセンなぁ」などと余計なお世話なことを言って来る方があり、それはそれで面はゆくも有難くはあるのですが、他人の考えや、他人に自分の行動がどう映るか事前や事後に分析するのはなかなか難しいものです(笑)。まして二十台前半のJT横綱においてをや、と思っております。

日本人の新横綱が出ないなら、ぼちぼちJT横綱を成熟させ、名力士化をはかることが必要ですね(できるんかい)。それにしても、LZ力士やUA力士なども頑張って盛り上げてほしいものです。

まさにそうなんですよ! 日本人横綱にこだわることなく、横綱なら横綱らしくというのを願ってしまうんです。でも、横綱は現実的に一人しかおれへんのやからしゃあないやないか、みたいな協会側の姿勢も見え隠れして、よけいイヤな気分になってしまうんですよね。

 何よりも、今まで他人には真似できないくらいに研究と稽古を重ねてきたであろう横綱なんですから、こんなつまらんことでケチをつけられるようなことはして欲しくない、と思ってしまうわけです。

 教粗さまにもそのようなクレームがあるんですね(^^; まぁ感じ方は人それぞれなんでしょうけれど。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2007年3月25日(日) 21:54に書いた記事です。

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