衝動買い


 先日このようなが届きました。

 「またそんな、使いもせんもんを…」っとTobyにも呆れられてます。(いや、大阪弁はしゃべらんか…)

コメント(16)

新生金属のオーナとの話の中で「中国製8877を多数販売てしているが、不良だと言って返品が多い。良く聞いてみるとグリッド電流を見ないでチューニングを取ったり、そのまま100W突っ込んだり、明らかに相手の無知が原因なんだが聞き入れてもらえない。だから8877は怖くて売れない」とおっしゃってました。使用に当たっては十分ご注意を。

この真空管もCPI Eimacが製造中止となり、価格高騰が著しいですね。

へえーきれいですね。球には夢とロマンがありますなぁ...

私の出ているバンドでは三分間待つのは大変に厳しいのですが、待っても大丈夫なバンド用や運用形態にと、球とソケットは一応一組持ってます。でも、そうこうしている内にロシア球が安くなってしまいました。あっ、もしかしてA社とかのスペア球用かな。

西村さんのおっしゃるようにグリッド電流は注意すべきなようですね。グリッド損失って、カソード電位×グリッド電流が正しいのかな。100V×300mA=30Wとか。

仰るように8877は、グリッドがそれほど強くないので注意が必要ですね。
8877使用者は、全くノートラブル(球のね)の局、良く飛ばしてしまう局と両極端です。
要は球の特性を理解して使うか使わないかの差なのでしょう。私の知り合いは、30年近く8877使っていますが(^^;、これまで球のトラブルは一度もないです。

おぉー、皆さんありがとうございます。

 西村さん、確かだいぶ以前に一緒に寄せていただいたときは、3CX800A7で同じ事をおっしゃってましたね。中国製でしかも日本人相手ということで、言うたもん勝ちみたいになってるんでしょうか。幸か不幸か今のところ使うアテはまるでありません。ソケットすらないです…829B用のにささることはささりますが。いやー、しかし2020年くらいまでは製造されるだろうってな噂をネットで見かけたんですが、そうですかやめてしまいましたか…ちょっと目論見が外れたかな(^^;

 β教粗さま、見た目はガラス管の方がずっとロマンを感じるんですが、手に取った時の適度な重みはこれくらいがいい感じですね。上述いたしましたように、特にこれ用というのは今のところありませんでして、いつかそのうち、もしかしたら、という程度なんです。まぁしかし一から作るなら、おっしゃる通りロシア球の方がいろんな面で良さそうですね。

 久保さん、そのお知り合いの方は、つまり500Wで使われている(いた)ということですね(^皿^)

 それにしても、これ一本に100Wぶち込む人って…小生などはガラス球でさえビビってIgメータからなかなか目を離せませんのに。

おはようございます。

そういえばずいぶん昔、ヘの3006という機械をHL66V(50〜60Wくらい)で押すところをHL86V(100W)でフル押ししたので壊しちゃったよ、という話を聞いたことがありました。これも符合しますね。

ALCを掛けて一定以上のパワーで押さないようにすればそれで大丈夫なはずなんですが。あとGGは入出力を適正に整合しないとIgが余計に流れる傾向がありますね。

3CX800A7を使ったヘの2006Aでは出力回路がいい加減でIgが流れるのにパワーが少ない、というトラブルもあり、数台直したおぼえがあります。

どうせ待つなら以下のURLのような球もよろしいかと思いますがいかがでしょう(笑)

http://gs35b.com/yc156/

β教粗さま、再びありがとうございます。小生の理解では50Wでも押しすぎなんやないかなというところなんですが、入力回路等々にもよるのかも知れませんね。いずれにしましても使ったことがないので?ですが、弱いというのは散々聞かされることであります。KL-11に保護回路がついてたら…というのもよくお聞きしました。

 おっ、ソケットなしの使いやすいタマですね…って、こんなでかいのんどないしようもおまへん!!(^^; しかし、早速読みふけってしまいました。特にそこからリンクされているWD7Sとこ( http://home.earthlink.net/~wd7s/gallery_index.htm )は面白いです。小生には到底真似のできないきれいな仕上がりです。

 またブックマークが増えました。ご紹介ありがとうございます(^^)

WD7SのHP見てきました。いや〜、凄い。あれを「自作」で終わらせるには勿体ない気がします。商品化したらと。

と思ったら、しっかり「商品」としてましたね。(^^;

ロスケ版8877と言われるGS35Bを手にとって見せてもらいましたが、8877よりかなり大きく、放熱フィンが銅製であることからもズシンと重かったです。使ってみたいタマですが、やはり「ガラス管」に目が行ってしまいます。

ちょうど「重箱」さんのプログでも8877の話題になっており、分解写真が掲載されてますが、カソードとグリッドの距離は、なんと0.3mmとの事。カソードからの熱、プレートからの熱に挟まれているんで、損失熱の逃げ場が無く、過大なグリッド電流で加熱、変形しGKタッチに至るんでしょう。ハイμ管は、ゼロバイアスで使い易いのですが、機械的に弱くなってしまうのは仕方ないことかも。

グリッド電流は、ただ「押しのパワー云々」だけでは済まないと思います。例えば
 ・プレート電圧が低い時は、同じドライブでも流れやすい。
 ・ローディングが浅い時は、多く流れる。
よって、過大な電流が流れるとドライブを切るトリップ回路が必須じゃないかと思います。ALPHAは付いているんですよね。

あと、W8JIのWebにETOの8877アンプが医療機器(MRI用)に使われなくなった記事がありました。ソルトレイク製は欠陥があるような内容が書かれています。
http://www.w8ji.com/8877_failures.htm
Henlyの8877を使ったアンプは4k-ultraぐらいじゃないでしょうか。5Kとかに使われた3CX1200A7は3-1000のセラミック版のようなので、
グリッド損失が50Wもあり、アマチュアユースには壊れにくいため採用した気もします。

β教粗さま、グリッド損失の計算方法ですが、単純に電圧x電流ではなさそうです。同じくW8JIのページに

Just as anode dissipation can not be determined by simply multiplying Ip times Ep in a working amplifier, control grid dissipation can not be determined by simply multiplying voltage by current in a sub-class 2 amplifier (i.e. AB2). Beware of any article or author who tells you RF grid voltage can simply be multiplied by average grid current to determine grid dissipation.

と記載されています。ただ、ワタシも良くわからないところが多いです。例えば動作例で3-500zはG1損失20W maxで約IG=130mAまでとなっていますが、8877の場合G1損失25W maxでIG=40〜85mA(Epによって大きく変化)となっています。

久保さん、小生もそこんとこはよく見てなかったんですが、制御基板キットはごっつ引き寄せられますよねぇ。今まではGM3SEKとこ( http://www.ifwtech.co.uk/g3sek/ )しか知らなかったんですが、三極管GGでしたらWD7Sのがいいかも。今はとりあえず衝動を抑えておく訓練中です。

 西村さん、BBSですね! 言われて小生も今見に行きました。うーん、0.3mmですか…その割には早くもあんまり大切に扱ってないです。。。3CX1200A7もいいんですが、入手にごっつ難がありそうですよね。GS35Bは確かに大きくなっても良ければ遊べそうです。見るからに頑丈そう。そもそも1kWではもったいないという話もちらほら…

 小生基本的に3-500zしか扱ったことがないんですが、P損とは別のようで(当たり前といえばあたりまえ)、プレートがさほど赤くなくてもIgがバンバン流れているときがあったり、また逆もあったり。なのでIgメータから目を離せないっということになってしまってます。

杉山さん
いろんなリニアがウェブ上で公開されていますね。世界は広いものです。YC-156はゲインは高そうですが、大きい割りにそんなに過負荷に強くなさそうに思います。でも製作例を見ると、また夢とロマンでワクワクします(笑)。新規に作るのでしたら、安いロシア球か3000A7あたりが候補ですね。あとは国産の7F球とか。

リニアは何よりも形を見るのが大事です。RF経路のみならず、一見何気なく作ってある物の一つ一つが実は重要な意味を持っています。たくさんの実例を見て眼力を付けることも良いリニアを作る上で重要です。

【設問】50MHzのリニアアンプの内部を観察しています。出力のコネクタに並列にRG-58Uがハンダ付けされていて、RG-58Uの反対側の端は開放の時もあれば、短絡してある場合もあり、全体を束線帯で直径10〜15cmくらいに巻いて適当に固定してあります。
さてこの同軸の役割は一体なんでしょう? (複数回答可。我こそは...と思う人はご回答を)

みたいなこともあったりするわけです。

西村さん
Beware of any article or author who tells you RF grid voltage can simply be multiplied by average grid current to determine grid dissipation.

【訳】単純にグリッドのRF電圧値と平均グリッド電流値を掛け合わせるだけでグリッド損失が決まるとか言っている資料や著者には用心しろ(信用すんな)

ってことですね。その後に

Grid dissipation, like anode dissipation, is a time-integrated function of instantaneous dissipation throughout the RF cycle.

【訳】グリッド損失はプレート損失と同様に、瞬間的な損失をRFの全周期に渡って積分することによって得られる関数である

とあるのでB級とかの半サイクルしか電流が流れないとかのことを意識しているのでしょうか。JIさんはそこまで言うならちゃんと明快に説明してほしいものです。

グリッド電流は電流計で測ることができますがグリッドに掛かるRF電圧はGGアンプではカソード電位ってことですよね。RFカソード電位は√(ドライブ電力×入力インピー
ダンス)かと思うと、実はグリッド励振電力PGと通り抜け電力PFがあるのだそうです。ドライブ電力の一部はグリッドを励振するために使われ、それ以外はそのまま通り抜けて出力側に出て来ます。

> ・プレート電圧が低い時は、同じドライブでも流れやすい。
> ・ローディングが浅い時は、多く流れる。

はい。2006Aの800A7は出力回路のロードVCの配線の取り回しがまずくてグリッド電流が流れているのにパワーが出ませんでした。ドライブ電力を吸い込めなくてベースのカソードピンとグラウンド・リングの間で火花が飛んでいました。

SSBハンドブックの難波田先生の記事によるとゼロバイアスB級GGの場合、PFとPGは同じくらいのレベルまで大丈夫のようですがAB1級GGだと低歪みで使うにはグリッド励振電力は通り抜け電力の1/10未満にした方が良いらしいです。
8877のような由緒正しい?ゲインのある球は元々グリッド励振電力が小さいこともあって、あまり大きな電力で押すな、と言われているんでしょうね。

私は3-500Zのような球では単純にカソード電圧の実効値×グリッド電流の0.5倍が最大グリッド損失を超えなければ良いのでは...と考えていましたが、適正な設計と動作状態でPGとPFが同じようなレベルと考えれば、トータルのドライブ電力から計算したカソードRF電圧の実効値×グリッド電流が最大グリッド損失の4倍まで大丈夫、というようなことになってしまうのかも?と思いますがどうでしょう。

でも球の動作レベルはグリッド損失からではなくて、メーカーがデータシートの代表的な動作例に示している常識的な出力レベルで決められていることが多く、それでも極端にミスマッチかオーバードライブでない限り許容グリッド損失を下回っているので通常は大丈夫なのでしょう。

スミマセン。本文に熱中して一部コメントし忘れました。

久保さん
2004〜2005年くらいまでのALL JAや6Dでの交信、有難うございます。大抵0時台とか2時台なのでFAIですね。近年は交信いただいていないようなのでアクティビティのせいかな。来年こそ宜しくお願いします。

杉山さん
1200A7は良い球のようですが、ヘの3番や5番に使われていたこともあって、今から新品で入手しようと思うと結構高いようです。後発で1200Z7や1500D7などもありますが、いずれも高く、あれなら3-500Zの3パラでも、3000A7を新品で買ってもお釣りが来ます。やっぱりお手頃なのは3-500Z×2、8877、ロシア球あたりでしょうか。

>さてこの同軸の役割は一体なんでしょう? (複数回答可。我こそは...と思う人はご回答を)

は〜いと手を挙げ回答。
これは、同軸トラップで、2倍、3倍の高調波に同調(先端短絡なら1/4λg、開放なら1/2λgで共振)ではないでしょうか。MMのコンテスト局が自局のカブリを防止するのに良く使われてますね。

GGアンプでもAB1級が良いようですね。グリッド電流をゼロまで持っていかなくとも、スクリーンにある程度電圧(安定化した)を掛けることでグリッド電流を減らし、損失を軽減することができると思います。あ、これは4極管をGGとする場合だった。ついでに4極管のハナシですが、入力電力を一部整流し、それをスクリーン電圧にするG2DAFアンプというのがあります。
(原典)
http://www.ifwtech.co.uk/g3sek/misc/g2daf-1963.pdf
(SM2CEW QB5-3500x1)
http://www.sm2cew.com/ampli.html
(VK6HV 813x4)
http://www.members.westnet.com.au/page3/four_813_G2DAF_RF_amplifier.htm

# 4-400A Push-Pull 50MHz AMPの計画は着々と進んでいます・・・っていうのはウソ

ちょっとバタバタしてるうちに盛り上がってまして、嬉しい限りであります。

 β教粗さま、全くもっておっしゃる通りです! ホント、リニアアンプに限らず何でも(小生的には仕事ででも)「いいもの」をたくさん見て、そして良くないものもたくさん見て、真贋を見極める力を持てば、それは相当な財産になると感じます。その中で「うん? なんでこんなことなっとんや?」という疑問の目を持つこと、これもまた大切ですね。

 で、いただいた設問のような実物を拝見したことがありません。小生も西村さん同様、トラップ(ノッチ)かもしくはマッチングの一種かなと思ったんですが、そんな簡単な問題ではないのかなとない頭を絞ったり…

 小生も単純に「Igは○○mA以下に抑えろ」と言われてそれを鵜呑みにしてきた(データシートなどももちろん参考にしながら)んですが、この数字はどこから出てくるんかなと思ってました。でも深く追求してなかったんですがね…プレート損失を求める際に使うIpやEpにしたって、厳密に言えば針のメータ(それもアンプに装備されている意匠重視のもの)では参考程度やないかと思いますので、いずれにしても自分で線引きしとけばいいかなっと思うようにしておりました。もちろん明確な根拠が欲しいのも、それはそれで大いにあります。

 それから1200A7の情報ありがとうございました。もっといろんな機種に使われていたら、もっと安く入手できたかも知れませんが、仕方ありませんね。元々の3-1000zにしたってそない安くないですし。3CX3000A7は安くていいんですが、1kW(+@)程度ではフィラメントまわりがもったいなさそうですね。どうせバカ食いさすんやったら、Epも5kVくらいは確保して…いずれにしても小生には無縁の世界なようで(^^;

 西村さん、またまた面白い回路の情報をありがとうございます。こんなんでまともなリニアになるんかな?っとシロート目には見えますが、そう言う小生も6146Bppでは以前まではEpから分割してツェナで簡易的に安定させたものを、そして今では別電源なものの(TS-830から移植した電源なのでそのまま)安定化もさせず突っ込んでますから、偉そうなことはとても言えませんが。

 4-400Aのppって、GGでしょうか? 楽しみですねぇ〜 ボチボチでも結構ですから、設計・製作に取りかかられたときはぜひ公開をお願いいたします。

 小生はまだまだ未熟者ですので、当分三極管で経験を積ませていただくことにします(^^;

こんばんは

【設問】50MHzのリニアアンプの内部を観察しています。出力のコネクタに並列にRG-58Uがハンダ付けされていて、RG-58Uの反対側の端は開放の時もあれば、短絡してある場合もあり、全体を束線帯で直径10〜15cmくらいに巻いて適当に固定してあります。さてこの同軸の役割は一体なんでしょう? (複数回答可)

【回答】
先端が短絡してある場合は基本波のλ/4、二倍波のλ/2のケーブル・ノッチです。それとπまたはπLタンク回路では出力を直流的にグラウンドに落とす役目も兼ねます。

先端開放の場合は、三倍波のλ/4のケーブル・ノッチである場合が多いようです。この場合、基本波に対しては容量として動作するためSWRが悪化する場合もありますが、入出力50Ωの所に単独で接続するよりはアンプの出力に付けた方がタンク回路で整合しやすいので有利なようです。
この場合は直流的にグラウンドに落とす機能はないので従来通りRFCを別途設けます。

西村さんご明察でした。

おぉーなるほど、先端短絡でしたら安全のためにもいいですね! そこは気づきませんでした。

 また面白い実例がありましたら、ご紹介いただけましたら幸いです(^^) え、自分で探せって? 確かに(^^;;

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この記事について

このページは、ji3kdhが2007年12月22日(土) 23:45に書いた記事です。

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