カットオフの無接点化


 なんちゃってにせよ、せっかくQSK対応を考えているんですから、カットオフのところのリレーが無接点化できないものか考えてました。

 他の話のついでにある方に「自作では見かけませんがどう思われますか」と尋ねてみましたところ、AG6Kのところ例がある通り、問題ないのではないかとの情報をいただきました(ありがとうございました)。いやー、この図はソフトスイッチの件であちこち物色してたときにさんざん見てたんですが、視野が狭いですねぇ。そして別件で参考にとbookmarkしてたK8CUこちらの事例でも、全く同じやり方が採用されてます。

 ただ、2例ともそうなんですが、ちょっと面白いやり方だなと思うところがあります。それは、通常ならカソードラインに数十kΩの抵抗を入れることで(高い電圧を加えて)カットオフさせるんですが、その抵抗の代わりにバリスタが入れられているところです。小生の頭の中では「バリスタはあくまでも保護用の素子」という固定観念がありまして、このような使い方(言うなれば双方向ツェナですか)は思いつきませんでした。

 それらを踏まえて修正したマンガが左上のものです。え、バリスタは入ってるけど抵抗もあるやないか、って? はい、やはりバリスタにはあくまでも保護用として働いてもらうことにしました。趣味の問題ですが、そうそう飛んでもらっても入手が面倒ですから。ちなみに上述AG6Kの記事には「交換しやすい場所にマウントしろ」と書かれています。

 ついでながら、この記事の注釈には他にもいろいろ参考になりそうなことが書かれています。中でも小生が知らなかったのは、バキュームリレー(HC-1かRJ-1A、ヘビーユースにはRJ-1H)についての「ショックに耐える取り付けをし、銅板で接地しろ」の部分です。普通に固定せん方がいいのはなんでかな? 機械的にあまり強くないということなのでしょうか。これは入力側のリードリレー(松下RSD-12V)についても同様に書かれています。

 それにしても小生の図は見にくいですね。ある程度実際の配線がやりやすいように考えて描きなおしてますので…(っと言い訳)。パスコンを全て取っ払い、右側のトランジスタを左にまとめれば見やすくなると思います。←こう書いておかんと、やがて時間が経ってから自分で見返しても分からんようになりそうで(^^;

コメント(4)

詳しく回路を追いかけていなかったのですが、確かにバリスタのブレークダウン電圧を用いてカットオフしているようですね。
 それと2N3055なんて古典的なTO-3 CANパッケージ品、まだ入手できるのかしら。現状の家電機器ではTO-3は、ほぼ完全に淘汰されTO-220形状のマイカ板不要パッケージばかりになっています。

わははは、実際には入手のしやすさが最優先されることになるんですが、まだ物色してませんので規格を満足しそうなものでぱっと思いついたもの、の型番を書いてみました。我が家の段ボールには2SD113とかが箱入り状態で多数デッドストックされてますが、TO-220の直づけでしたら何ともラクそうなので、もう出番はないかな。

 そして左上のトランジスタ、ひっそりとしすぎなのか誰にもツッコんでもらえないので、ちょっと寂しがっております。

あ、2SC372か。私はもっばら2SC945を使った覚えが・・・。今だと2SC1815、市販価格はだいたい6円/個。

372ってなんであんな形してたんでしょうねぇ。メーカは違う物の、945になって(形は)ずいぶん簡略化されたなって感じでした。そして1815…最初は何やそれ、でしたね。今となってはどれも(1815でさえ)新品入手はデッドストック品以外難しいんでしょう。もっとも我が家には一生かかっても使い切れないくらいの在庫がありますが(^^;

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この記事について

このページは、ji3kdhが2008年11月 7日(金) 22:15に書いた記事です。

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