玄蔵 2台目


「実はもう一台あるんやわ。そっちはちゃんと動いてるんやけど、どない思う?」
「そらやっといた方がええで。遅かれ早かれおんなじことやと思うわ」
…というわけで、前回の完了品出荷と入れ替えに別の個体が入荷しました。


 やることは全く一緒なので早いです。

 ファン電源の取り出しも


 電源スイッチの延長も


 入線口も全く同じ。


 そして不細工な電源スイッチ接続部まで全く同じ。

 何しろ事前の情報を元に、同じ電源を2台購入してあったんですから見てくれからして同じです。


 というわけで、無事完了しました。


 ところでこちらが摘出した「ちゃんと動いてる」電源ですが…


 やっぱし複数のケミコンがお漏らしし始めてました。

コメント(15)

どうもです。
かなりひどいケミコンですねぇ、
ところでどこのメーカのケミコンですか?
写真からは分かりませんでした。製造年が
80年後半だったら、4級塩を使った電解液
じゃないですか?あちこちで液漏れを起こして
リコール騒ぎになったあれです。

相変わらず小生が爆睡してる時間帯ですね(^^; 該当のケミコンですが、そういえば聞いたことあります。Fuhjyyuってのがメーカ名かな? しかしケミコンそのものよりも、その選定が間違ってると思うんです。今回お漏らしし始めてるのは一応105℃とは書かれてますが、1000μF10Vなんですよ…こんなとこに10V品なんて普通使いますぅ? 他にも10V品は多数使われてますし、入力側のでかいのも200V品です…危ないあぶない。

今ちょっと調べてみましたところでは、この手の電源の入力側は200Vを使うのがどうも当たり前、みたいですね。うーん…

異動がありまして、これからはもう少しましな時間に書き込みできるかも、、、

10V耐圧ですか、回路が分からないのでなんとも言えませんが、電源ではあんまし使わないですね。確かに。
メーカは聞いたことありません。はい。

そうですか、とうとう人間に戻られるのですね…(ネタですよ^^; )

 ちょっとネットを徘徊してみたところでは、5Vラインに10V定格の物を使うのは当たり前のようですね。考えてみたら、我々の世界でも2500Vラインならせいぜい3000V程度にしかシリーズにしませんもんね、ケミコン。やはり耐圧よりもケミコンそのものの品質と配置(≒放熱)ということが言えるのかも知れません。

 写真では分かりづらいかもですが、今回お漏らししてるケミコン、10V1000μFにしてはちょっと小さすぎる感じです。というかPC用の電源ってどれも中身は似たり寄ったりみたいですね。やっぱし以前話題にさせていただいたように、汎用スイッチング電源を並べるのが一番安心できそうです。

はい、人間まではもうちょっとです。

小さめだったらやっぱり、4級塩ですねー
小型にできるというのが売りだったように思います。
おかげでえらい目に合いました。

ありゃ、お仕事で被害に遭われましたか! 大前さんの設計でしたら選定とかスペース配分とかには問題はなかったでしょうから、とんだ災難でしたね。対応を考えただけで…ゾッとします。

耐圧や使用温度の他に、ESR値がどうなのかかが重要ですね、スイッチング電源のように数十kHz〜数百kHzでの平滑に使う場合。

大前さん、お久しぶりです。設計いただいたSg安定化回路、やっと日の目を見るところまでごきつけました。

こんなサイトを見つけました。

http://capacitor.web.fc2.com/

「Fuhjyyu」は「富士通」のパクリだそうです。

ESR値って何? と思ってちらっと調べてみましたら、内部抵抗とか残留抵抗とか書かれていますが、要はR分というわけなんでしょうか。これも材質や製法によって変わってくるのかな? 確かにR分が大きいと自己発熱が大きくなって…との想像はできますが、それが正しいのかどうか(^^; あ、ここ( http://www.openreel.net/capman.htm )に載ってました。へぇー、全然存じませんでした。ありがとうございました。

 それから引き続きのコメントでご紹介いただいたページ、面白いですねぇ。こんなにいっぱいあったんですね! こちらも、ありがとうございます。不自由コンデンサが笑えます(^皿^)

電解コンデンサは適材適所が有って、いろいろなグレード(例えば日本ケミコン)

http://www.chemi-con.co.jp/catalog/pdf/al-j/al-sepa-j/001-guide/al-groupchart-j-080829.pdf

があり、同じ105℃品でも、どこに使うのか、寿命はどう設定するのか、小型品が必要なのかで、ずいぶんと選択が変わってきます。また、オーディオの世界では「音質」に影響するものなので非常に奥が深いです。

三洋の「OSコン」はよろしおます。高価ですけど。

http://www.edc.sanyo.com/pdf/oscon/J_oscon_basic.pdf

どうもです。
私が直接被害に会った訳ではないんですが、まぁ似たようなもんですかね。
部品不良の場合、特に耐久後のバグだしは難しいもんがありますね。
ESRの理解はそれでOKと思います。小さいほうがええんですが周波数領域で判断しないといけません。はい。

DRIさん、お久しぶりです、ブログ拝見させていただきました。綺麗なアンプが完成しつつありますね。

西村さん、そんなにたくさんの種類があるとは全く存じませんでした。いやーすごいですね…万能選手というのはいないようで。そしてOSコン、機会があれば使ってみたいですねぇ。金に糸目をつけないのが本来のアマチュアですから(^^)

 大前さん、小生が分からないのは、周波数が高かろうが低かろうが、R分は低いに越したことはないんやないかなというところなんです…あ、そうか帯域によって低い部分が違うから、それに見合った選定をしろということかな??

 いやー、ただ単に105℃品を選んでおけばそれでよいとばかり思っておりました(^^;;

マザーボードのVRM(Voltage Regulator Module)まわりに使われている電解コンデンサが一番厳しい条件のようですね。なんせ、12Vを1.xxxV,50〜60Aというとんでもない低電圧大電流に変換しており、0.05V単位で設定必要なんですから。
でも、最近のマザーは妊娠/液モレ問題が起きてから固体電解コンに変わってきたからそうでもないのかも。

まぁ、少なくとも真空管式リニアアンプに使う電解コンデンサは、せいぜい商用電源を整流した高圧の平滑用ぐらいなんで、シビアな選択は不要だと思われますが。

そうなのですか、小生はそれこそ電源の一次側、整流直後の平滑用が、サージも大きいので一番厳しいかなと勝手に想像してました。我が家のメイン機のマザーも、そのあたりの不良はネットでよく見かけるんですが、ダクト式にして放熱に気遣っているからか幸いにしてトラブルなしで使えてます。ダメになったらえーやつを探してみることにしましょう。

 リニア用電源の場合でも、配置と通風(冷却)には気を遣ってやりたいですね。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2008年12月15日(月) 22:50に書いた記事です。

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