緩衝増幅部

 を接続してみました。


 これぐらい自分で部品集めろよと言われそうですが、手持ちにあったこともあってまたまたズボラしてしまいました(^^;

 まず前回の残作業、DDS基板上のLPFを装備してから出力を500Ωで終端し、またアンプの出力もとりあえず手持ちにあった10Ωで終端してみました。そして早速同じ12Vを接続して動かしてみたら、380が結構ぬくくなってきます。赤外線温度計で簡易に見てみたら60℃以上にもなっているではないですか!


 とりあえず入力レベルを抑え気味にするとともに、簡易な放熱板を作って取り付けました。これでしばらく動作させてみたところ、連続出力でも40℃までいきませんでしたので、まあいいでしょう。データシートを見てみたら、ちゃあんと放熱器をつけるよう書かれてました(^^;


 気になる波形ですが、ご覧の通り2Vp-p(最大値)というところで結構ひずみがあります。4Vp-p(最大値)くらいまでこのままの波形で増幅できますが、上述の通り380自身が壊れそうなので抑えてます。あとこの写真では縦軸を同じ値にしてますので分かりにくいですが、入力に比して少しだけ位相の遅れがあるのも観察できます。←違うようなので削除(^^;

 そうそう、前回「DDS基板の出力が1Vp-p」と書きましたが、実はこれ無負荷状態での話だったようです。500Ωの定負荷であればご覧の通り約0.30.6Vp-pというところのようですね。
(4/29追記:p-pと最大値と実効値を混同しておりまして、お恥ずかしい限りです)


 そして出力成分ですが…ははは(^^; ま、元々LPFを省略するつもりはさらさら無かったんですが、まぁひどいですね。もちろん出力を増やすと高調波もさらに増えます。(あるレベル以上は高調波だけが増えるのも観察できます)

 ところで…10Ωで2Vということは、0.4W出力と理解していいのかな? スペアナが古くてしかもアッテネータが壊れている(バイパスさせてます(^^;; )ので、絶対値が分かりません。まーしかしその割には相当熱くなってビックリです。データシートに100kHzまで載っているとはいえ、だいぶ効率が落ちるんでしょうね。それと12Vでは少し電圧が低いのかも知れません。しかしここで無理する必要はないので、この状態のままLPFを介して次段に続けたいと思います。

 試しに10Ωのダミーにクリップコードをつないで受信機のそばまで持っていったら、弱いながらもSを振らせつつビート音が聞こえました。こうなるとキーイングしたい気持ちになりますが、さてどこでどうしようかな。DDS出力と今回のアンプ入力の間でon/offするのが良さそうなんですが、そんな変なやり方でちゃんときれいな電波になるのか、やってみるのも面白そうです。

 …ここまで書いて(今ごろ)気づいたんですが、380まわりにパスコン全然入ってへんやん! ですので先にそこをやってしまうことにします。

コメント(5)

「この道はいつか来た道」 北原白秋の歌を思い出しました。

LM380 ちょっと きついのかなぁ。定数を加減すれば案外持ち直すかもです。
私のところでは特に出力部分の結合コンデンサ、フィードバックの定数を高周波寄りに などをやりました。

LPF は必需品ですがバッファをFET で受けるとDDSの出力をハイインピーダンスで受けられるので加工が楽になるのでは?
当方は2SK125でDDS-OUT を受けています。その後が例のICで増幅。
免許も来ないし、ゆっくり のんびり いきましょう。Good-Luck !!

お〜、おもしろそうだ・・・
LM380の入力インピーダンスはhiの様ですから、600Ωでなくもっと高い値で適当に定めてあげれば、アンプの駆動がしやすいかもしれません。(でも、変えすぎるとLPFが狂ってくるので良くないかな)
あと、LM380の出力側はでっかい電解Cでカップリングしていると思いますが、安物アルミ電解でなく、インピーダンス特性の良い少し高級な電解Cに変えればLM380が楽になるかも?
LM380のところは、op-ampで組んでしまってもイイかもしれません。

では、続編期待してます!

書き込んで気が付いたけど、もう一つ。
多分、LM380の出力部に、hot-gnd間にRとCを直列に入れた発振除けが入っていると思います。アンプが異常発振しないのなら抜いてしまうのも手かも?

#思いつくままに勝手に書いてみました。ご勘弁を。

こちらも2200m始動ですか。GS35Bもお忘れなく。といいつもJA3GNさん同様、自作しか手が無いバンド、オモシロそうですね。

皆さんありがとうございます!

 山崎さん、そのあたりを意図してわざと出遅れている…わけではありません(^^; ご指摘いただくまで、高域へ持っていくための定数変更など全く頭に浮かびませんでした。何のために出遅れてるのやら…(言うてることが違うがな) 定数変更・高インピーダンスでの受けについては、出羽さんへの返信にまとめさせていただきますことをお許し下さい。そして、2SK125ですか! 当初1Vp-pということでしたので、それだけあれば帯域外でも充分では?っと思ってまして。今でも入力VRを半分以上回すと飽和してしまいますので、このICの場合骨までしゃぶるなら電源を18V程度まで上げてやった方が良いのかも知れません。そういう意味では選択間違いだったかな…後段の様子を見て考え直すかも知れません。

 出羽さん、全くお察しの通りでして、せっかくのLPFをきっちり動作させてやりたいがために、定負荷で受けて電圧駆動にしたつもりなんです。その電圧にしても、上述しましたように1Vもあれば…っと思っていたわけでして。出力側のカップリングC、仰せの通りどこにでもある普通のケミコン470μFが入ってます。高級なケミコンというのは思いつきませんでした! 次に日本橋へ行ったら買って帰るようにします。ちなみにここ、手持ちの大小いろいろなものに取り替えてみたんですが、引っかかったような波形がきれいになることはありませんでした…そして、さすがによくご存じですね。出力の「発振除け」、これってどうやねんといろいろやってみてまして、元々4.7Ωと0.1μFが入ってるんですが、最終的には0Ωと0.22μFの組み合わせが一番マシな波形になりました。0Ωというのは邪道かも知れませんし、次段によってまた変わってくるかも知れませんが、今のところ連続一時間フル送信しっぱなしでも壊れてないしレベル変化などもないので、当面これで行ってみることにします。また思いつきがございましたら、どうぞ何なりとご教示下さいませ。

 西村さん、GS35Bを忘れようはずがございません。まずはこちらを完成させ、CQを空振りしながらアンプ製作にいそしむ…というようなことを考えております。お察しの通り、市販品が出てきてしまったら面白みが激減しますから、こっちが先ということになっている次第です。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2009年4月26日(日) 23:53に書いた記事です。

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