ローパスフィルタ

 をようやく完成させました。

 手前は大きさ比較のT200-2、ちなみに昨年ギリシャから届いたものです。


 中身はこのようになっています。

 どうせ見えへんのやからとかなりいい加減な作りなので、あまり近寄らないで下さい。


 コイルはビニル被覆線をビニルパイプに巻いたという代物ですから、よい子の皆さんは真似しないで下さい。さらに、こんな狭いところに押し込んだらインダクタンスが一割下がってしまった、というのも恥ずかしい事実です。いずれ気が向いたら巻き直すことにします。

 そしてコンデンサが少し大げさなことになっていますが、最初小さいもの一つで試してみたところ一段目のものが結構発熱したので、安全を見てこのようにしました。お陰で100W連続程度ではコイルも含めて発熱は皆無です。


 JN3XBY岩永さん方式を真似してプリント基板で作ってみたのですが、それでも面倒なものは面倒でしたので、ばらすことのない後ろ半分は半田づけでズボラです。

 ところで一つ朗報を。今回ダメ元で購入してきた日本橋のデジットで売られているアルミ材ですが、ラッキーなことに表面処理してないようで、どこで当たっても導通があります。今後大いに活用させていただくことにしましょう。

 気になるLPFの効能については、また後日(実はまだ見れてません)。

コメント(9)

いゃ〜あ、ビスの数、すごいですね。コレ、全部タップを切ってはるんですね。

回路方式は、定K?、バターワース?、チェビシェフ?、それとも楕円?
減衰特性のデータ、お待ちしております。信号源は、マーカー発振器をコムジェネと見立てて。

西村さんならこの手間をご理解いただけると思ってました(^^; 磁束漏れのないトロイダルコアで作れればこんな苦労は不要なんですが、この周波数だとだいぶ巻き数が必要(T200-2で70回以上)で現実的ではないので、小さく組むには箱入りにせざるを得ませんでした。まあ相手が基板と1mm厚のアルミなので、固いとかはなくただただ面倒なだけなのですが。あ、それと長すぎるビスをカットする手間もあります。回路はオーソドックスにπ型λ/4の3段です。

 コムジェネレータも作らにゃならんのですが、分周用のICを買うのを忘れております。

ちなみに、設計はトロ活にある公式からでしょうか。それとも、設計ソフト?。良く間違うのは、公式やソフトに入れる遮断周波数は、-3dBになる点で、136kHzとすると出力半分になっていまうので注意です。
次に書かれた実測値がそうなっていないので、間違いは無いと思いますが。

http://jr6bij.hiyoko3.com/java_calc/index.php
http://www1.sphere.ne.jp/i-lab/ilab/tool/LPF_B.htm

とかWeb上で計算できる便利なのもありますね。

おぉ、いいページがあるのですね。ご紹介ありがとうございました。お察しの通りトロ活でして、Fc=150kHzで計算しました。今日記事にしましたように、もう少し巻き足す必要がありそうです。

更に詳しく設計するのだったらSVCfilterが
良くできています。

http://tonnesoftware.com/svcfilter.html

バタワース、7次、150kHzでシミュレーションすると、136kHzでは-1.2dBの通過ロスとなりもう少し高くした方がよさそうです。

間違ってました。定K型なんで大丈夫そうです。SVCfilterでは、定Kの設計ができませんね。

トロ活に定Kは載ってないのでよく分からない(他の文献もあったはずですが、今すぐ発見に至らず)のですが、λ/4型なので設計周波数での減衰はほとんどないということになります。ご紹介いただいたうちのこちら( http://jr6bij.hiyoko3.com/java_calc/lpf2.php )に違いの説明がありますね。まぁそれを見込んでFcを設定すれば済むのですが。

 第二高調波、減衰極を入れてみるのも面白そうですね。同じくトロ活の受け売りですが(^^;

おおおっ これまた力作ですね。

BNCの大きさからするとコイルの直径は10cmくらいあるのでしょうか。ちゃんと接着剤で固定している所も流石ですね。プリント基板が片面なのもなかなか、いう感じです。

仰せの通りですが空芯自立のコイルを狭いケースに入れると磁界がショートされてインダクタンスが低めになるので、計算した定数よりは多めに巻かなければなりません。これも仰せの通り、トロイダルコアでしたら元々漏洩磁束が少ないので計算通りの巻数で大丈夫でしょうけど、70回以上はちと大変ですね。

電力が100WくらいでしたらBNCではなくMかNの方が良いかと思います。あとこれももう書いてありましたが誘導M(減衰極)をトロイダルコアで作ってみるのも面白いと思います。

コムジェネは基本波か、その1/2の周波数の高調波を作るとわかりやすいです。私はTGを入手するまでは50MHzのDIP型メタルケースのTTL発振器でコムジェネを作って遊んでいました。特性をフラットにするには発振器とショットキダイオードで作りMMICなどを駆動して飽和させるのが早いようですが、私はTTL発振器とバラクタダイオードだけで作ったのでフラットにするのにかなり苦労しました。

周波数が低いので周波数源とC級増幅器か、CMOSロジックだけでも行けそうな感じですね。

いやいや、いずれも手抜き・中途半端な代物であります。コイルのボビンには、ホームセンターで適当なものを物色し、切らずに使えそうな塩ビ管40A用のソケット(外径57mm)をそのまま使いました。想像より巻き数が多くなった時のことを考えて長めのものにしたんですが、なんやかんやで試作品をそのまま…という状況です。

 ホットボンドにしても、安物を使っていますのできれいではありませんし。今思いついたんですがこのホットボンド、スライダックでちょっとだけ温度を上げてやった方がきれいに仕上がるかも知れませんね。次の機会にでもやってみよう。

 プリント基板については、さすがにガラエポはちょっともったいないのと、そもそも需要がないのかあまり大きなガラエポ生基板が店頭になかったのとで、このような選択になりました。

 BNC、やっぱりダメ出しされてしまいましたね(^^; いろいろつなぎ替えて実験するのに、ついついこっちの方がラクなので。実は160mでも50W程度は通してるんです。そちらで今のところ特に何も問題はないので、より低ければ100Wぐらいはいいかなと思っていたのですが、もちろん確たる根拠はありません。BNCが使われたテストコードなどで許容電流3Aとあったりしますから、その程度までは大丈夫なのかなという程度の理解です。ケース内配線なのでM/Nではちょっと大げさですし、いざとなればRCA…しかしこれも容量としては大丈夫でも、さすがに心許ないですね(^^;

 減衰極ですが、残念ながらトロ活を元に計算してみたところやはりトロイダルではしんどそうです。ですので、あいだの一個をそれ用に少しほどくつもりにしてます。

 コムジェネレータ、ご提案いただいたうちの一番簡単なCMOS分周器だけのパターンでやってみようと思ってます。

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このページは、ji3kdhが2009年6月 3日(水) 19:53に書いた記事です。

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