LoTW 認証更新


 の手続きは三年までごとに必要なんですが、まだもうちょっとあるわと思ってたらご丁寧にも案内のメールが届きました。これなら「うっかり失効」も防げそうですね。

 左の画像は届いたメール。約20日前に自動送信されるようで、このアカウントの次の日が期限のもう一つのアカウント(JI3KDH/3)の分も、同様に翌日届きました。

 …それにしても「GMT」って、さすがインチやポンドを頑なに使い続けてるUSAならでは、かも?

 手続きについては、ARRLのこちらにあるこちらのPDFに書かれている通りで、期限内なら最初にやったような免許のコピーなどを郵送するというような手間は必要ありません。手順はおおよそ次の通りです。

・まずはパソコン内に残っている *.tq5 *.tq6 *.tq8 を検索して削除する − ワタクシは心配なので、念のため拡張子を変更して別フォルダに待避させておきました。 *.p12 も同様に待避させておきます。

・TQSLCertを起動し、更新したいアカウントをクリックして反転状態にしてから、メニューの Certificate - Renew Certificate をクリック

・現用する(今も使ってる)コールサインなら end date は空欄にしたまま、Next をクリック

・パスワードを入力 − このパスワードは、ログデータを生成する時に使ういつものものとは別物です。でも面倒なので同じものにしてしまいました。特に問題ないと思いますが気になる方は別にして下さい。

・リクエスト用のファイル(〜.tq5)の保存場所を聞いてくるので、指定して保存

・そのtq5ファイルをメールでARRLに送信する − んですが、もう一つ別の方法があり、そちらでやってみました。つまり、いつもログインしてからデータ(〜.tq8)をアップロードする画面、そこからこの〜.tq5をアップロードするのです。こちらのほうが簡単で確実だと思います。


 待つこと約1日、このようなメールが 〜.tq6 ファイルとともに届きました。このtq6ファイルをダブルクリック、あるいはTQSLCertの File - Load Certificate File で読み込ませる(途中で上記パスワード入力が必要)と、更新手続き中を示す車両通行止めマークから無事いつものマークに戻り、これで手続き完了です。

 と言いたいところですが、まだやるべきことが少し残っています。


・更新した方のアカウントを選択して反転状態にし、 Certificate - Save で 〜.p12 を保存する − もう三年前のことですから忘れてますが、これがあるといちいちARRLを通さなくても認証環境を復活させたり、別のPCに移し替えたり(複製したり)できるので、必ずこれをやっておきます。この時、同じ名前のアカウントが二つあるのは、古い方と新しい方ですから、 Certificate - Properties でどちらが新しい方か間違えないよう何度も確認する必要があります。(間違えると面倒)
・無事保存できたら、古い方のアカウントを選択して反転状態にし、 File - Delete で消去する − ちょっと勇気が要るところですが、〜.p12を正しく作成・保存してあれば間違えてもなんて事はありません。


 これで無事更新完了、あとは今まで通りバンバンQSOしてバンバンuploadするだけです。


 ちなみにログインして Your Account - Your Certificates を見てみても、同様に更新されていることが確認できます。もし上記 〜.tq6 ファイルが壊れているなどでTQSLCert上でうまくいかなかったら、ここからダウンロードしてやり直すということもできるそうです(うまくいったので未確認)。

 なお、ややこしくなるので書きませんでしたが、ここにある JI3KDH と JI3KDH/3 はそれぞれ別個に手続きが必要です(片方更新したら自動的に両方に適用される、というわけではない)。

 なんていう記事を書いてるワタクシ、実のところまだ100には遠く及んでないので今のところLoTW自体全く役に立ってなかったりして…チャンチャン!

 ここでいつもの定型文:ここに記した内容は筆者の個人的な解釈のみによるものであり、本内容をお読みいただいたことによって生じるいかなる損失や結果についても、筆者及び当ブログ関係者は一切責任を負いません。個人的な備忘録のわりには面倒な一文ですが、あらかじめご理解いただけますようお願い申し上げます。

コメント(7)

更新方法をよく理解していませんでしたので、ぶろぐUPは大変助かります。しかし3年とは少し短いような・・
せめて5年でもよかったのではないでしょうかねえ。

おはようございます。

台風のせいで15m〜20mの風が吹いていますが、アンテナはエレベータを降ろして縛りを入れてあります。

lotW(これってロットダブリュで良いんですかね、私はそう呼んでます)は先月、ようやく始めました。50MHzでQSOしたエンティティをlotWでもコンファームできるだろうと思ったので... で、日本語の説明のあるぺージをいくつか読んだ上で、従事者免許と局免許のコピーを送ったら3〜4日で登録メールが届きました。

現在、ST2ARともう一つ、それからSASEの返信で出したQSLカードがまだ届いていないというW1の局、合計3QSOをlotWでコンファームしています。

うちはコンテスト時のZLOGを除いて電子ログは使っていないのでADIFファイル作成、TQファイルのアップロードと慣れない内は結構面倒ですが、手順が確定すればスムースにでき、このまま紙QSLなしでエンドーズメントの申請ができるのが楽ですね。

でもこちらにもオチがありまして、エンドーズメントしたいエンティティは全部、紙QSLでコンファーム済で、今後に期待、というところです。

そうそう、eQSL.ccにも入ってます。eQSLって、DXCCのエンドーズメントに使えるかどうかご存じでしたらお教えくださいませ。まさか、eQSLを自前のプリンタで印刷したのでOKということはないと思いますが。

お暑うございます。

 斉藤さん:どうせまた忘れるので完全な備忘録として書きました。LoTWが始まった当初は毎年更新だったようなので、それから思えば3年ごとで楽になったと言えるかも知れませんね。

 β教粗さま:大きいアンテナをお持ちの方々には、これから心配なシーズンに突入ですね。

 LoTWについては、どこかで「ロトーと読みましょう」なんて書かれたページがあったように思うのですが、どうなんでしょう? 違和感があるので個人的には普通にアルファベット読みしてしまっております。読みもそうなんですが、なんで「LoTW(oだけ小文字)」なんかな? というところもちょっと不思議です。

 確かにデータ化されていないログデータをアップロードするのは面倒ですね。ワタクシも昔のもの(≒他のバンドのデータ)はまだ上げてません。いずれはと思いながら、今のところさほど必要ないので放置したままです。ただ、どうにかしてADIFにしてしまえば、あとは仰る通りそんなに面倒ではないですね。何しろいちいち紙のQSLをチェックしてもらう手間が省けるのは大きいです。特に160mは今のところ本部の人間にしかチェック権限がない、というのもありますし。

 そうでしたか、紙でコンファーム済みで、申請も済ませていらっしゃるようでしたら、まさに今後に期待ですね。

 eQSLについては、残念ながらDXCCには利用できないとのことです。
http://www.eqsl.cc/qslcard/DXCCInfo.cfm

 あまり興味をお持ちではないかも知れませんが、USCQなどでは利用可能となっています。
http://www.eqsl.cc/qslcard/OrgBB.cfm

 また、ちょっと笑い話のようですが、「プリントアウトして紙の形になっていれば」JARLでも利用可能なんだそうです。この条件にはちょっと笑ってしまいました。
http://www.jarl.com/award/Q%26A/Q%26A.htm
(分かりづらいですが、中ほど「■異なる局」の一番下に)

おはようございます。
台風は最大で25mくらいの風で済みました。

いろいろお教えいただきまして有難うございます。

ロトーですか。どっかの公営富くじみたいですね。
blogも最初はビーログと呼んでいたくらいなので(笑)。

この種の略字の場合、onとかofとかは省略してしまうか、小文字にすることが多いようです。もちろん、略字にしたときの読み方や字数なども考慮して決めます。

一応LoTW対応ですが、私も全数をアップロードしているわけではなくて自分がコンファームしたいQSOだけアップしているので、趣旨からずれています。
eQSLも、来たのを一覧表示してログと照合してチェックを入れて返信することが多いです。

eQSLはDXCCにはダメの件、了解です。そりゃーそうですよね... でもJARLは印刷すればOKなんですね。アマチュア無線とアワードの本質に迫る、良い対応かな(笑)。
160mのエンドーズメントがNGの件、経緯は聞いてます。

今日もまたお暑うございます。25m/sであればそこそこ吹いたのですね。こちらはそれほどでもありませんでしたが、まずはご無事で何よりでございました。

 「ビーログ」は存じませんでした(^^; 文字についてもありがとうございます。ワタクシのような外人には、何でtheのtが大文字なのかなと思えまして。(いや、別にどうでも良いことではありますが)

 LoTWにしてもeQSLにしても、もちろん使い方は全て個々のユーザにゆだねられているわけですから、特にJA側としては必要なものだけという方法でも問題があるとは思えません。ただβ教粗さまの場合、6mで唯一のJAというパターンも多そうなので、その点は考慮してあげた方がよいかも?

 JARLの件、確かにまっとうな対応とも言えますね。

 ちょっと余談になりますが、ここだけの話、実はQSOしたことないエンティテイからeQSLで一件届いてるんです。実際にこちらが運用してた時間帯に、二度も。相手さんはeQSLのAG認証も済ませていらっしゃるので、こちらで正規に受け取ればDXCCは別として、eAwardsだけでなくそれ以外のアワードにも使えることになります。やっていませんがLoTWにデータを上げれば、あるいはマッチするかも知れません。もしくはIRCやドル欲しさにこんなことやってるんかな? だとするとLoTWではマッチしませんが。

 何を言いたいかといいますと、ARRLの対応が正しいかどうかは一考の余地がある、紙であってもLoTWのデータであっても、そこにズルがあるかどうかは本人(たち)にしか分からない、ということなんです。もちろんDXCCとしての権威を保ちたい、ズルをできるだけ排除していきたいという主旨は分からないでもないですが。

 160mの件も、そういう類のズルがあってのことなのかなと勝手な想像をいたしております。実際に書留で本国ARRLへ100+分のQSLを送る途中に紛失された、という最近の話も耳にしておりますので、できるだけそういう事故の可能性が低い方法を選んでいきたいなと思います。いつか100+たまったら、ハムフェアへお邪魔する口実にするのも良いかも知れませんね。

こんにちは。早速のご返信、有難うございます。

> 6mで唯一のJAというパターンも多そうなので、その点は考慮してあげた方がよいかも?

はい。三件目のW1の局は、SASEでQSLを送ってくれて、私は翌日に返信したのですが未着ということでメールが来て、LoTWにアップしてあげたら、即、OKのメールが来ました。

> ちょっと余談になりますが、ここだけの話、実は

私の所にも、夏至時期の伝搬では1シーズンに数件、not in the logのQSLがSASE同封で来ますが、録音を聞き直しても、全く合致がないような場合には返送しています。大抵は、大オープンと言えるようなオープンや、浮き沈みの激しいオープンで、こちらが拾いきれなかったような状況で来ます。しかも、W3、W4などJAがNew Oneな所に多いです... 仕方ないですね。でも(残念ながら)ニューエンティティのQSLは来たことがないです(笑)。

> 実際にこちらが運用してた時間帯に、二度も。

nilのQSLはいろんな場合がありますが、本当に呼んだがこちらまで届かなかったか、単純にクラスターだけ見て発行しているのかでしょうね。毎年、北米と数百QSO
、ヨーロッパと百数十QSOしていると、呼ばないで発行している?と思われるカードも来ます(笑)。

> ARRLの対応が正しいかどうかは一考の余地がある、紙であってもLoTWのデータであっても、そこにズルがあるかどうかは本人(たち)にしか分からない、ということなんです。

はい。このご発言はとても共感します。私がLotWを始めたときに、妙な違和感を感じたのも、この点に近いです。

eQSL.ccですと、相手がアップロードしたログの中に、自局が含まれていればInboxのリストに表示されます。
ですから、おっしゃるように、QSOしたことのないeQSLでも、自分がクリックしさえすればQSOできたことになってしまいます(もちろんしませんけど)。

LoTWですと、相手がアップロードしたログの中に自局が含まれていても、自局が大体同時刻のデータをアップしなければ表示されない、ということになり、ARRLの方が公平・公正性が高いように思います。電子QSLというよりは、DXCCエンドーズメントも統合化されているから、「ARRLが親方になって、DXCCのためのQSO認証をするシステム」という意味合いが強いように思います。権威、というのもその通りと思います。

いずれもメールなどの手段で談合して同一データをアップしてしまえば一緒ですが、これは紙QSLの場合も同じ...結局の所、本人達がどのように楽しむのかという点に返ってきますね。

160mは関東の有名なOMサンがホワイト(未記入の)QSLにご自分でご記入なさってとんでもないたくさんのエンティティを申請なさったのが原因と聞いております。

いえいえとんでもございません。いつも駄文におつきあいいただきまして、ありがとうございます。

 それにしても、さすがですね。年間そんなにQSOされるとは全く存じませんでした。SASEまで受け取っていらっしゃるのも、当然なんでしょうけど外の世界の者にとってはさすがとしか言いようがありません。

 前述しましたeQSLについてですが、去年と今年の二回のJIDXで、同じ方から二回に渡っていただいてしまったんです…状況からクラスタを参照されたんだろうなと想像してます。そういうオープンは皆無でしたし、そもそもそんな局聞いたことないので…まぁ本人さんに確認したわけではなく、あくまでも想像なんですが。

 やはり「あの方」関連だったんですか…迷惑な話ですが、まぁ仕方ありませんね。

 いずれにしましても、貴重なお話をありがとうございました。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2010年8月10日(火) 22:22に書いた記事です。

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