もう一つの先送り案件は、「突然落ちるようになり、だましだまし使ってたらやがて起動すらしなくなった」というPCです。
症状を聞く限りではまず電源まわりだろうと引き受けましたが、その時にどこ製か尋ねたら「PやったかNやったか…」って、ひょっとしてHはダメよが分かっててのことだったのかも?(^^;;
しかし引き受けてしまったものは仕方ありません(それでもノートなら返却でした)。案の定、こちらのケミコンが膨らんでしまってます。
開けにくい構造の電源の方は、幸い大丈夫そうでした。またマザーの他のケミコンも見たところでは異常なさそう。
で、この際ですので前から欲しかったこのようなものを買ってしまいました。今まで何度かお借りしたことはあったんですが、現行バージョンはノズルの温度調整があったりフィルタ部が変更されていたりしているようです。 10/28追記:この部分完全な記憶違い、他機種と混同していたことがコメントいただいて発覚しました。
それにしても怪しからんのは、こちらのキャリングケース。わざわざオプションを別途購入したのに、ご覧のような百均にありそうなケースとぺらっぺらの間仕切り。これであの値段かよ…せめてもうちょっと質感が欲しかった、と相当ガッカリさせられました。
ともかく、その吸い取り器が温もるのを待つ間にマザー取り出しです。
10/28追記:写真見てて気づいたんですが、GIGABYTEって書いてありますねぇ。
あの届けへんビスどうやって外すんや、とか悩みながらいろいろひっくり返してて、やっと分かりました。横にひっそりと隠れているこのビス一本外すだけで
この通り、スルスルと出てくるではありませんか。さすがにノートと違ってラクですねぇ。
そしていよいよケミコン取り外し。苦労するかなという予想に反し
面白いくらい簡単に外せてしまいました。さすが、多層基板用に設定温度を高くしておいただけのことはあります。
そして幸いにも、膨張だけで基板への液漏れはありませんでした。もちろん念のため洗浄液でさらっと掃除実施。
左は撤去品、右は日本橋のこちらで購入してきた新品。
無事収まりましたが、
パターンが広いマイナス側ではなく、プラス側のハンダ付けにかなり手こずりました。55Wのセラミックはんだごてでは、30秒以上当てておかないとハンダが載ってくれません。さすがの多層基板、これにはまいりました。この写真を撮ったあともまた数カ所手直ししてますが、じっくり見れば分かりますよね? 目視と、あとはパーツを指で動かしてみて入念にチェック。それこそ予想に反していちばん時間がかかった作業がここでした。
ともあれ、これで無事起動でヤレヤレ。
それにしても、いつまでもHDDが回ってるなと思えたのでちょっと失礼してみたら、なんとこんなことに。なんぼなんでもこれでは少なすぎでしょ、メモリ。
早速問い合わせたところ「増やしといて」とのことでしたので、このようなもの(2,000円ちょい)を購入してまいりまして
デュアルチャネル対応らしいんですがそんなことは全く無視! 今までのものとの混成部隊にして
これで完成とさせていただきました。
hakko808確かに欲しい一品ですね。でも奮発されましたね。
私には度胸がありません。
もちろん最安値を探しましたよ(^^; ほとんど勢いです。そして、それでもポンプ別置式には手出しできませんでしたぁ(^^;;;
うちはTP-100ですが便利ですよねえ.
これがないとやってられません.
買った時思ったのは『いままでの苦労は何だったのか..』Hi
TP-100のケースはけっこういけてます.
エンジニアリング社のやつも逆流エアブローが可能でよさげです.
まちがった(汗
×エンジニアリング社 ⇒ ○エンジニア社
山田さん…変なことが発覚してしまいました。今まで数回お借りしたことがあるのは、808ではなく山田さんがお持ちの機種、TP-100でした(^^; どこで808と記憶が入れ替わったんでしょうか…
そうですね、TP-100のケースは808のそれとは違ってちゃんと成型されていたように記憶してます。いずれにしても、もはやこの手の作業には手放せませんね。
逆流エアブローですか…上を見るとキリがない(欲求も)ので、見ないでおくことにしてます(^^;;
TP-100ですが,年に一回程度はノズルの目詰まりで交換してます.
詰まるとピンで通すのですが,だんだん通りにくくなり,ピンバイスで掘ったりしながらついにはダメになります.
まあ,使い方が悪いのかもしれません(汗
使用頻度も高いほうかな?Hi
逆流でブローできると詰まりにくいのかな?と思ったりするのですが..
いかんなあ,文章が..
>ノズルの目詰まりで交換してます.
じゃなくて『目詰まりでノズルを交換』ですSRI
TNX INFO! しかし相当な頻度でお使いなのですね(^^; ピンバイスで掘ってもダメとは、最終的にスカスカになって熱を伝えにくくなる、ということなんでしょうか。そんな頻度で使うことはないとはいうものの、あるうちに補修パーツをガメっておくほうがいいかも知れませんね。
ところで、ちょっとした言い回しに気を遣われるお気持ち、よく分かります。自分も記事の文章は結構推敲します…が、コメント、特によそ様に酔った勢いで書いたものなどは、あとで赤面することが結構あって困ります(^^; え、一緒にするなって??
約7年前にデスクトップPC多数使用の客先で、同様キャパシター交換作業をしたこと有り。 担当はキャパシターの半田付け。 PCを分解/組立チームとキャパシター外し/半田付けチーム(予備基盤も有り)で前日泊まりの1日仕事でした。部品信頼性の再認識でした。
仕事でこれを多数、しかも泊まり込みですか…あんまりやりたくないですね(^^;; まぁこのようなことが起こるのは、当時のセットメーカはもちろん部品メーカでも分からなかったでしょうから仕方ないのかも知れませんね。
ところで、半田づけにはやはり今回のもの(55W)よりさらに大きいはんだごてを使われていたのでしょうか?
一般の60W位だったと思います。
そうでしたか、早速ありがとうございました。今回の55Wにワッテージほどの熱量がない、ということなのかも知れません。次の機会には静電気を承知で、手持ちのもう少し大きい普通タイプの物でやってみることにします。
おおっ、白光のブツいいですね。
シゴトで、某Intelのマザーの電解コン、もう何百個も交換しました(;_;)それもスッポン(ソルダープルト)で。
ハンダごては、白光のワッテージが切替できる HAKKO PRESTO でスイッチ押下でワット数を上げ、大量のハンダを溶かしてコンデンサを抜き取るやり方です。
その後、スッポンでスルーホールを抜いていきますが、ベタアースでは中々つらいっす。
清水さんご無沙汰ッス! ナンボなんでも、お仕事でしたらキャイーン!と買うてもろぅて下さいよ…そないたくさん、よぅやらはるわ…しかも全然某になってへんし(^^;;
もちろんスッポンは大小いくつか持ってますけど、いやーもう戻れませんわ。あ、そういえばその前に熱い思いして格闘してた吸い取り線式のやつ、どこ行ったかな?