7544 02F


 という名のテスタ。

 もう7〜8年も前からあらぬ表示をしたりビープが鳴り続けたり、まともに計測しなかったりの症状が出てたんですが、目視では分からなかったので騙し騙し使ってました。ですが、さすがに使いにくいのでいい加減徹底的にやってやろうかと思いまして。


 基板にねじれ方向のストレスをかけると症状が収まるので、ハンダ関係であることは間違いなさそう。

 改めて見てみると、これであの値段かってぐらいのひどさですねぇ。


 (写真がまずいですが) ピン幅半分もズレてまっせ!!


 中途半端にハンダメッキされたパターンの処理なんかも、素人には分からない理由があるんでしょうか。

 ここまでは左の大きいICの足も含めて、めぼしいところをハンダあげし直しても症状は収まりませんでした。


 正解は液晶表示器の下に隠れていたこのIC、目視では分からなかったもののすべての足をハンダあげし直した(写真は作業後)ところ


 無事快適に動くようになりました。長いこと放置してましたので、それはもう清々しい気分です。

 しかし…メガー(絶縁抵抗計)の時といい、このメーカは好きだったんですがもう完全に愛想が尽きましたわ。

コメント(8)

uPD75308、液晶表示専用ポートの付いた4ビットマイコンですな。
それにしても… このハンダ付けはひどいでっす。

いやー冬の間は楽しめましたね〜 
こちらでは週末の土曜日あたりから桜が満開になりましたが、土日は花冷えで寒かったです。今日は南風で暖かですが風が強いです。

DVM、直って良かったですね。いくらくらいしたものですか。

こんな微細ピッチのLSIをハンダ揚げするなんて、今の私にはできかねます(笑)。ベターッとブリッジしておいて後でハンダ吸い取り網線で吸い取るのであればできますが...

DVMはうちでも最近、不動品を700円で入手して直したことがあり、週末にローカルさんのタワー登りしたときにも使いました。元値がわからないので参考にしたいなあと...

下間さん:これホンマ百均レベルですよねぇ。前回にコメントいただいたような無鉛ハンダとはまだ縁のない時代でしょうし、手ハンダ・機械ハンダともちょっと待ってくれ状態ですね。

 β教粗さま:今日はうってかわってポカポカ陽気でした。これ、元々は仕事で使ってたんですが、新品購入後僅か数年でこの症状が出たのでお払い箱にして自宅で時々使ってたんです。お値段は…数万円と申し上げておきますが、このシリーズの中で02Fは一番高いモデルでした。

 ハンダのあげ直しは、自分にはこれくらいがギリギリです(もちろんメガネと強い照明が必要)。先端が「細い円柱を斜めに切ったような断面」のはんだごてをこの手のものに使っておりまして、その形状のお陰ですわ。もちろん一気に半田を乗せてあとで吸い取る方が、確認さえしっかりすれば早くて確実かも知れませんね。

YOKOGAWAってプロも使っている一流じゃなかったの?
出所不明な中華製のテスターがお安く出ていますが、
けっこうマトモなのもありますね。

YOKOGAWAよお前もか、ってほかの確たるものがあるわけではないが、全般的に日本ブランドの品質が下がっている気がします。

西村さん:そうなんですよ! しかもこのモデルは確かF社にOEM供給してたはずなんですよねぇ。ガッカリですわ。「中華製」については、そもそも世間に出回っているこの手のものの大多数が中国製なので、当然良いものも多数あるという理解をしておりますがどうでしょうか。

 上原さん:これ、ほぼ10年前のモデルなんですけど、こんなことしてたらあきませんよねぇ。そういえばここのメーカ、特に数年前から各種展示会でも元気ないなと感じてたところでして、そもそも力を入れてなかったということなのかも知れません。それならそうと言うてくれたらいいのに。

おっと、これの黒いヤツ私シゴトで使ってます(爆)
一度校正に出したら、規格外れで要修理で返されたのでほったらかしていたのですが、1年後にもう一回出したら校正OKでした??

原因はハンダ不良かも知れませんねぇ。

まいど!! 自分も元々は仕事で使ってたんです。もし表示がふらついたりするようでしたら疑ってみるのもありかも?

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この記事について

このページは、ji3kdhが2012年4月 8日(日) 8:51に書いた記事です。

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