RAID1との決別


 記事にするのは気が進まないんですが、(このブログの本来の意味である)備忘のために箇条書きにて。

・ハードディスクの空き容量が異様に少ないことに気づく。(去年の11月)
すったもんだの末、環境そのままで容量アップに成功したかに見えた。(同11月)
・その時解決したと思った反応の遅さに悩む。たとえばPC起動時に10分以上かかったり、IMEを起動した時に30秒以上待たされたり、とにかく尋常ではない。
・RAIDボードのBIOSを書き換える。その時に必要な起動diskはこちらの方法で簡単に作成できることが判明、無事完了。(今年の1月頃)
・それでもまだ遅いので騙しだまし使う。
・そもそもこのHDDがRAIDに向いてないということを知る。(今年2月、ソース失念)
・今さら、このHDDをWindowsXPで使うにはパーティションのアライメントなる手順が必要らしいことを知る。(同2月)


・実行前にバックアップを取れと警告されるが、まるまる取る手段がないのと一部だけ取るのが面倒なのとで、まぁ片方残るからええやろと安易に考えて省略。RAID越しだと該当するディスクがないと出るので、(変換基板経由で)直接IDEポートに接続して実行。(今年3月、このあたりで決定的な歴史を刻んでいる)


・何を血迷ったか、一晩明けた完了後になんの確認もせずもう一つのアレイも同様に実行。(ここで歴史にダメを押している)
・そして…


データがすべて消えていることに気づき、一週間近くあれこれ手を尽くすが無策に終わる。
・仕方がないので、移行前である去年の11月の時点のデータを利用して復活させることに。それと同時に、ことあるごとに苦難続きのRAIDとの決別も決意。


・元々のディスクに不具合があったわけではないので、それ(320GB)をシステムドライブに、今回の大きい方(2TB)をデータドライブにと物理的に分けてしまうことに。ただマザーが古くSATAポートがないので、今までのRAIDボードを単独ドライブのモード(※)で継続使用。ディスクは二台ずつあるのでそれぞれ一台をバックアップ専用ドライブとする。(※JBOD…本来の言葉の意味はspanningつまりべたっとひっつけて統合だが、このボードでは一つのアレイだけのモードの意味)


・以来一ヶ月余り、データドライブアクセス時ほんの少しだけテンポが遅れることがあるものの、数ヶ月分の空白以外は何の問題もなく使えている。
・各ドライブを丸ごとバックアップできるように設定しているが、常時通電しているわけではないのでスケジュールの設定は事実上用をなさない。データドライブは最低三日に一度、システムドライブは半月に一度をメドに手動で実行している。
・教訓:1)RAID1はバックアップではない。 2)素人はRAID1なんてすべきでない。

コメント(2)

賢明な選択もしれません。RAID していても、外部バックアップは必要ということですね。

今時のHDDは少なくとも数年は余裕で持つので、同じ物にしか入れ替えられないRAID1は素人には現実的ではない、ということに今ごろ気づいた次第です(^^; 今まで苦労してきたのはいずれも容量が足りなくなった時なので。

 バックアップですが、同じ場所の同じ機械の中だけでなく別の場所の別の機械にもせねばなと思っております。手始めに大切なメールは別の場所にも自動的に保管するようにしてみました(送信分のみ)。ロストして今困っているのはそのあたりですので、同じ轍を踏まないためにも。

コメントする

この記事について

このページは、ji3kdhが2012年5月14日(月) 21:59に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「代車」です。

次の記事は「続、でっちあげ充電器」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。