いやいやまいりました


 先日取り組んでましたRAID1(ミラーリング)環境での容量アップ作戦、紆余曲折を経てようやく何とか形になったようです。


 作戦その1(失敗編)
・320GB×2の一つを2TBに付け替えて起動
・その2TBがJBODなのでSPAREに変更
・320GBのセットとしてミラー修復
・もう片方も2TBに付け替えてミラー修復
→なんでか起動せず。もう一週間ほど前のことなので状況も含めて詳細忘却の彼方
失敗:元々の320GBの片方、SPAREやJBODを行き来しているうちにデータをまるまるロスト。この時点では、もう一台あるからええわの軽い気持ち


 作戦その2(失敗編)
・320GBの生きてる方をCriticalのままMirrorとして認識させる
・2TB×2で新たなMirrorを設定
いつもの方法で丸ごとコピー
・無事起動してヤレヤレのつもりが、320GBのアレイを外して起動したのになぜかそのセットの残像が残っていて、2TBのアレイはG:とH:ドライブとして認識…なんじゃそりゃ?!?!
・論理ディスクマネージャで、320GBアレイ(残像)を「このデバイスを使わない(無効)」に
・しばらくゴソゴソしていたら、突然PCがリセットされて再起動
・No SystemでWindowsが起動せず
→残像が意味不明だが、RAIDカードの仕様? WindosXPのキャッシュ?
・そうこうしているうちに、320GBアレイのうち生きてる残りの一台も「Off Line」と表示…大いに焦りまくる
失敗:ロストした時点で再度ミラー修復しておくべき。それをしてなかったので大変な事態に

 とりあえずデータ確保へ
SATA - USB変換Boxを利用してデータ読み出しを試みる
・無事読めたので、最低限のデータをノートに待避 (所要時間:USB1.0経由なので遅い遅い、12h以上)


 作戦その3(強引コピー編)
このような機器でクローン作成の作戦。2TB×2はもちろん、消えてしまった320GBへも同時にコピー (所要時間:コピー1.5h、ベリファイ1.5h…さすがにかなり速い)
・復活させた方の320GBを、SATA→IDE変換基板(リンク先よりさらに安く入手)でマザーのIDEポートに直接接続して起動してみたら、無事okだったのでまずはヤレヤレ一安心
・改めて2TB×2のアレイで正規に(RAID1として)起動してみたら、これまた無事ok。320GBのアレイは、残像が現れないようにDeleteした…にも関わらず、なぜか残像が


・しかし2TB側がちゃんとC: D:として動作しているので、とりあえず無視することに
・ページングファイルがないとかいうエラーが出たので、適当に設定。あとで分かったことだが、C:だけに設定すればよい (D:に設定する必要はないし、設定すると容量を増やしたりできない)
・領域は当然320GB時代のままなので、まずはいつものツールでD:を少し後ろへ移動 (所要時間:12h? メチャかかった)
・その後C:の領域を同じツールで増やす (所要時間:再起動の繰り返しだけでok)
・そしてD:をdiskpatコマンドで最後まで目一杯に増やす (所要時間:コマンド入力後一瞬でok)

 というわけでして、かれこれ一週間強、これの対処のための徹夜の日もあったりして大変でしたが何とか環境を維持したまま容量を増やすことができました。残像については少し気持ち悪いのですが、関わらなければ問題なさそうなのでとりあえずそのままにしてあります。RAIDボードのBIOSを上書きすれば消えそうな気もするのですが、せっかく動いてるのにもし何かあったら恐いので止めておきます。

 11/18追記:本記事は11/17の投稿分のはずなんですが、記事を完成させる前に机の上に突っ伏して寝てしまってました。自宅でこんなこと、初めてかも(^^;

 まーしかしアレですね、ミラーリングなんかヤンペしたとおっしゃるご意見も分からないでもないです。でも今回、操作ミスとはいえこれのお陰ですべてを失わずに済みましたので、今後も続けていこうと思います。次にこれをいじるのは…2TiBの壁があるので容量アップはないかな。あるとすればC:とD:の分離でしょうか。またまた悩みそう…それにしても、ネット上で「RAID1で環境維持したまま容量アップは不可能」と書かれているのも頷ける気がしました。

 11/19追記:記録をたどってみましたらこのマザー、この秋でちょうど丸10年になるんです。一つのマザーをこんなに使ってる人、なかなかいてないでしょうねぇ(^^;

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この記事について

このページは、ji3kdhが2011年11月17日(木) 22:52に書いた記事です。

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