我が家のデスクに唯一並んでる無線機、たまには電源入れとかんとな…と思ってスイッチを入れたら、ありゃりゃランプしかつかない!! あーぁ、電源(の低圧部)が壊れたか…となったのが昨年末でした。
以来そのまま放ってあったものの、こちらのお祭りに向けてというわけでもないんですが、いざ動かないと寂しいので診てみることにしました。
最初にピンときたのは、入手当初から疑問に思ってたこちらです。よくもまぁこういう対処方法が思い浮かぶな、しかもピン配までどんぴしゃのを良く見つけてくるな…今のところ動いてるし、まぁええかと当時思ってたんですが。
そのダイオードのチェックをしてみようと思って外してみたら…あーぁ、これはあかんわ!
リードを長く残したままちょん切ってありまして、そのリードの一部が下へ(シャーシ側へ)落ち込んでるやないですか。
今回なったのかどうか分かりませんが、パターン面はこんな状態に。
ここのダイオード、メーカ純正のもの(VO3C)は600V1A、代替で入れられてたブリッジタイプのもの(D5SB)は600V2.8Aなので、例によっていつもの手持ち(1N4007/1kV1A)を、少し浮かせ気味に取り付けてみました。
あんまりきれいではないんですが、なくなってしまったもの(パターン)は仕方ありません。電流がしっかり流れて、耐圧・強度が確保されていればいいでしょう。
各部チェックののち恐る恐る通電してみたら…果たして、無事復活しました。定電圧回路など他の部分が壊れてなくて良かった。
撤去したダイオード、テスタで静的に見る限りでは大丈夫そうだったんですが、胸くそ悪いので捨ててしまいましたHi
おっと忘れてました、ここでお約束。
本記事に記載された内容を決して真似しないで下さい。
本機種の内部には直流1,000V近くの高電圧回路が存在します。しかも、電源プラグを抜いてあってもその高電圧は残存していますし、今回の記事に登場する基板そのものに当該高電圧回路が存在しています。ここの文章の意味が少しでもお分かりになれないようでしたら、決してセットのフタそのものを開けないで下さい。
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