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 という名の、タイムスイッチのついたパタパタ時計の修理です。

 写真は入荷時の状況。長きに渡って使われていたんでしょうか、天板部スイッチまわりの汚れが目につきます。


 まずはムーブメントを拝見。そうやないかなと思った通り、RHYTHM JAPANつまりシチズン製のようですね。


 分解整備しやすい構造で何より。例によってグリスが硬化しつつあります。


 それに続くギヤ部分、写真は少し積もってたホコリをよけた状況です。

 今までのものと違ってこの部分もそこそこの速度で動く構造ですので、グリスアップはしておきたいところです。


 というわけで、それぞれのギヤを清掃した後、グリスを差しつつ組み立てます。


 そして真っ黒だったネオンランプを交換して動かしてみたところ、元々の情報通り動くことは動くんですが、なんか様子が変。フリップ(パタパタ)が安定しないんですよね。ちょっとした振動ですぐ数枚ぱたっと進んでしまうんです。

 そういえばシチズン製のものの写真はどれもフリップが変な感じで上向いてるな…と思って調べてみたら、どうも元々はゴム製のツメ(フリップ押さえ)があったようなんです。そうか、『Copalのツメはステンレスだから長持ちしていい』の反対がこれだったのか!


 そうと分かれば、まずはペットボトルから切り出した仮のツメで動作確認。


 いけそうな感触が持てたので、最寄りのホームセンターでこのような部材を調達。

 実は、最初は薄いステンレス板を手に取ったんですが、それをちゃんとした形に切り出すことができるのかと考えに考えてヤンペした次第。これでダメだったらまたその時に考えることにして作業続行。


 そのアクリル板を適当な形に切り出して


 このような形で装着。


 これ難しいですね〜 長すぎるとフリップやギヤに過大な負荷がかかりますし、かといって短すぎると意味がありません。試行錯誤の末、これくらいの形状となりました。

 このような裸の状態ですと厳しい見てくれですが、


 ケースに入ってしまえばこのような状態ですから、まぁ何とかお許しいただけるのではないでしょうか。

 そりゃぁステンレスに比べれば短命なツメかも知れませんが、それでも10年以上は大丈夫やないかなと思います(願望も含む)。


 あとは外装パーツの分解清掃・磨き上げを経て完了です。


 今となってはこのようなタイムスイッチで動かしたい機器などないかも知れませんが、単純に目覚ましとしても使えますし、朝が苦手な方には目覚ましと連動してまぶしいライトなどを点灯させる、なんてのもアリかも知れません(^^)

 Copalやセイコーとは少し違った趣のあるシチズンのパタパタ時計、同じく昭和のメイドインジャパンとして受け継いでいきたいですね。

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このページは、ji3kdhが2015年7月20日(月) 22:05に書いた記事です。

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