紀州鉄道

 先日の現場、真横を時たまバスみたいな一両の汽車がトコトコ通っていくので、何じゃこりゃと昼休みに調べてみましたら…日本で一番採算割れしている鉄道、とのこと(^^; 端から端まで3kmもないんだそうで、これは乗って帰るしかないでしょう!


 最初、改札の手前で切符売り場を探すのですが、何度見直してもJRのものしかないんです。別の駅舎があるのかな…とさらに注意深く見てみたら、『紀州鉄道は車内精算ですのでそのままお進み下さい』との張り紙が。その時点で早くも素人さ全開だったんでしょう、「紀州鉄道に…」と言うやいなや『どうぞどうぞ、改札を通って左にお進み下さい』と(^^;

 この先に見える『0番線』がそれです。


 意外に(失礼)本数は多そう。


 草も多そう(^^;;


 …


 砂利のプラットホームなんて初体験。バリアフリー化の工事中みたいでしたが、関係あるのかな? っていうかそれより先にエアコン車内冷房直しましょうよ




 そうこうするうちに、やってきました!






 おぉ、タブレット発見










 他にお客様がいらっしゃるので、車内撮影はこれでおしまい


 出発!


 早速、草をかき分けながら進みます。




 おっ、予備機が見えてきました。




 10分も経たないうちに、終着駅『西御坊』に到着です。


 喫茶店でもあれば、と思ってたんですが


 甘かったようです(^^;;

 後から考えたら、この先の廃線あとをたどってみるのも面白かったかな。次の機会(があるなら)のお楽しみ、に取っておくことにします。








 しかし…自転車が置ける駅舎も珍しいんやないでしょうか(^^;




 さて、乗ってきた車輌に乗って帰ることにします。




 往路と同じく、民家の軒先をかすめ、雑草をかき分けながらトコトコ走ります。


 それにしても…時速30kmしか出てないにも関わらず、とにかくよく揺れるんです。


 これは素人目には、車輌が古いからではなく、線路(と枕木・グリ石)を全く手入れしてないからではないかと思います。雑草の生え具合からも想像できますが、もう何十年も、なんにもしてないんやないでしょうかねぇ。いくらゆっくり走るとは言え、そのうち何かが起きそうでちょっと怖いですね。それくらいひどく揺れます。


 なんて思ってるうちに、残念ながら早くも帰ってきてしまいました。


 当初からスノープラウを付けたまま…っていうより、雑草よけ・雑品よけなのかも知れません(^^; 普通に考えたら燃費に影響しますもんねぇ


 行って帰ってわずか一時間弱、ちょっとした異次元すら感じるツアーはこれでおしまい。

 次の機会があれば廃線跡をたどってみたいところですが、さてさて。

 2017年9月21日追記 : 動画や写真がないどころか乗ってもなくて単に踏切を渡っただけなんですが、先日と本日ちらっと拝見したところでは、どうも軌道の整備をなさったようで、敷石が新しくなっててレール間の雑草もありませんでした。ひょっとしたらレールそのものも新しくなったかも? それに御坊駅を出てすぐのカーブを車輌が通過するとき、以前のようなキーキー音がなくなってましたから、ひょっとしたら揺れも改善されたかも知れません。時間があれば乗ってたところなんですが…残念ながら次の機会までお預けです(いつになるやら)。

コメント(13)

いや、面白いですね
昔の京都市電(チンチン電車)も、脱線するのじゃないか・・と思うくらい横揺れしましたが、脱線は見なかったです。Hi

さすがに脱線までになると怖いですね(^^; 市電もレールなどの手入れは難しいかも。

 今回、記事には「もう何十年も、なんにもしてないんやないでしょうか」と書きましたが、いくらなんでも最低限のことはされてるかもと思い直してます。信号はまだしも、踏切はいずれも問題なく動作しているようでしたし(当たり前Hi)。揺れが大きいのは、手入れもそうですがそもそも枕木の数が少ない(ピッチが広い)というのもあるかも知れません。

出張ついでに予備機の方に7-8年前に乗ったことがありますが、シートがヘタリきっていた記憶があります。

おぉ、あの緑と白の車体ですね? いいですねぇ。今回のもかなり古いはずですが、シートは全く気になりませんでした(^^)

あれに、乗車されましたか・・・・
田辺で潜る際、電車往復だから御坊駅で車両を見るたびに気にはなっていたけど、乗る機会が無くて。

JRの普通車輌との接続を考慮してダイヤが組まれているそうですから、ご覧になる機会が多いのかも知れませんね。往復一時間程度見込んでおけば大丈夫ですから、お時間のあるときにでも、どうぞ。

この会社おもしろいですね。 鉄道事業が片手間でホテル事業が本業なのでしょうか。
私もイサギ釣りに日の岬に行くので、見かけます。

ホテル事業を含む不動産屋というのが実態だそうですが、なるほどこれで全体としてうまく行ってるなら、不採算路線の存続手段としてありでしょうね。ややこしいところは他にいくらでもあるでしょうけど、たとえばプロ野球チームを持ってるような企業にしてみれば、この程度の損失は蚊に刺されたくらいでしかないでしょうから、イメージアップにはいい手段かも知れません。

 で、日の岬(ATOKでは日御碕、我々が知ってるのは日ノ御埼 https://ja.wikipedia.org/wiki/日ノ御埼 )とは懐かしいですな。バイクに乗らなくなってからも、何度か見に行きましたよ、灯台。あそこまで行くと魚たちも相当おいしいことでしょうなぁ(^^)

また懐かしいのん出してきはりましたなー!! あとのお二方はどうしていらっしゃるんでしょうか…免許は継続なさっているようですが。

ご無沙汰です。田舎県のさらにローカル、いいですね〜。御坊というと「せきやき」ですか。

「せきやき」→「せちやき」

おぉ、和歌山のスペシャリストからのコメントありがとうございます!! あとから見返すたびに、廃線跡にも行っとけば良かったと後悔してますので、そのうちリトライするつもりです。

 それで、お恥ずかしながらそれを知らなかったので検索していたところに追加でコメントいただき、重ねてありがとうございます。うまそうですし、家庭でも(形にこだわらなければ)手軽にできそうですね。『焼きそばと玉子をせちごぅてよぉ』…情景が浮かんできそうです(^^)

 全然関係ない話題 : 検索してて初めて知ったんですが、地方によってはお好み焼きをピザみたいに扇形に切ることがあるんだそうでビックリしました。そりゃ味は一緒でしょうけど、ちょっと違和感あるかな…逆にピザを四角く切ってみようかなと思ったり。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2015年8月12日(水) 22:45に書いた記事です。

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