CQ160


 事にするのが遅れてますが、今年も標題のイベントに参加させていただきました。

 写真は直前になってチェックした、送信アンテナ用のマッチング部。あっ、接点が飛んでる! なんですが、ここはスルー回路用のものなので前回のトラブルとは無縁、もっと昔にやってしまってたんでしょう。大勢に影響ないので後回しとしました(いつになるやら)。


 その前回の失敗の原因はこちら。説明なしではチンプンカンプンの表でしょうけど、これ、高周波は表皮効果がものすごく効いてくるということで、各々の線の断面積に対する円周をささっと比較してみたものなんです。詳細はともかく、接地極への接続に使ってた5.5mm2を、前回試しに60mm2にしてみたんですが、端子穴の大きさが合ってなくて逆にロスになった、という何ともお恥ずかしいものでして。で、今回どうせやり直すなら効果的にと思ったわけなんですが、なかなかうまくいったようで飛びに関してはそこそこの感触でした(もちろん単なる従来比、しかも感覚的なもの)。


 さて当日。今回はPCも忘れずちゃんと用意して、無事フットスイッチなしで楽々運用です…が、開始早々トラブル発生!

・バンドマップが表示されない…今までにない症状なので慌てる。カーソルをそこに当てるとコールサインが出るので、背景と同じ色になってる? などいろいろ疑ったが、正解は単にQSO済みのデータを表示しないという設定になってた、というもの。そんな変更した覚えないんだが、直前にアップデートしたのが影響したのかな? まぁ見えるようになってヤレヤレ。
バンドスコープがおかしい…どうも相当強い信号しか見えてない様子。K3・P3ともフタを開けてルーズコンタクトを疑ったりしてみたんですが全く解決の兆し見えず、結局最後までJAしか見えないまま。これはNon-Assistedにとって大打撃、昔を思い出してダイアルを回したが、これがないとCQを出しにくいということも再認識。しかし困った…

 それやこれやで、去年と同様土曜の朝を無視して参加したんですが、土曜の夜から日曜の朝にかけてはとにかく良くないコンディションでしたね。Wはほとんどzone3のみ、EUはzone15に振られっぱなしと散々、この時点(夜明けのコンディション終了時)の途中経過が画像の状態でした。もっとも、だからこそ翌日が楽しみになったわけでもありますが。


 その二日目(日曜の夜から月曜の朝)は、爆発まではいかないものの夜も朝も楽しく遊ばせていただけました! いつもの時系列は割愛させていただきますが、夜の部では前日全然できなかったzone4がそこそこできましたし、それどころか久しぶりにzone5も一局だけですがきれいに聞こえて、しかも簡単にQSOできたのは嬉しかったですね。もちろん巨大局が相手なのは言うまでもありませんが。
 一方明け方も、前日あれほど苦労したzone15はそこそこ埋まりましたし、少ないながらzone14もできました。相変わらずドーバー越えは果たせずでしたが、今回の状況からいけば贅沢というものでしょう。画像はお恥ずかしながら終了直後のもの。

<結果>
230QSO(JA多数) 17S 32C 得点71k でも例によって間違いなく減点必至。マルチ的には(意外にも)去年と大差ない状況。

できたカントリー:(太字New)
AS - A4 BV BY HL HS JA UA9 UN VR
EU - 9A DL EU HA LX LY LZ OK OM S5 SP UA UA2 UR
OC - 9M6 A3 DU KH6 VK YB ZL
NA - XE ZF

できたセクション:
W0 - CO IA MO
W4 - GA
W5 - NM OK TX
W6 - CA
W7 - AZ ID MT NV OR UT WA WY
VE - BC

聞こえてできなかったマルチ:
DX - A6 CX HK OH OZ PJ2 SM SV YO

<ローライト>
・バンドスコープ機能せず…これ今となっては致命的とも言えますね。それでなくても日頃から「え、そんなん出てたんですか?!」ってのが多いのに。までに解決できるかな?

<ハイライト>
・送信アンテナの不具合解消…これ自分的には結構大きいです。もちろんいくら呼んでもダメってのもありましたけど、それはそれ。今回はやっとこ「分相応」な感じでした。
Newが3つも増えた!…時間順に A3, ZF, LX。いずれも嬉しい瞬間でした。
 A3…今回を逃すと当分ないだろうなとの覚悟を持って望んだんですが、割と早い段階で信号を聞く。それっと呼んでみたら、ちょっと間が空いたそのあとに『JI3KDH?』と。これ、どなたか存じませんが僕を知って下さってる方が、かけらだけ聞こえて「もしや」と思って打ち返して下さったのかな? そんな感じの応答でしたが、何はともあれ無事ゲットの1upでした。
 ZF…これなんですが、普段から運用なさってる皆さんの間ではある意味できて当たり前の状態だったそうですね。こちらも同様に、今回できなかったら当分ないだろうなと思ってたんですが…強く聞こえてた二日目の09z過ぎは呼べど叫べと全くのノー感じ、これはあかんわとほとんど諦めの境地だったんです。ところが、『あっちのSRにトライしてみなさい』という神の声が聞こえたので諦め半分で聞いてみたら、ほとんど誰も呼ばない状況でしかもご本尊もさっきよりだいぶ弱い。いくら何でもあかんやろと思いつつ念を込めて呼んだら…見事ゲット! この世に神は実在したんだ! と認識した瞬間でした(大げさ)。
 LX…以前からある方に『ここは例の巨大クラブ局があるから楽勝やん』って言われてたんですが、聞いたこともない局とQSOできるはずもなく。今回割と早い段階で見つけてたんですが、パイルが大きくてどうにもなりません。半ばダメ元でちょっと上にずらして呼んでたら、JIxKに返ったような気が。空耳かなと思ってたらJI2Kxxという方(この方珍しい!)が応答してたんで、ああそうやったんやと聞いてたんですが先方には違ったようで、再度『JI3K??』と返ってきたんで、よっしゃぁーっとばかりに打ち直したら、無事コピーしてもらえてナンバーをもらえた…はずなんですが、最後のTUが聞こえないまままたパイルが湧いてしまったので、ちゃんとQSOが成立したかどうかは不明なまま。でもまぁ、できてたら儲けものってことでいいでしょう。

 というわけで、準備と片付けにいつも以上に手間取りましたが、それだけの価値があった楽しいコンテストでした。そして、今回もまた国内の皆さまからも多数コールいただきまして、大変ありがとうございました!

コメント(9)

ご苦労様でした。今回もドーバーを越えられなかったようですがLXと同じで相手が出てこないのでは対応できるはずがありませんね。Hi 次の機会を狙ってください。

こちらの今回は惨憺たる有様でNAの西海岸もたった1局しか聞けませんでした。ましてやカリブなんてトンでも20分レベルでした。環境雑音がどんどん増えてくるために聞えるはずの信号がみんな埋もれていくようです。
いよいよ別宅QRVも視野に入れないと無理ですね。Hi

それから表面積の件は参考になりました。私なんか全く無頓着でアースなんてそこらの電線でつなげば良いだろうと思っていましたが違うんでしょうね。
アンテナも同じことなのでしょうから空中のひょろひょろ電線も曲げられないような太さを使うとよい結果が出るでしょうか。しかし、重くなりますね。
地上を這わせるのならさほど難しくは無いですけど、運ぶのが大変です。Hi

ともかく終わってしまったことを考えても仕方がないので次のWW-CWには もう少しましな結果になるよう考えてみるつもりです。勉強になりました。TNX!!

こんばんは、早速ありがとうございます。ドーバー越えについては、これが標準なのでもはや何も感じることもなく、またかで終わってます。年に数度の運用では、いくつか増えただけでも大成功で、そこまで望むのは欲張りすぎですもんね。いざできたときに驚喜させていただくことにします(いつになるやら)。

 本当に、町中でやっていらっしゃる方々の努力は並大抵ではないだろうなというのは想像に難くありません。受信だけでもリモートで、というのが現実的な選択肢になってくるんではないでしょうか。同じ町内のようなものですから全くズルではありませんでしょうし(要ルール再確認)。

 表面積の件ですが、ポイントは太いもの一本よりも細いものの複数本の方がずっと効率的、というところなんです。頭では分かってたんですがいざ数字にして見比べてみると改めて、軽いし楽だしやらない手はないな、と。共振させて使うアンテナやラジアルでは多少事情が異なるかも知れませんね。電流の腹の部分だけ複数本にするとか…って、あんまり現実的ではない感じですが。今回のように打ち込みの接地への接続だと、とにかくジャンジャン流れるので少しでもロスを減らしたい、そんなイメージからだったんですが、ひょっとしたら単なるプラシーボかも知れません。

 僕の方も、今のところJIDXは欠席の予定でして次回は秋のWWです。それまでにK3+P3を使えるようにしないといけませんが…頭の痛いところです。例によってボチボチまいりましょう!!

お疲れ様でした。

まだ痛風の発作が収まらず、足を引きずりながらジジイのように歩いて仕事をしております・・・。

今回は、昨年に比して大幅ダウン。わざわざTS県まで行ったのですが、KTでの移動に比してノイズがないのはよかったのですが、それでも聞こえず飛ばず(飛ばないのは50Wですから仕方ないのですが)。Zone15はわずかOMとSPの2局のみ。14なんて全く無理 でした。

おまけに、痛風の疼痛を我慢していたので疲れ切ってしまい、貴重な未明の時間帯に、2日とも、ほとんど寝てしまっていました…。

同時に30m 40mでTU5MHを狙ったりもしていましたのでダメですね…

今は見られなくなりましたが、CQWW160のHPのLogs receivedのページでスコアも表示されていましたが、今年も、KDHさんのスコアは表示されていませんでした。 その他国内でも数局、表示されていない局が…

これは、なにか、cabrilloの設定があるのでしょうか?

では、また、お会いいたしましょう!!

交信の瞬間は聞きそこない、見そこないましたが、時々ログを眺めていたらコールサインがあったので、出来たんだな〜とホッとしました。私は専ら厨房に立っていました。笑

ワイヤーの太さに関しては私も興味ありありで、太いに越したことは無いのだろうが、一体何ミリにすれば良いのか、どれ位の実感の差があるのだろうかといつも思っていました、普段はエレメントには芯線1mm程度の細い耐熱電線で、ラジアルには使い古しのローターコントロールケーブルを割いて使っています。

大國さん :

 いやホント、お疲れさまでした。そのような状況の中、それだけ遠征なさったにも関わらず月曜はお昼から出勤なさったんですよね?! いつもながら、とても真似できませんよ!! そして問題のそれです。僕もあの痛みは二度とごめんなので、時々忘れつつ真面目に薬飲んでますよ(^^; どうか無理なさらず、お大事になさって下さい。

 自己申告の得点の件ですが、cabrilloは単なるテキストファイルなので、エディタでClaimed Scoreの行を削除するだけであの手のリストから消せます。これ前から思ってたんですが、こういうのを公表する意味が良く分からないんです。結果発表までのお楽しみでいいのに、って。それにしても、なんであのページ見れなくなってしまったんでしょうね。

中村さん :

 そうだったんですか! 実は小心者ゆえ、Clublogでヒットしないものですから、ひょっとしてできてなかったんかもとヤキモキしたりしておりました。あとになってバリバリさばく強い信号を何度も聞いたものですから、余計心配だったんですが、ありがとうございます。

 電線の太さについては先述の通りでして、僕もエレメントやラジアルについては極力細いものを使って手抜きしてます。エレメントに至っては、AWGの14とか22とか、そんなんを使ったりしてますので。電流がジャンジャン流れるところでなければいいんではないか、との勝手な解釈ですHi。太いのでなければダメだとおっしゃる方もあるのですが、そういうところに力を入れるなら、その分高さや本数に注力すべきと思ってしまいまして。まぁ、いずれにしましても何の客観的評価もないわけですが(^^;

久しぶりのQSOでしたね。ありがとうございました。
2ヶ月前から80/160mにQRV始めました。
数字はまだまだですがボチボチやっていきます。
FB-DX!

毎度、お久しぶりです(そしてこちらこそ、TNX QSO)! ご近所に強敵現る…戦々恐々といたしております。いや、もはや足元にも及んでないかも? ひょっとして、もう160m-WACできはったとか??(^^;
 また遠くないうちに、一席よろしくお願いしますm(_ _)m

KDHのカードでWAC申請するから送っといてください。
まぐれでCN2COとCW5W ができてしまいました。
近々、一席設けるからよろしく。
FB-DX!

え…冗談で書いたのに、マジでできたんですかWAC。。。たった二ヶ月で…いやはや、まいりました。僕はCNなんて一回聞いただけで、当然まだできてませんし! うーーーん

 QSLの件、了解です。いやー、しかし素晴らしい!

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この記事について

このページは、ji3kdhが2017年2月 1日(水) 0:05に書いた記事です。

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