記憶の限りでは故障ではなく最初からだと思うんですが、頭のボタンを押すと点灯するランプがあまりにも暗いんですよ。真っ暗な室内でも目をこらさないと見えないぐらい。これを何とか出来ればなと前から思ってまして。いや、使ってる本人は別になんにも言ってないんですが(^^;
単三×1本で動いてる時計なので、LED化するにしても少し工夫が必要です。確か1.5Vで高輝度LEDを点灯させる回路をどこかで見かけたなと思って調べてみますと、ありがたいことにたくさん出てくるではありませんか。その中で、いろいろ条件を変えて実験していらっしゃるこちらを参考にさせていただくことに。
それにしても…この手の品物恒例、中の部品はテープ留め!
さてさて適当なコイルはないかと物色してたら、このときに使ったものが出てきたので採用。だいたい真ん中が分かるくらいまでほどいてさらっと計ってみたら30μHと出たので、まあいいだろうとブレッドボードで試してみたら、リンク先のようなCは不要で2.2kΩが明るく点灯しました。それより小さいのは試してませんが、例えば10kΩだと暗く点灯したので、深く考えず最初の2.2kΩを採用。
図はパーツをしっかり作り込んでない(手抜き)ので、コイルのタップ出し部分に違和感ありますが、ほぼ真ん中ということでお許しを(^^;
部品の重さがあるので、さすがに同じくテープ留めでというわけにはいかず、(見えないところなので手抜きして)安易にホットボンドで空中配線を固定。
話は前後しますが、この時計の頭のスイッチはランプ点灯とスヌーズを兼用してるためか、実測してみたらランプには0.8Vしかかかってませんでした(電池電圧1.2V時)。それでも今回の値のままで充分明るいのでそのまま続行しましたが、そもそも元々の電流を測定し忘れてます…まぁずっと点灯させるわけでもないし、電球よりLEDの方が少ないだろうと勝手に思うことにしました。あと、どこまで電圧が下がると消えるのかも調べてません。そうなったら電池交換してね、でいいでしょう。今でもすでに1.2Vですし!
なかなかいい感じになった、と一人悦に入っております。
それにしても、たったこれだけの部品点数でいけるんですから、これをお考えになった方は素晴らしいですね。感謝です。『ジュールシーフ』なんて名付けられているんだそうで。
参考リンク : ブロッキング発振回路の動作原理
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