夏の現実逃避 鳩間島編


 んびりできた黒島から帰った宿で夕方「ところで明日のご予定は」と手配師に尋ねてみたところ、『ノープラン。鳩間島に行きたかったけど外洋でごっつ揺れるらしいから』とのこと。
 小さくて静からしいということくらいしか知りませんが、「それやったら先遣隊で行ってくるわ」とその場でネットから船を予約
 注) 続きには、サイズを小さくしてるとはいえ50枚以上の写真があります。


 ダイビングを始めてしばらくしてからはずいぶんマシになりましたが、それでも船酔い・車酔いにはめっぽう弱いのであの辛さは充分理解できます。無理強いする気は全くなかったんで別行動にしたわけですが…
 この日が特別だったんでしょうけど、ご覧のように外洋それどこ? 状態、ほとんどベタベタといっていいくらいの凪。
 西表島経由なので大きな双胴船、というのも揺れが少ない理由だったと思いますが。


 0830に石垣を出て西表に寄港、そこで9割方降りたと思ったらまたそこそこ乗ってきて鳩間に0953到着。20人くらい降りて乗船待ちは30人くらいだったかな。


 港の横の海がこんな状態。透明すぎる…


 そんなわけで事前の情報ほぼゼロ、特段の目的もないまま到着したので『一周4km弱』らしいというおぼろげな記憶を頼りに、とりあえずダラダラと一周してみることに。
 こちら、ここであってるのかどうかも定かではないものの、左手に海岸があるということが分かってればいいだろうとテキトーに考え、時計でいう6時の位置から右回りにスタート。


 西表島からの受電点。
 立派なガイシですが人口規模から考えてもさすがに6.6kVですよねこれ。ここにも載ってないし。


 ほとんどがこんな感じの道ですが、この先には鬱そうとしててハブが出てきたらかなわんなってな雰囲気のところもありました。
(あとで知りましたが鳩間島にハブはいないんだそうで)


 『屋良浜』の表示。


 これは素晴らしい。


 誰もいない、完全借り切り状態。


 いや、カニがいた。


 ヤドカリたちもいっぱい。
 踏んづけてしまわないように気をつけながら。


 島ができたとき溶岩に飲み込まれてしまったのかな。





 『立原浜』





 こちらも、静かでこぢんまりとしてて


 いい感じ。

 海パン持ってくるべきだったとひたすら後悔。


 『外若浜』


 うーん、これはこれは…


 って、大陸からの漂流物ですやん

 地元の方々がまとめていらっしゃるのかな。





 ここも


 穏やかですねぇ








 ここは左折が正解でした。


 立派な体育館? 現役っぽいから学校かな?


 おっ、舗装された道だ


 ヘリポートが現れました。


 その先には


 立派な


 グランドがある


 小中学校。
 さっきの体育館の反対側ですね。


 あれ、


 まだ半分ぐらいかなと思ってたら、もう港まで戻ってきた?

 ここまでゆっくり寄り道しながら2時間ぐらい。








 石碑には懐かしいお名前(故人)が。





 郵便局発見。

 ちなみに自販機もここだけでした。


 せっかくですから普通ハガキを一枚購入し、家内に恋文など。


 ここだけ後日談ですが『八重山』の消印で、7/27に投函したのが8/2に無事届きました。











 今日はお昼なしかなーと覚悟してたんですが、幸いにも港近くのお店がお昼過ぎにオープンし


 ありがたくいただけました(^^)


 三種類の日替わりメニューのうちから『鳩間野菜たっぷりカレー』を選択。美味しかったです! 見かけ以上に量もありましたし。


 その後は帰りの船まで時間があるので、屋良浜でしばらく過ごすことに。
 みっともない写真でスミマセン。
 日本標準時で13時頃だったんですが現地ではほぼ南中時刻なんでしょう、この陰の短さどうですか!











 帰りは行きとは違う船でした。


 ところで往復とも揺れにビビって一番後ろに乗り込んだんですが、耳栓着用が無難かも知れません。僕的にはその手の音は全く問題ないんですが、職業柄まわりには難聴になる年配の方々ばかりでしたので、若い頃から常に耳栓してまして、今回もバッグに常備してあったのを積極的に使った次第。

 それにしても鳩間島、ここは宿泊してじっくり過ごすとさらに面白そう。島内に公衆シャワー設備なんかはないので、民宿のそれを利用させていただくという意味でも。それと、ダイビングも面白いかも?

コメント(9)

次は鳩間島だ―――。うらやましい・・・
鳩間灯台は行かれましたか?港からまっすぐ登る、だったと思います。西表島見えます。

鳩間島にダイビングショップはないと思います。
鳩間島へ行く途中で立ち寄った、西表島の上原港でダイビングボートを見かけませんでしたか?。鳩間島近辺もいくつかダイブポイントはあります。でも鳩間近辺より、鳩間と西表の間にあるバラス島界隈のほうがポイントは多かったと思います。マクロから潮通しが良くて、稀に大きいものが出てくるところまで・・サンゴ礁もあるし砂地もあるしガレ場もある。西表で体験ダイビングと言えばバラス島界隈が多かったと思います。
 究極のマクロは上原港の隣のヒナイビーチみたいです。沖縄なのに透視度5mという日もあります(笑)。個人的には好まないので、2ー3回潜ったぐらいでしょうか。ポイント名はビーチですが、ボートダイブです。係留箇所が数カ所あるので、お好きな方は3ダイブともヒナイビーチという方もいるとか。
 以前、10年間ほど通いましたね、西表島近辺で180ダイブほどしたようです。5年ほどご無沙汰、再開したいなぁー。

 離島航路で一番揺れるのは波照間行きだと思います。でもその次ぐらいに、西表島の上原行かも。座席に、「お年寄りの方は前方の席に座らないでください。船が揺れたときに骨折することがあります」って案内、まだありますか?初めて見るとビビります。台風の欠航直前とか、冬の北風が強いときとかは、すごく揺れます。海の上をはねる感じ。強烈です。幸い船酔いしないタイプなので、「あー揺れてる」で済んでいます。
 同じ西表でも大原行なら外洋だけど揺れが少ないと思います。上原に比べて欠航率は格段に低いはずです。

 またホンマに行きたくなってきました。どうしよう・・・

鳩間でカレーと言えば、ゆみさんという店が思い浮かびます。写真とは違う感じ。場所は郵便局の上ぐらいだったような・・

 西表のダイビングでバラス島近辺を潜るときは、時間あるならランチ休憩は鳩間島へ行きたい、ってリクエストしていました。公園で弁当喰って木陰で昼寝。ああ、楽しかった。

 前日打ち合わせで調整がつくなら、弁当は取らずに島の食堂へ行くという事もありました。

 鳩間の桟橋は多分完成して10年ぐらいかなー。通い始めた2005年頃は桟橋なんてありませんでした。引き潮だとボートの2Fデッキから港へ飛び移るって感じでした。

 電線は6.6kV以外に22kVもあるんじゃないかなーって思っています。集落間が結構離れています。
 西表の大原~上原って、大原港の出口に信号が1個だけ。あとは上原港まで信号が無いはず。ぶっ飛ばしても40分前後だったような、安全運転だと小一時間コースだと思います。

 続きの写真楽しみです!番外編もぜひ!

 さすがにお詳しいですね!! 予習皆無で突然行った僕とは大違い(^^;

 灯台へは行きかけたんですが、登り口に『観光者はこれより先へ行くな』という立て看板がありまして、それがそこのY字のどちらを指し示しているのか定かではなかった(どちらとも取れる)のでやめました。メインの道の方は大丈夫そうな雰囲気もありましたけど、もしものことを考えまして。

 『マリンサービス』の看板を上げていらっしゃるお店があったのでちょっと期待したんですが、そう言われればタンクやコンプレッサ設備は見当たりませんでした。今googleってみたらこちらのお店かな? だとしたらおっしゃる通りシュノーケリングだけみたいな感じ。
http://hatoma-ms.net/
 そうですね、上原港では何隻か見かけました。そうかあっちから行くことになるんですね。鳩間に泊まって西表のお店に船で送迎してもらえれば面白そうですが、そういうのはやっぱり嫌がられるかな(^^;
 上記のマリンサービスさんのシュノーケリングもバラス島とのことですから、相当いいんでしょうね! …ってあのあたりでそんなに潜りはったんですか! 僕なんか最初の講習なんかを含む通算でも似たような本数しかないんですが(^^;;

 波照間までは西表から先がさすがに揺れるでしょうね。それに比べて鳩間は西表の横ですから、外洋いうても流れてる程度ちゃうんと勝手に思ってましたが、今回は季節的にも海況的にもたまたま穏やかだっただけ、ということなんでしょうね。
 最初から一目散に最後部を目指したのでそのような注意書きには気づきませんでしたが、じぇさんがお越しだった頃も大きな双胴船だったんでしょうか?

 お昼は『たに』さんというお店でいただきました。
https://poppomura.hp.peraichi.com/
集落含め一通り探してみたんですが、どういうわけかオモテから営業してるように見えたのがこちらだけ、しかも12時過ぎてもCLOSEDとの表記でしたので、昼食難民化も覚悟してたんですが。
 ていうかあの木陰のある芝生エリア、公園だったんですか!! 寝そべりたかったんですが、あまりにもきれいでどなたかの私有地なのかなと思い、遠慮してしまいました。

 特高の変電設備を見かけなかったので6.6kVなんやろなと勝手に思ってたんですが、そうか海底ケーブルだけはいつでも昇圧できるように22kVものを引いてる可能性もありますね。別のページでは22kVの申し込みも受け付けるみたいな表記もありますし。

 家内がこれらの写真を見て、泊まりでぜひとの感想を持ったようですが、まぁしかし我が家の子供たちはまず行かない感じです。僕みたいにただアテもなくうろうろしてるだけで満足なんてとてもとてもですし、海(水中)にもそんなに興味ないし、そもそも揺れるのはまっぴらごめんらしいんで(^^;

灯台への道、入るなって立札は今知りました。そんなのができたとは‥マナーの悪い人が増えたのかな。残念です。

安栄観光のwebを久しぶりに見たら、鳩間航路増えていますね。通っていたころは、多くて1日2便とかだったような気がします。双胴船もなかったです。

 鳩間に滞在して、西表のショップに船で迎えに来てもらう案、面白そうです。ただ、上原から鳩間へ船が出せない日ってそこそこあるので、安全上お断りされると思います。鳩間ランチリクエストは、海況が良くて渡れるなら・・という条件付きです(^^;;;

 鳩間島なら5月に音楽祭があるんじゃないかと思います。それに合わせるといいかも?その代わりに一気に客が押し寄せるので、宿の争奪戦が壮絶でそう簡単には予約が取れない・・と聞きます。

 西表島のダビングだと、鳩間島までの間のバラス島界隈から島北部のポイント、さらに島をぐるりと回って、西の方の湾内、さらに西へ行き外洋に面した網取湾、崎山湾、さらに西へ行き島の南部へ回り込む鹿川湾コース、あるいは南西へ直進して中ノ御神島周辺。あるいは上原港を出て南へ流れてヨナラ水道。湾内、汽水域、外洋・・マクロ系、ワイド系、大物いろいろあります。
 長らく通ったけど、ヨナラ水道は一回も潜ったことが無いです。昔はマンタポイントだっそうですです。近頃また、ヨナラ水道も開拓されて行くショップが増えたみたいです。

 そういえば前回(2年前)にはあった、安栄観光さんと八重山観光さんとの相互利用制度(?、同じ乗船券でどちらでも利用できるってアレ)がなくなってました。たまたま黒島への往復に八重山観光さんを利用させていただいたので鳩間島もその続き、というだけだったんですが。
 どちらがどうとか全く存じませんが、今後は若干取り合い気味になっていったりするのかな。今回も鳩間からの(夕方の)帰り便は両船ほぼ同時刻の出港で、ちょっと不思議な感じでした。もったいなさもあるかも。
 やっぱりもう少し小さな船だったんですね。あの浮島桟橋も船そのものもまったく古さは感じられませんでしたので、おっしゃる通りまだ最近のものなんでしょう。その横の元々の港も散歩しましたが、漁船が何隻か停泊してたぐらいだったかな。

 実は家内の情報では今回ドンピシャのタイミングで島のお祭りか何かがある日程だったんですが、島外の人間は参加不可とのことでしたので近づきもしませんでした…というかどこかでそういうのをやってた気配もなかったので、何かの聞き間違いだったかも知れません。時々遠くの方でなにやらそれらしい音が聞こえてきてたんですが、それも西表の方向でした。何しろ事前の情報皆無のまま突然上陸しましたので(^^;

 なんやかんや思い返すに、次回はとりあえずシュノーケリングかなと思いつつ、さすがにちょっとは事前に調べてからでないとなと若干反省しつつあります。

安栄観光と八重山観光の、相互乗り入れはなくなったのですか‥もともと、相互乗り入れなんてなく、行政指導で乗り入れるようになっていたみたいです。島に通い始めたころは、乗り入れなんてなく、客の奪い合いでした。

 確か、安栄は漁船出身の船長が多く、八重山観光より操船が荒いし、港から出たらスロットル全開でぶっ飛ばす(荒いが操船の腕が良い船長が多いみたい)。八重山観光に負けたらあかん!って感じでした。時化てくると八重山観光は早々に運休でも安栄はぎりぎりまで船を出すみたいな・・「運休寸前の波なので、めちゃくちゃ揺れますけど乗りますか?」って聞かれて乗ったことが数回あります。さすがに、このような場合では減速運転なので通常の倍ぐらい掛かります。船長も2人体制になり、操船係と波を読む係、で分担していましたっけ。

#ってことで、安栄観光派でした。競争しているころは安栄のが速かったし。

 こういう話をするとまた行きたくなってきた。どうしましょう・・・(笑) 

 そんな指導が入ってたんですね。どういう意味なのかな。どうせ指導するなら便を増やすとか路線を振り分けるとかすればいいのになとドシロート的に思いますが、ひょっとしたら便を増やして交互運用みたいなことはやってたかも知れませんね。
 しかし面白いですねぇ、そんなことになっていたとは。今でもそういう雰囲気はあるのかな。どっちがどうとか気にしてませんでしたので全く気づきませんでしたが、何しろ波が高かったら遠慮なくヤンペする派ですので(^^;;;

 そういえばじぇさんって例年遅めな夏休みを過ごしていらっしゃいませんでしたっけ? 今年あたり、久しぶりにいかがですか?! 行きたくなったときが行き時です!! (無責任発言モード)

結局、安栄観光と八重山観光の共同運航って何だったんだろう?よくわかりません。先ほどwebを見ていると、石垣島ドリーム観光(IDT)は、離島航路の定期航路から撤退した感じです。
 一時期、離島航路は三つどもえみたいな状況があったので老舗の2社が連携し、IDTが離島定期航路から撤退したあと
解消したようです。

 今年の夏休み、来月の予定ですが。。。既に行先は決定済み、諸手配も完了し、もう行くだけ。今回は同行者がいるのでなかなかねぇー(汗)

 えー、そんなことだったんですか! 独禁法モロ被りしてそうな事案やないですか…大丈夫なんでしょうか(^^;

 ダイビングはそれですよね、やらない人とどうすりあわせていくか。そちらのマッチングも不可欠ですし、ちょっと早いですがその時はゆっくりなさってきて下さい。
 ちなみに僕は今日まで仕事でした(誰も訊いてない)。

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この記事について

このページは、ji3kdhが2022年8月 5日(金) 22:00に書いた記事です。

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