暑さを口実に先延ばしにしてる案件の一つ、10年ぶりにまたまた出戻ってきてしまったこちらに取りかからせていただきます。
ある日使おうと思って電源を入れてたら、突然ジジジと鳴ったかと思うと煙がモクモクと出だしたので慌ててコンセントから電源コードを抜いた、中を見てみたらコンデンサがパンクしたような感じだとのことで。
我が家にやってきたときは、ご覧のようにすでにそのコンデンサは除去されてました。
当時の写真を発掘してみましたところ、このような様子だった模様。
これ100Vのファンを200Vで使うのに減圧するためのコンデンサ・ブロックでして、当時我が家にやってきたとき放電抵抗を追加したものの、基本はその時のままだったものです。
原因はここに使われていた無極性コンデンサの劣化、ってことなんでしょうか。
あるいは、そもそも誘導性の負荷にこういう方法はあんまり良くない、ということなのかも知れません。
その影響でシロッコファンそのものも壊れてしまって動かなくなったようで、僕なんかとは比べることすら憚られるほどに技術力をお持ちのユーザさまが200Vの代替品まで用意なさったものの、込み入っててメッチャ面倒そうなのでやって、とこちらにご依頼いただいた次第(^^;
なるほど結構苦戦しましたが、なんとか取り外せました。
その構造的にほとんど見る機会のない、ソケット下部。
このあたりに何か問題が発生したら、さてどうしましょうかって感じですね…
新しいのはちょっと小さめな模様。さてどうなりますか。
仕込み中。
ワッシャは角穴との位置合わせのためのもの。
手持ちの部材でそれなりに…ってあんまりきれいではないですが(^^;
無事収まりました。
吸気口もほぼ問題ない位置になっています。
正直あんまり意味なさそうですので、シリコンでの目張りは今回は割愛させていただきました。
それと2枚目の写真でお気づきかもですが、ヒューズホルダの先端と基板が近すぎたので、端子台に取り替えました。これだけ距離があれば大丈夫でしょう。
実は手持ちにちょっと欠けたのしかなくて若干不細工です、ごめんなさい。
恐るおそる通電、懐かしいですねぇ
アイドル状態。
どれだけIpが流れてるか分かりませんが、結構熱い風が出てきます。35℃の室内で1分送信状態のままで50℃くらい。
ていうか、残念ながらちょっと風量が足りてない感じ。感覚的にはもう少し勢いが欲しいところなんですが、前からこうだったかな?
もちろんちゃんと回ってるのは確認してますが、これせめて220V給電とかにした方が良さそう。
ちょっと考えてみることにします。
いよいよ始まりましたねぇ、
それにしてもあの複雑な構造をよくバラしましたね、流石でございます。
風量足りてませんでしたか、アレしか200V仕様見つからなかったので、、、
つづきに期待です!
いやー、どうもです。まぁしかしようやらはりますなの世界でした(^^; 今回の加工で、仮に今後また交換する必要が生じても、そんなに苦労しないようになったと思います。
で、遠い記憶を掘り起こしてみたんですが、風量は当時からこんなもんだったかも知れません。ソケットまわりでのロスが少なくないのかな。
一応増力加工してみました(次の記事)が、残念ながら大した変化はありませんでした…