国内コンテストを冷やかしたときとか、シングルバンド参加でもヒマなタイミングで他を聞いたりしたときに不便に感じた部分を解消すべく、取り組んでみました。
以下、自分の備忘のためだけのダラダラした長文です。
現状から必要なのは
・CWキーイングの自動切り替え環境
・2台目の無線機のCAT接続
根本的にはSO2Rを真面目にやるなら外付けの専用Boxが必要らしいんですが、今のところマルチバンドをしっかりやるつもりは皆無ですし、そのために安くない投資をするのも面白くないので、何とか手軽にできないものか模索。
いずれにしてもN1MM上でどうするかという話でしかないので、そちらを調べてみましたところ
まずCWキーイングについて、WinKeyは一台しか接続できない。しかしWinKey 2.0の2出力機能には対応しているとのこと。
K3NGはどうだったかな、確か1.0しかエミュレートしてなかったんではと見てみましたらなんと! 2.0もいけるし2出力もいける! 当然ポートは自由に選べるので、全然使ってないPTT出力をそれに変更すればハード的には触る必要全くなし!
てなわけで、標題の写真は某ードオフで330円で仕入れてきたUSBハブのテストも含めてK3NG一号機の中身を久しぶりに書き換えしている様子。
書き換え後に単体で動かしてみたところ一つ目の出力は今まで通り、二つ目はPTTの動きではなくなったことまで無事確認。
ここまでくれば、WinKey的にはまぁ大丈夫でしょう。
次は無線機のCAT。TS-590SはUSBケーブル一本(ただし無線機側のコネクタはBタイプ)ですし我が家ですでに実績があるので簡単なんですが、問題はもう一台のV/U機のほう。
どう問題かと言いますと、これKenwoodの古い機種なので6pinDINで接続するタイプ。昔作ったのを使ってもいいんですが、移動用に置いておきたいしそもそも今さらRS232C(しかも簡易式)もないでしょ、とコネクタやUSB変換基板なんかをゲットしつつ…ふと見つけたのがこちら。
えー、こんなんあるんや! と思わず飛びついたのは言うまでもありません(手抜きし過ぎ)。
それらが揃ったところで早速接続してみましたところ、大した問題もなく思い通りに動いてくれるようになりました。
順序が前後しますが、まずは同じバンドで並行受信。
いいですね! 同一バンドのバンドマップ複数表示も含めて問題なく動いてくれてるようです。
次はキーイングも含めたV/U機。
残念ながらN1MMでは3台目の無線機は接続できない(?)ようなので、コンテスト前にいちいち設定変更する必要がありそうなんですが。
それはそれとして
WinKeyの設定をし直してやった結果、無事思い通りに動いてくれました!
これで誤送信の可能性がほぼなくなりましてヤレヤレ。しかしN1MMもK3NGも、良くできてますねぇ!!
気をつけたところや対策したところ、苦労したところなど:
・comポートの番号を知るために、一つずつ接続していった
・Kenwood機は機種によるCATコマンドの違いは(ほぼ)ないので非常にラク。N1MMではTS-790そのものの選択肢はないものの、V/U機であればTS-2000を選択でOK。(個人的にY社を好きになれない大きな理由の一つがこれ)
・無事動き出したので回り込みをチェックしたところ、HFの100W出力がV/U機側のUSB接続を切ってしまうようなので、V/U機の根元にパッチンコアを入れてみたところ収まった模様(継続観察必要)
・PCは足元の奥底に押し込んであるので、USBポートに挿すだけでも一苦労。しかも8つあるうちの残り一つしか空いてなかったのでさらに苦しい。これが一番大変な作業だった(^^;
・無線機接続の件、あったらいいのになと思ったプロファイル切り替え機能はN1MMそのものをiniファイル指定で起動、つまりN1MM起動用のショートカットを複数用意するって仕様なんだそうで。自分的にこれはあんまり面白くないかな。起動後に入れ替えれるようになってたらスマートなんですが。(それにはいろいろと面倒そうってのはまぁ想像できますけど)
・もしかしたらMMTTYを二つ起動すれば、並行受信時に両方をデコードできるかも? それには画面の広さが全然足りませんが、面白そうなのでちょっと調べてみよう
こちらは足元のPCのその向こう、壁際で頑張ってくれている(今回中身を書き換えた)K3NG-Keyer。
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