HL-2K 1の2


 先日入荷したこちら、まずはロードまわりの整備です。


 どうしようかなと考えながら、とりあえず容量チェックです。

 余談ですがこのチェッカ、どこかのキットらしいんですが、お手軽でなかなかいいですよ。某ークションで入手しましたので素性は良く知らんのですが。


 で、結局全部取っ払ってまいました。というのも…

(奥に見える二つはプレートVC用追加Cです)


 まず、配線がぐちゃぐちゃで気に入らんかったこと、そしてどう見ても1.9と3.5で容量が逆やったこと、さらに写真をご覧下さい…

 左から順に、使われていた500PF3kV、同じく1000PF3kV、そして一番右は小生手持ちの1000PF3kVです。右側のに比べたら真ん中のはなんと薄っぺらく思えませんか? 耐圧重視ならこれでもいいんでしょうけど、ロード側は耐圧よりも電流重視と思います。そこにこれはあんまり良ぅないんやないかな、っというのがあり、少なくとも1000PFだけは取り替えたく、結局全部取っ払ったというわけです。ま、気分的な面が大きそうですが。


 容量的に当初の図面通りに戻し、ご覧のように取り付けてみました。手持ちのスズメッキ線は一番太くて1mm径のものしかなくて頼りないので、1.25mmsqの電線でつないでみましたが…やがて表面が酸化してくるとまずいでしょうね。容量調整もせないかんかもですし、最終的にはまた考えることにします。柔らかい配線の方が熱伸縮を考えると良さそうなんですけどねぇ。


 それからカップリングコンデンサにドアノブタイプが使われていましたので、これもご覧のようなものに交換しました。ドアノブタイプも電流が流れるところは苦手なんやないかと以前から感じてますんで。それにしてもこのコンデンサ(1400PF20kV)、昔デジットで一個1,000円やったんですが、もっとよぅけ買うとくべきやったな。3個買ぅたんですが、もう手持ちがなくなってしまいました。

 さらに空中遊泳してた保安用チョークも、ちゃんと取り付けて配線しました。ちなみにこのチョーク、図面とは全然違う容量なんです。一桁小さい…しかし検索して見つけたこちらのページにある写真でも同じようなものがついてますから、仕様変更でこうなったものと勝手に解釈し、そのまま取り付けました。

 とりあえず今回はここまでで、通電前にもう少し他の作業に取りかかります。あ、カップリングコンデンサがつながってる帯、角を丸くするの忘れてた…

コメント(2)

あのLCメーターは Strawberry Linux Co.Ltd(日本製) のキットです。割合正確で使いやすく、ゼロ点補正もあるので私も便利に使っています。電解コンデンサは容量が大きくて測定には向きませんけど積層セラミック以下の測定には最適です。インダクタは10mH以下の測定が出来ます。これ以上のコイルは誤差が大きくなります。インダクタの有効桁は上位3桁(精度は ほぼ1%)です。キットの説明書もありますよ。

山崎さん、早速ありがとうございます。同じものをお使いとのことで、心強い限りです。そうですね、結構それらしい値を示してますし、たいがいが小さい容量を知りたいので、えぇもん入手できたと思ってたところでした。言われてみれば、そのような取り説もついてたような…どこいったかな?(^^;;

コメントする

この記事について

このページは、ji3kdhが2007年4月 8日(日) 20:40に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「mad.cgi」です。

次の記事は「HL-2K 1の3」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。