去年製作したこちらが知らんとこで役に立っているようで、追加の依頼がありました。全く同じ方法でも良いのですが、今度は低コストを目指してやってみることにします。
「タイマ」「安価」で思いつくのは555ですね。早速調べてみましたら、数分とかの長い時間は苦手みたい。でも他にいいのが思い当たらないし、精度は全く必要ないので、気にせず採用。
回路は先のリンクにあるデータシートや、計算機付きの便利なこちらを参考にさせていただきました。
こちらは相変わらず手書きのえー加減な「実体配線図」。これをしっかり描いておけば、あとはなぁんにも考えんでええんでラクなんです。もっとも、実際には一箇所描き間違っててハンダをやり直すハメになったんですが(^^;;
こんな感じに、あらゆるところで手を抜いて
完成です。と思ってたら、さらにもう一個追加ですって?! うーん、まとめて数個作っとくかな?
LEDはなくても良い(ない方が省エネになる)んですが、動いてるかどうか分かりませんし寂しいのでつけました。早速動かしてみましたが、思ったよりも規則正しく動いてます。ただ一回目は少し長めなのと、onよりoffの方が短めなのは、使ってるコンデンサが大きすぎるので仕方ないところなんでしょう。
さて、例によって想定されるツッコミとそれに対する回答例。
・前にはあったヒューズがないぞ?…はい、コストダウンにより省略しました。回路的には入出力を逆につないでも、何も破損しません。ただし極性(+−)を逆にすると、バッテリ側の配線が溶けるか基板上のダイオードが壊れるか、どちらかに至ります。
・防水用のシールワッシャがないぞ?…はい、コストダウンのために省略しました。たいがいはカバンに入れたまま動作させているとのことでしたので。
・出力トランジスタの配線がひどすぎるぞ…スミマセン、手抜きの極みですね。手持ちを使いましたので、規格にもあまり余裕はありません(想定負荷1Aに対して最大定格2A)。
・ほんで、なんぼなん?…ご覧の通りで、前回の1/4〜1/5でしょう。
--- 6/30追記 ---
もう一個作りました。全然変わり映えせんのですが、実体配線図と若干違うので備忘のために撮影。
555っていろんな使い方があるのですね。ココ
http://www.geocities.jp/kobosunta/WIrRC/V555_Calc.html
にある発振回路と、またちょっと違いますね。
確かに30年以上?も現役を張ってるICですから、それだけ多くのシーンで使われているということなんでしょうね。「玩具から宇宙船まで」なんて表現も一部にはあるようです。で、ご紹介いただいたページに載っているのは少し特殊なようですね。5番(CONT)を抵抗で落とす使い方は、ナショセミのデータシートにはありませんでした。ただ一発目の時間が長いのは、今回のも同じ理由なのかも知れません。
今回採用したのは、TBいただいたページやデータシートにあります「デューティサイクル50%」向けの回路そのものです。試しに数秒以内のon/offにしてみたら、測定してませんが感触としてほぼ50%かなという感じでした。子供のオモチャの改造などにも充分使えそうです。