ローパスフィルタ その2

 宿題だったコイルの巻き足しをしました。


 真ん中は減衰極にしようと思っていたんですが、まともに動いたら減衰極を当てるほどでもないだろうと思い直してやめました。今回はしっかり実際に近い状態で測定しながら巻きましたので、ほとんど思った通りの結果が得られることを期待して。


 早速高調波発生器を取り出し、


 つないでみたら…んん? 300kHzで数dBしか落ちてないことになってる? こりゃ測定方法がまずいんでしょうね。発生器の出力を終端してないとか途中まで同軸を使ってないとか、それに直接の飛び込みもあるかも知れません。

 そうそう、西村さんにご提案いただいた「高調波発生器の出力平坦化作戦」ですが、残念ながらうまくいきませんでした。元々どの出力も似たような落ち方なので、それらを合成しても同じということなんでしょう。C級アンプで一段受けてやればマシになりそうですが、今回のようなやり方ではあまりあてにならなそうなのでヤンペ。もっと高い周波数で使うときに、ちゃんと箱に入れるなども含めて考え直すことにします。


 そこで実際にアンプの出力(フルパワー)につないでみたら…これは逆の意味で眉唾物かも。こんなに落ちますかね? 第二高調波で-52dB、第三以降は-70dB以下で見えません。ホンマかいな…まぁ少なく見積もっても-40dBは確保できてそうですので、高調波に由来する変なIが出ない限りはこれで良しとしましょう。

 このまま一時間ほど通常のスピードでVVVを出し続けてみましたが、温度的な問題も含めて異常はありませんでした。別件ですがアンプ出力のトロイダルも、実際に近い状態で軽くファンの風を当ててやると50℃ちょっとでしたので、その点でもまず問題なさそうです。


 ばらしたついでに取り付け用のスペーサもつけました。四隅でないのは単に配置の事情だけで他意はありません。

コメント(6)

平坦化はダメでしか・・・・ 源発振周波数にもよるのかな。SGを使い、手動でinとoutをプロットして行けば完璧ですが、2fがちゃんと減衰しているのならそこまでする必要もなさそう。
温度上昇が無いとのことで通過ロスも少なそうですね。

実は今回の送信機の発振部に使ってるDDSには「スイープモード」というのがあって、設定した周波数の間を繰り返しスイープするという機能を持ってるんです。それを使えばここらのことは可能なんですが、今の設定を消してしまうことになり、元に戻すのが面倒なので試していません。もう一つ買うにはちょっともったいないですし。

 温度上昇については少し意外でした。コンデンサは余裕を持たせてますが、コイルはご覧の通りのええ加減さですのにね。またまた「見なきゃ良かった」になりそうですが、直流抵抗を計ってみると面白いかも(^^;;

こんにちは。昨日IC-7800の135kHz送信改造を行いました。次は適当なリニアの作成と変更申請です。KDHさんと実験するにはちょっと距離が離れすぎですね。

素晴らしいコメントありがとうございます! 確かに相当距離がありますから難しいと思いますが、直原さんのところでしたらある程度垂直部分も稼げそうですから、可能性に賭けてみるのも悪くはないかも知れません。もちろん現段階ではまだまだ未知の部分ばかりなのですが…

 そちら方面でしたらJG3IWL奥村さんがこのバンドに興味をお持ちのようですから、相手には事欠きませんね(^^) そしていつか、ぜひQSOしたいものですね。

はい。とりあえず160m用LWで受信は可能です。135kHz付近は何も聞こえませんが279kHzロシアの放送と40,60kHzの電波時計、航空用ビーコンなどはS/N良く聞こえます。IWLさんにも連絡を取ります。

昔日本海軍で通信業務に従事していた方からのアドバイス(又聞きです)によりますと、大阪で言えば最低でも名古屋あたりの無線標識局がちゃんと聞こえないとアマチュアでは相当厳しいだろう、とのことです。送信はさらに苦労しそうですが…まずは感電しないよう注意しながらいろいろやってみたいと思っています。

 ちょっともどかしいのは、小生の場合自宅ではアンテナ関係の実験はほとんど何もできないというところなんです。もちろんバーアンテナであれば可能なんですが、手持ちに小さい物しかなくこれすらまだ実験できていません。しばらくは移動先であれこれと試してみることになりそうです。

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このページは、ji3kdhが2009年6月16日(火) 21:40に書いた記事です。

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