SB-1000 2の2

 長いことお預かりしているこの個体、いい加減手入れせねばと取りかかりました。


 まずはいくつか容量抜けしたケミコン基板の修復です。


 面倒なので自分のものから基板ごと借りてたんですが、いつまでもそう言うわけにいきませんので


 オークションで見かけるあの基板を利用して、このようにしてみました。


 大して確認もしませんでしたが、目論見通りばっちりの大きさ。

 ただしさすがに取り付け穴はまるで違うので、耐圧確保のために+−各々のパターンを少しカットしました。埃が積もらないよう時々チェックが必要ですね。現状メガーで5kVまでは異常ないことを確認しました。


 そしてこれも計算のうち(ホンマか?)だったんですが、トータルで高さが低くなって上空にスペースができたところへ


 高圧ラインの緩衝抵抗を置いてみました。

 赤い線は元々のもの、白い線は以前海の向こうから格安でゲットした15kV耐圧というものです。


 無事完了。


 続いて、Eimacのガス球で飛ばしてしまったツェナの交換です。

 元々は1N2971B(7.5V 10W)というものがついていました。ひょっとしたら当初のものがそのまま生き延びていたのかも知れません…だとしたら悪いことをしてしまったかも(>_<)


 この手のツェナ、いくつかあったはずの在庫が発掘困難(^^;なので、今さらながら初めて「トランジスタでブースト」を試してみることにしました。

 図はHL-2Kからのパクリ。


 元の穴や配線をそのまま使った(そして部品はすべて在庫品)ので、斜めで不細工なのは目をつぶっていただいて(^^;


 アイドル70mA、まあまあではないでしょうか。なおHL-2Kにはあるヒューズなどは今のところ入れてません。


 ダミー相手ですが、今のところ何の問題もなく動いているように見えます。

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このページは、ji3kdhが2012年6月 3日(日) 7:30に書いた記事です。

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